トルンカラスト上映~3/6「トルンカのユーモラスな人形アニメ」 | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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チェコアニメのキャラクターたちを中心にチェコの絵本などを紹介しているチェコ・チェコランドのイベント・商品情報ブログです。

 

”さらば東のディズニー“
イジー・トルンカラスト上映会
~チェコアニメの巨匠が日本を去る2週間~

https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/53714


チェコアニメを築き、
多くのクリエーターに影響を与えた
チェコアニメ最大の巨匠であり、
20世紀を代表する大芸術家、
イジー・トルンカの上映とDVD販売の権利が
3/14で終了します。


そのトルンカ作品の最後の上映を
3/1~3/14まで
アップリンク渋谷で
上映いたします。
https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/53714


上映開始は20時ごろを予定していますが、

正確な上映時間につきましては2月26日(火)21時頃までに発表致します。
 

【チケット発売】

アップリンク会員オンライン先行発売:2月26日(火)22時

一般発売:2月27日(水)10時(オンライン・劇場窓口ともに)


“東のディズニー”の終焉…。
東欧で生まれた
“詩”と“ファンタジー”の世界の
ラスト上映です。

上映後には毎日、
“チェコアニメに命を捧げた男”こと

私、チェコチェコランドが
裏話トークショーをさせていただきます!
おそらく世界で唯一、チェコのアニメと絵本だけでビジネス展開をしており、
トルンカ家と付き合いのある
私だけが知っているエピソードをお話させていただきます。

 

3/6(水)

チェコの人気人形劇のキャラクター

「シュペイブルとフルヴィーネク」を題材にした作品を始め、

ユーモラスでほのぼのした人形アニメの特集

【トルンカの最後のユーモラスな人形アニメ】(計74分)


重厚さと楽しさがいっぱいのトルンカの人形たちが弾けます!


1.天使ガブリエルと鵞鳥夫人(1964年/29分)
監督・美術 イジー・トルンカ

ボッカチオの『デカメロン』を

原作にトルンカが人形アニメにした作品…。

 


ある神父が、美しい夫人に一目ぼれしてしまいます。

 

 

夫人の信心深さに

つけこんで…


なんと

天使ガブリエルに扮装します…

なんて愚かな神父…

 

間違いなく

紙の鉄槌が

下されます…

 

愚かな神父を憐れんでやって下さい。

 

そして

次に上映するのは

チェコでは誰もが見たことのある

人気人形劇

「シュペイブルとフルヴィーネク」

を題材にした

人形アニメ

「フルヴィーネクのサーカス」

トルンカが監督をし、

「探偵シュペイブル」

弟子のポヤルが監督をし、

両作品とも

美術はトルンカが

担当しました。

 

1955年に作られた

両作品…

トルンカとポヤルの

師弟の競作!

 

 

チェコは

人形劇がとても盛んです。

 

チェコには

”どんなものにも命がある”

という考えがあり、

モノづくりがとても盛んで、

とりわけ

人形作りがとても有名です。

 

 

プラハには

いたるところに

マリオネットのお店がございます。

 

 

 

 

 

街の中には

人形劇の劇場がたくさんございます!

 

これは

19世紀、

まだチェコが

ハンガリー=オーストリア帝国に

統治されていたころ

チェコ語の使用を禁止されていたのですが、

ストレスが爆発しないように

”人形劇の公演”だけ

チェコ語の使用が認められていたのです。

 

そのおかげで

人形劇の公演は

熱狂的で

国民的な行事となり、

その熱は

今も続いております。

 

その中でも

ダントツ人気なのが

シュペイブルとフルヴィーネクの人形劇

 

プラハ市内から

地下鉄で北に

20分ぐらいの

駅から歩いて数分の

専用の劇場がございます。

 

左側の大きいのが

お父さんのシュペイブル

右側の小さいのが

息子のフルヴィーネク

 

親子の人形です。

 

連日、満員で

今もチェコの子供たちの

大きな楽しみだそうです。

 

チェコでは切手にもなっています。

 

 

作者は

ヨゼフ・スクパ(1892~1957)で

イジー・トルンカの美術の師匠に当たります。

 

この

「シュペイブルとフルヴィーネク」のお話は

トルンカによって

人形アニメになっています。

 

スクパの亡くなる

2年前の

1955年

フルヴィーネクのサーカス(1955年/23分)

という人形アニメを制作しております。

 

実は同じ年に

トルンカの弟子の

ブジェチスラフ・ポヤルが

監督として

同じく

「シュペイブルとフルヴィーネク」を

題材に

アニメ作品を作っています。

 

タイトルは

「探偵シュペイブル」(1955年/22分)

 

トルンカの

「フルヴィーネクのサーカス」と

ポヤルの

「探偵シュペイブル」は

 

「フルヴィーネクとシュペイブル」を

題材にしておりますが、

ストーリーは違います。

 

心配性の父親シュペイブルと

父親思いながら、

子供らしさいっぱいの息子

フルヴィーネクのお話です。

 

そして、監督は

トルンカとポヤルですが、

美術はどちらも

トルンカが担当しています。

 

まるで、

監督としての力は

どっちが優れているのか

競ったような作品です!

 

これらの作品も

ご覧頂く最後の機会…。

DVDにもなっていない作品です。

1回だけの上映ですので

お見逃しなく!

 

 


≪上映スケジュール≫
☆3/1(金)(※3/14(木)にも上映)
「真夏の夜の夢」(1959年/73分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12440926594.html
監督・美術 イジー・トルンカ


“史上最高の映像美”と呼ばれる
シェークスピア原作「真夏の夜の夢」を
トルンカが最高の芸術品に仕上げました。
当時のチェコアニメの総力を注ぎ込んで
産み出された「真夏の夜の夢」…
夢の世界の饗宴もこれが最後です。

☆3/2(土)(※3/13(水)にも上映)
「チェコの古代伝説」(1952年/80分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441187058.html
監督・美術 イジー・トルンカ


トルンカの“セピア色の大叙事詩”
「チェコの古代伝説」…。
チェコの歴史を描いた壮大な叙事詩で
大迫力のドラマです。
これほどの大作はチェコの人形アニメの中にも
ございません。

☆3/3(日)(※3/12(火)にも上映)
「バヤヤ」(1950年/74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441654803.html


監督・美術 イジー・トルンカ
全編音楽でセリフを奏でているこの作品は
まさしく“極上のオペラ”。
ドラマティックで緊迫感あふれるシーンの連続と
厳かで優しさがあふれるラスト…
人間にとって“最も大切なもの”が描かれています。


☆3/4(月)(※3/9(土)にも上映)
「トルンカの優しい人形アニメ特集」(計74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441898899.html


トルンカの穏やかで瑞々しい人形アニメばかり集めたプログラム!
ポエティックでユーモラスで穏やかに気分になる作品集。
DVDになっていない作品もございますので
是非劇場でご覧ください。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.クチャーセクとクティルカ(1954年/18分)
2.コントラバス物語(1949年/13分)
3.草原の歌(1949年/21分)
4.しものいたずら(1954年/13分)
5.情熱(1961年/9分)

☆3/5(火)(※3/10(日)にも上映)
「トルンカの未来へのメッセージ」(計68分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12442328748.html


トルンカの遺作「手」を収録しています。
この作品は当時のチェコの政府をトルンカ“らしく”
セリフのない映像で大きく非難しています。
トルンカの死後、20年一切の上映を禁止されたこの作品。
その他、トルンカが未来を提言した「電子頭脳おばあさん」
アコーディオン弾きの哀愁を描いた「悪魔の水車小屋」を上映。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.悪魔の水車小屋(1949年/20分)
2.電子頭脳おばあさん(1962年/29分)
3.手(1965年/19分)

☆3/6(水)
「トルンカのユーモラスな人形アニメ特集」(計74分)


上映機会の少なかったトルンカの楽しい人形アニメのプログラム。
ボッカチオの「デカメロン」を題材にした
ユーモラスな「天使ガブリエルと鵞鳥夫人」と
チェコの人気No.1の人形劇「シュペイブルとフルヴィーネク」を題材に
トルンカと弟子のポヤルがそれぞれ監督をした
「フルヴィーネクのサーカス」と「探偵シュペイブル」は
微妙な親子関係を描いた楽しい人形アニメを上映。
期間中1回のみの上映。
1.天使ガブリエルと鵞鳥夫人(1964年/29分)
監督・美術 イジー・トルンカ
2.フルヴィーネクのサーカス(1955年/23分)
監督・美術 イジー・トルンカ
3.探偵シュペイブル(1955年/22分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 イジー・トルンカ

☆3/7(木)(※3/11(月)にも上映)
「陽気なお酒飲みの兵隊シュヴェイクシリーズ」(計75分)


“ビールの国”チェコのお酒のシンボル、陽気な兵隊さんのシュヴェイクを
トルンカが描いた愉快痛快な人形アニメシリーズを一挙全3話上映!
第1次世界大戦中が舞台ですが、シュヴェイクが行くところ
空気が一気に緩くなります!
全作監督イジ―・トルンカ 美術ヨゼフ・ラダ
1.シュヴェイクが行く!「コニャックを探せ」(1954年/24分)
2.シュヴェイクが行く!「列車騒動をおさめろ」(1954年/21分)
3.シュヴェイクが行く!「行き先はどこだ?」(1954年/30分)

☆3/8(金)
「トルンカの素敵な絵のアニメの全て」(計81分)


トルンカの絵のアニメ全7作品のプログラム。
心温まるお話から少し怖いお話までトルンカの宝箱!
“絵本作家”としても活躍したトルンカの“別の顔”をご覧ください。
“詩”と“ファンタジー”のトルンカの世界が全開です!
期間中1回のみの上映。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.おじいさんの砂糖大根(1945年/9分)
2.動物たちと山賊(1946年/8分)
3.贈り物(1946年/16分)
4.バネ男とSS(1946年/14分)
5.おじいさんの物々交換(1953年/9分)
6.楽しいサーカス(1951年/12分)
7.金の魚(1951年/13分)

☆3/9(土)(※3/4(月)にも上映)
トルンカの優しい人形アニメ特集」(計74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441898899.html


トルンカの穏やかで瑞々しい人形アニメばかり集めたプログラム!
ポエティックでユーモラスで穏やかに気分になる作品集。
DVDになっていない作品もございますので
是非劇場でご覧ください。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.クチャーセクとクティルカ(1954年/18分)
2.コントラバス物語(1949年/13分)
3.草原の歌(1949年/21分)
4.しものいたずら(1954年/13分)
5.情熱(1961年/9分)

☆3/10(日)(※3/5(火)にも上映)
「トルンカの未来へのメッセージ」(計68分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12442328748.html


トルンカの遺作「手」を収録しています。
この作品は当時のチェコの政府をトルンカ“らしく”
セリフのない映像で大きく非難しています。
トルンカの死後、20年一切の上映を禁止されたこの作品。
その他、トルンカが未来を提言した「電子頭脳おばあさん」
アコーディオン弾きの哀愁を描いた「悪魔の水車小屋」を上映。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.悪魔の水車小屋(1949年/20分)
2.電子頭脳おばあさん(1962年/29分)
3.手(1965年/19分)

☆3/11(月)(※3/7(木)にも上映)
「陽気なお酒飲みの兵隊シュヴェイクシリーズ」(計75分)


“ビールの国”チェコのお酒のシンボル、陽気な兵隊さんのシュヴェイクを
トルンカが描いた愉快痛快な人形アニメシリーズを一挙全3話上映!
第1次世界大戦中が舞台ですが、シュヴェイクが行くところ
空気が一気に緩くなります!
全作監督イジ―・トルンカ 美術ヨゼフ・ラダ
1.シュヴェイクが行く!「コニャックを探せ」(1954年/24分)
2.シュヴェイクが行く!「列車騒動をおさめろ」(1954年/21分)
3.シュヴェイクが行く!「行き先はどこだ?」(1954年/30分)

☆3/12(火)(※3/3(日)にも上映)
「バヤヤ」(1950年/74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441654803.html


監督・美術 イジー・トルンカ
全編音楽でセリフを奏でているこの作品は
まさしく“極上のオペラ”。
ドラマティックで緊迫感あふれるシーンの連続と
厳かで優しさがあふれるラスト…
人間にとって“最も大切なもの”が描かれています。

☆3/13(水)(※3/2(土)にも上映)
「チェコの古代伝説」(1952年/80分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441187058.html


監督・美術 イジー・トルンカ
トルンカの“セピア色の大叙事詩”
「チェコの古代伝説」…。
チェコの歴史を描いた壮大な叙事詩で
大迫力のドラマです。
これほどの大作はチェコの人形アニメの中にも
ございません。

☆3/14(木)(※3/1(金)にも上映)
「真夏の夜の夢」(1959年/73分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12440926594.html


監督・美術 イジー・トルンカ
“史上最高の映像美”と呼ばれる
シェークスピア原作「真夏の夜の夢」を
トルンカが最高の芸術品に仕上げました。
当時のチェコアニメの総力を注ぎ込んで
産み出された「真夏の夜の夢」…
夢の世界の饗宴もこれが最後です。