トルンカラスト上映~3/4・9「優しい人形アニメ」特集 | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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”さらば東のディズニー“
イジー・トルンカラスト上映会
~チェコアニメの巨匠が日本を去る2週間~

https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/53714


チェコアニメを築き、
多くのクリエーターに影響を与えた
チェコアニメ最大の巨匠であり、
20世紀を代表する大芸術家、
イジー・トルンカの上映とDVD販売の権利が
3/14で終了します。


そのトルンカ作品の最後の上映を
3/1~3/14まで
アップリンク渋谷で
上映いたします。

https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/53714


上映開始は20時ごろを予定していますが、

正確な上映時間につきましては2月26日(火)21時頃までに発表致します。
 

【チケット発売】

アップリンク会員オンライン先行発売:2月26日(火)22時

一般発売:2月27日(水)10時(オンライン・劇場窓口ともに)


“東のディズニー”の終焉…。
東欧で生まれた
“詩”と“ファンタジー”の世界の
ラスト上映です。

上映後には毎日、
“チェコアニメに命を捧げた男”こと

私、チェコチェコランドが
裏話トークショーをさせていただきます!
おそらく世界で唯一、チェコのアニメと絵本だけでビジネス展開をしており、
トルンカ家と付き合いのある
私だけが知っているエピソードをお話させていただきます。

 

3/4(月)・9(土)には

トルンカの優しい人形アニメの短編集

【最後のトルンカの優しい人形アニメ】(計73分)

を上映!
 

トルンカの穏やかで瑞々しい人形アニメばかり集めたプログラム!
これも最後の上映!

今、DVDにも収録されていない作品も多く

是非、この機会にご覧になってください!

 

 

1.クチャーセクとクティルカ(1954年/18分)

人形劇用の人形の

男の子のクチャーセクと…
 

 

 


女の子のクティルカと

 

 


この二人の親代わりのピエロの
3人の朝のお話です。

 

 


しっかりものの女の子のクティルカは、
朝はきっちり起きてきます。

でも、クチャーセクは、朝が苦手です。

 

 



なんとか起きてきましたが、
髪の毛をとくのも
顔を洗うのも
歯磨きも
一人でできません。
 

 

 



まだまだ甘えっ子です。
 

 



そんなクチャーセクをピエロが
優しく、時には厳しく接します。
 

 



さあ、顔を洗ってごらん、クチャーセク。
 



優しいクティルカも手伝います。
 



しっかり準備が出来たら
朝の体操です。

とてもさわやかで、
朝を迎えるのが楽しみになるような
微笑ましいお話です。
 

クチャーセクの朝の頑張りと叱咤激励してあげてください!(笑)

 


2.コントラバス物語(1949年/13分)


チェーホフの短編をモチーフに作られた短編の人形アニメ
 

貧しいコントラバス弾きの男と

 

高貴な女性の
奥ゆかしいお話です。


二人は、恋人というわけではございません。
というより、初めて出会ったのです。


男の方が恋におちました。
でも、告白なんかしません。
いえ、出来ません。
でも、奥ゆかしく、やさしく女性を思いやります。

とてもとても静かで優しいお話です。
美しく和やかな音楽が流れています…。

 

 

優雅な気分に浸れるお話です…

 


3.草原の歌(1949年/21分)

トルンカが創った

西部劇のパロディの人形アニメ

 

トルンカの描く”西部劇”

 

現在、DVDにもなっていない作品ですので、

この機会をお見逃しなく!


4.しものいたずら(1954年/13分)

 

のんびりしたお話


冬の嫌われ者の2人(?)、2匹(?)の”しも”が主人公です。
ご確認までに”しも”とは”しもやけ”の”しも”です。

この2人(という数え方にします。)の”しも”が、
張り合っています。
どちらの”冷気”がすぐれているか?

 


人間に一番に風を引かせた方が勝ち、
という競争をするのです。


くだらない、と言わないでください(笑)
とても微笑ましいと思ってください(笑)

自信満々の両者ですが、
いざスタートしますと、思うようにいきません。
それが人生…。

結構、トホホな結末です。
でも、きっと共感していただけると思います。

2人の”しも”が2Dのアニメで
その他が人形アニメという当時にしては、
画期的で斬新な技法です。
2Dと人形と分けることによって、
”しも”と人間たちの世界が上手にセパレイトされています。


真冬の雪の中の世界のお話ですが、
”寒さ”は一切、感じず、
心がポカポカしてきます。
 

 


5.情熱(1961年/9分)

トルンカの珍しい本格コメディの人形アニメ

 

赤ちゃんの頃から

機械に夢中になった男の

行く末のお話…

 

一体、どんな大人になるんでしょうか?

 

 

この短編集もラスト上映…

 

 

チェコチェコショップでは

販売終了の3/14まで

トルンカのDVDを特別価格税込3千円で販売中!

https://czech-czech.jp/SHOP/114411/248790/list.html

 

 


≪上映スケジュール≫
☆3/1(金)(※3/14(木)にも上映)
「真夏の夜の夢」(1959年/73分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12440926594.html
監督・美術 イジー・トルンカ


“史上最高の映像美”と呼ばれる
シェークスピア原作「真夏の夜の夢」を
トルンカが最高の芸術品に仕上げました。
当時のチェコアニメの総力を注ぎ込んで
産み出された「真夏の夜の夢」…
夢の世界の饗宴もこれが最後です。

☆3/2(土)(※3/13(水)にも上映)
「チェコの古代伝説」(1952年/80分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441187058.html
監督・美術 イジー・トルンカ


トルンカの“セピア色の大叙事詩”
「チェコの古代伝説」…。
チェコの歴史を描いた壮大な叙事詩で
大迫力のドラマです。
これほどの大作はチェコの人形アニメの中にも
ございません。

☆3/3(日)(※3/12(火)にも上映)
「バヤヤ」(1950年/74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441654803.html


監督・美術 イジー・トルンカ
全編音楽でセリフを奏でているこの作品は
まさしく“極上のオペラ”。
ドラマティックで緊迫感あふれるシーンの連続と
厳かで優しさがあふれるラスト…
人間にとって“最も大切なもの”が描かれています。


☆3/4(月)(※3/9(土)にも上映)
「トルンカの優しい人形アニメ特集」(計74分)


トルンカの穏やかで瑞々しい人形アニメばかり集めたプログラム!
ポエティックでユーモラスで穏やかに気分になる作品集。
DVDになっていない作品もございますので
是非劇場でご覧ください。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.クチャーセクとクティルカ(1954年/18分)
2.コントラバス物語(1949年/13分)
3.草原の歌(1949年/21分)
4.しものいたずら(1954年/13分)
5.情熱(1961年/9分)

☆3/5(火)(※3/10(日)にも上映)
「トルンカの未来へのメッセージ」(計68分)


トルンカの遺作「手」を収録しています。
この作品は当時のチェコの政府をトルンカ“らしく”
セリフのない映像で大きく非難しています。
トルンカの死後、20年一切の上映を禁止されたこの作品。
その他、トルンカが未来を提言した「電子頭脳おばあさん」
アコーディオン弾きの哀愁を描いた「悪魔の水車小屋」を上映。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.悪魔の水車小屋(1949年/20分)
2.電子頭脳おばあさん(1962年/29分)
3.手(1965年/19分)

☆3/6(水)
「トルンカのユーモラスな人形アニメ特集」(計74分)


上映機会の少なかったトルンカの楽しい人形アニメのプログラム。
ボッカチオの「デカメロン」を題材にした
ユーモラスな「天使ガブリエルと鵞鳥夫人」と
チェコの人気No.1の人形劇「シュペイブルとフルヴィーネク」を題材に
トルンカと弟子のポヤルがそれぞれ監督をした
「フルヴィーネクのサーカス」と「探偵シュペイブル」は
微妙な親子関係を描いた楽しい人形アニメを上映。
期間中1回のみの上映。
1.天使ガブリエルと鵞鳥夫人(1964年/29分)
監督・美術 イジー・トルンカ
2.フルヴィーネクのサーカス(1955年/23分)
監督・美術 イジー・トルンカ
3.探偵シュペイブル(1955年/22分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 イジー・トルンカ

☆3/7(木)(※3/11(月)にも上映)
「陽気なお酒飲みの兵隊シュヴェイクシリーズ」(計75分)


“ビールの国”チェコのお酒のシンボル、陽気な兵隊さんのシュヴェイクを
トルンカが描いた愉快痛快な人形アニメシリーズを一挙全3話上映!
第1次世界大戦中が舞台ですが、シュヴェイクが行くところ
空気が一気に緩くなります!
全作監督イジ―・トルンカ 美術ヨゼフ・ラダ
1.シュヴェイクが行く!「コニャックを探せ」(1954年/24分)
2.シュヴェイクが行く!「列車騒動をおさめろ」(1954年/21分)
3.シュヴェイクが行く!「行き先はどこだ?」(1954年/30分)

☆3/8(金)
「トルンカの素敵な絵のアニメの全て」(計81分)


トルンカの絵のアニメ全7作品のプログラム。
心温まるお話から少し怖いお話までトルンカの宝箱!
“絵本作家”としても活躍したトルンカの“別の顔”をご覧ください。
“詩”と“ファンタジー”のトルンカの世界が全開です!
期間中1回のみの上映。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.おじいさんの砂糖大根(1945年/9分)
2.動物たちと山賊(1946年/8分)
3.贈り物(1946年/16分)
4.バネ男とSS(1946年/14分)
5.おじいさんの物々交換(1953年/9分)
6.楽しいサーカス(1951年/12分)
7.金の魚(1951年/13分)

☆3/9(土)(※3/4(月)にも上映)
トルンカの優しい人形アニメ特集」(計74分)


トルンカの穏やかで瑞々しい人形アニメばかり集めたプログラム!
ポエティックでユーモラスで穏やかに気分になる作品集。
DVDになっていない作品もございますので
是非劇場でご覧ください。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.クチャーセクとクティルカ(1954年/18分)
2.コントラバス物語(1949年/13分)
3.草原の歌(1949年/21分)
4.しものいたずら(1954年/13分)
5.情熱(1961年/9分)

☆3/10(日)(※3/5(火)にも上映)
「トルンカの未来へのメッセージ」(計68分)


トルンカの遺作「手」を収録しています。
この作品は当時のチェコの政府をトルンカ“らしく”
セリフのない映像で大きく非難しています。
トルンカの死後、20年一切の上映を禁止されたこの作品。
その他、トルンカが未来を提言した「電子頭脳おばあさん」
アコーディオン弾きの哀愁を描いた「悪魔の水車小屋」を上映。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.悪魔の水車小屋(1949年/20分)
2.電子頭脳おばあさん(1962年/29分)
3.手(1965年/19分)

☆3/11(月)(※3/7(木)にも上映)
「陽気なお酒飲みの兵隊シュヴェイクシリーズ」(計75分)


“ビールの国”チェコのお酒のシンボル、陽気な兵隊さんのシュヴェイクを
トルンカが描いた愉快痛快な人形アニメシリーズを一挙全3話上映!
第1次世界大戦中が舞台ですが、シュヴェイクが行くところ
空気が一気に緩くなります!
全作監督イジ―・トルンカ 美術ヨゼフ・ラダ
1.シュヴェイクが行く!「コニャックを探せ」(1954年/24分)
2.シュヴェイクが行く!「列車騒動をおさめろ」(1954年/21分)
3.シュヴェイクが行く!「行き先はどこだ?」(1954年/30分)

☆3/12(火)(※3/3(日)にも上映)
「バヤヤ」(1950年/74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441654803.html


監督・美術 イジー・トルンカ
全編音楽でセリフを奏でているこの作品は
まさしく“極上のオペラ”。
ドラマティックで緊迫感あふれるシーンの連続と
厳かで優しさがあふれるラスト…
人間にとって“最も大切なもの”が描かれています。

☆3/13(水)(※3/2(土)にも上映)
「チェコの古代伝説」(1952年/80分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441187058.html


監督・美術 イジー・トルンカ
トルンカの“セピア色の大叙事詩”
「チェコの古代伝説」…。
チェコの歴史を描いた壮大な叙事詩で
大迫力のドラマです。
これほどの大作はチェコの人形アニメの中にも
ございません。

☆3/14(木)(※3/1(金)にも上映)
「真夏の夜の夢」(1959年/73分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12440926594.html


監督・美術 イジー・トルンカ
“史上最高の映像美”と呼ばれる
シェークスピア原作「真夏の夜の夢」を
トルンカが最高の芸術品に仕上げました。
当時のチェコアニメの総力を注ぎ込んで
産み出された「真夏の夜の夢」…
夢の世界の饗宴もこれが最後です。