モンテなつぶやき -15ページ目

Jクラブの数だけ物語がある。

どっかの誰かさんいわく、韓国代表にあって日本代表にないものは「ツキ」だそうです。


↓そんな馬鹿には吉崎エイジーニョのこれをぶつけてやりたい↓

日本VS韓国 ありそうでなかった! 日韓サッカー徹底比較/吉崎エイジーニョ
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読んだことないけど。

吉崎さんの『オレもサッカー「海外組」になるんだ!』はまじおもしろいっす。

ドイツリーグでプレーしちゃいます、ライターが。

てか、韓国が昨日もし負けてたら相当危うかったこと知らんのかね。



おっと、今回紹介する本はこれ。


モンテなつぶやき-J2白書

2011年J's GOALの「J2日記」を書籍化した毎年おなじみのや~つ、です。


2年だか、3年前にこれの09シーズンを振り返ったや~つ、を買ったときにも書きましたが、サッカーに携わるライター陣の仕事がひとつの形になるっていうのは、大切なことだと思います。

印税の分配ってどーなってんのだろう。

素朴にして下衆い疑問。


月別、テーマ別に昨シーズンを振り返っているのですが、湘南の元選手がフロント入りしてがんばる姿勢や、鳥取のホームスタジアムに込められた想い、押し寄せる数々の苦難に「すべて受け止めて跳ね返してやる」と啖呵を切る熱い監督など、クラブそれぞれの物語を紡いだ素晴らしい一冊ではないかな、と。


J2オリジナル10、最後の砦・サガン鳥栖担当ライター・サカクラゲンさんの想いがこもったコラムは必見ですぞ。

山形的に2008年を思い出すのです。

どしても、鳥栖に自分たちのクラブを投影しちゃうんですよ、共通項が多すぎて。


1年で落ちてきたら怒るでしかし。



あと3つほど寝ると、2012・J2リーグ開幕。

2つの街が新たにキャストとして加わり、22の物語が交差する複雑にしてオモシロイ、魑魅魍魎が跋扈・・・はしないか、えーと、悲喜こもごもの・・・えーと、まぁ、なんだ、楽しいシーズンのはじまりはじまりー、なわけです。



われら山形は千葉で開幕を迎えます。

新監督のサッカーのお披露目。お互いに。

いい加減、2部のままでいいはずのない相手にどんなサッカーを見せるのか。

正直なところ、J1開幕前は怖いという感情が心のどこかにあったんだけれど、今はそんな感情はどこにも見当たりません。

わくわく感の方が大きいです。

もちろん千葉に余裕で勝てるとは思っていませんよ、あっちも必死だろうから。

でも、それを上回るわくわく感がある。


シーズンの開幕戦に参戦するのが初めてだからかもしれません。

いつもホームの開幕戦が観戦一戦目とかだったから(山形はいつも第3節がホーム開幕です。雪国ハンデの勝ち点ください)。



きっと来年も発行されるであろうJ2白書に、どんな山形のストーリーが載るのか。

それは選手次第ではなく、フロント次第でもなく、かといってわれわれサポーター次第でもない。

モンテディオ山形というクラブ次第。ぜーんぶひっくるめたモンテディオ山形次第なんです(あと、円さん次第でもある)。


J2だからこそ、真のクラブ力が試されていると思います。


全力で戦う。選手もサポも。

そして楽しく。楽しさを忘れるとギスギスするから嫌いなんじゃ。


完全に本の紹介コーナーだったことを忘れておりますので、今日はこのへんで閉店ガラガラ。

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↓新加入の永田亮太がだれかに似ているような気がしているのだけれど、思い出せません。有名人じゃなくて自分の周りの人に似てるのかも・・・。というわけで今年は永田推しでいこうかな。試合絡むかな(汗) 永田と聞くと「ゼアッ」と敬礼ポーズしちゃうアナタもポチっと。
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自分たちを守ろうとして自分の首を絞めている。

代表が負けたのは、この試合を海外組を招集した際の連繋構築に充てたザッケローニのミスである、と思います。


来日わずか1日目の選手が高精度のプレーをできないのは、過去招聘した海外の強豪国を見ても明らか。

海外組が増えた今、その対策を講じねばならないのではないかと思います。


代表ネタは以上。



ここからは前回の続き。

日本におけるトレーニングコンペンセーションの問題点について。


Goal.comの香川のページを見ると、移籍金が35万ユーロと表記されています。


香川はフリートランスファーでの移籍のため、契約期間中の移籍にかかる違約金は発生しなかったのですが、23歳以下の選手が移籍する際に、移籍先のクラブは12歳~21歳までプレーしたクラブに対して育成補償金が支払われるためです。


金額は移籍先のクラブの地域やカテゴリーで変わってくるそう。

ドルトムントのブンデス1部は年9万ユーロで計算され、約5年半プレーしたセレッソに49.5万ユーロ(満額の場合)を支払う義務があるが、あくまでも満額なので、その辺は両クラブの交渉で下げることもできるので35万ユーロに落ち着いたんだろう、というのが著者・小澤氏の見方。


このトレーニングコンペンセーション(以降TC)、日本のクラブから日本のクラブへの移籍に対してもあるそうです。

が、なぜかFIFAでは統一されているプロ→プロの移籍とアマ→プロの移籍の際のTCが、日本では別個に設定されている、と。

しかもそれが、明らかにアマからの搾取なのではないか、と著者。


というのも、アマ→プロになる際。直前の在籍団体に上限30万円×在籍年数(5年目以降は半額)、2つ前以前の在籍団体には上限15万円×在籍年数を払わなきゃいけない(15歳~22歳まで)・・・はずなんですが、あくまでも“上限”であるため、満額払わないクラブが多いという。


大卒選手の場合、直前に在籍していた大学に120万(満額の場合)、その前に在籍していた高校に45万(満額の場合)払うわけですが、それすらも払えないんだとか。おかしくないか。


貧乏クラブを応援する身としてはうちのクラブの実態はどうなのか気になるところですが、その払わなきゃいけないお金って別に指導者の懐に入るわけでもない、選手を育ててくれる機関への投資であるにも関わらず、払っていない。払えないんだか、払わないんだかはわからないけど。


そして不思議なのが、プロ選手が別のプロクラブに移籍する場合。

プロA契約の選手がJ1クラブへ移籍する際1年あたり“一律”800万円。J2クラブへの移籍で“一律”400万円。JFLで100万円。一律です、一律。上限ではない。


たとえば、高卒選手が3年プレーして別のJ1クラブへ移籍する場合。

800万×3年で2400万円が移籍金とは別に発生するわけ。

ユース所属の機関も年800万円、ジュニアユースは年100万円なので、ジュニア→ユース→プロで3年だと、100万円×3年+800万円×6年で5100万円請求できるんですって。


これはあくまでも国内移籍限定のルール。


FIFAルールでは日本はアジアの「AFC2」というカテゴリに属しているので、海外クラブが日本の若手を獲得する際にかかるTCは1年あたり4万米ドル。約320万円。

国内移籍の半額以下です。

国内で移籍するより、海外移籍するほうがハードルが低いというわけのわからん現象が生まれてしまい、結局はJリーグの空洞化に拍車をかける制度になってしまっている。


そのくせ、韓国もAFC2カテゴリなので、韓国人若手を獲得する方が日本人の若手を獲得するよりも費用がかからない。


なんかもうわけがわからん。


おそらく、うまく活用すればフリートランスファーで選手を持っていかれる際にも、TCを取れるようにすることでお金をクラブに残すことができるのかもしれないけれど。


現状ではアマクラブから搾取することでJクラブにはうまみがある制度なのかもしれないけど、結局は選手の海外流出に拍車をかけるという、自分たちの首を絞めてしまうアホらしさ。


早い段階で改革が必要な制度ではないかな、と感じます。


・・・以上、すべて小澤さんからの受け売りでございました。


トレーニングコンペンセーションの存在は知っていましたが、正直、詳しくは知らなかったので非常に勉強になりました。



さー、日曜は蘇我行くど。


サッカー選手の正しい売り方 移籍ビジネスで儲ける欧州のクラブ、儲けられない日本のクラブ/小澤一郎
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移籍市場で稼げるクラブを目指して。

来週から忙しくなるので、今日は省エネモード。


とても面白いサッカー本があったのでご紹介します。

サッカーライター・小澤一郎氏の『サッカー選手の正しい売り方 移籍ビジネスで儲ける欧州のクラブ、儲けられない日本のクラブ』(カンゼン)
モンテなつぶやき-正しい売り方

権力大好きな剛腕な人ではありません、念のため。


テーマは選手の移籍について。

契約制度の移行に伴って起こった日本人選手のゼロ円移籍問題や、代理人やクラブとのあり方、欧州クラブの移籍に対する考え方が日本とどう違うのかなどなどなどなど、充実の内容。

面白くて次々にページをめくりたくなります。


昨年、清水からシュツットガルト移籍でのゴタゴタについて書かれた第二章は、清水会長・早川氏へのインタビュー、代理人側の見地を交え、多角的に述べられています。

早めに契約を更新してプロテクトしなかったのは、「今冬の移籍はありませんよ」という代理人(ロベルト佃)側の言葉を信頼したからだ、という早川会長の言葉を聞く限り、岡崎・ロベルト側が道に外れた手段で移籍していったかのように受け取れますが、まぁ、ハタから見りゃ、なぜさっさと契約しとかなかったんだ、と。


フリートランスファーでの主力の移籍は岡崎以前にもあったわけなんだから。


ちなみにシュツットガルト側が1月31日の契約満了前に岡崎と契約したのを問題視しているのも、世界の常識(シーズン最後の試合があった日を契約最終日とみなす)に照らすとなんら非常識ではないそうな。

実際、同じくフリーで移籍していった兵藤や藤本も1月31日の契約満了日前に移籍先のチームに合流してますし、岡崎だけ問題視しても説得力はないよ、ということらしい。


…てな感じで実に勉強になる内容です。

サッカークラブの経営に携わりたい!という人にもオススメの一冊。



清水のようなケースがある一方で長友がFC東京からチェゼーナをトランポリンクラブにしてインテルという世界的ビッグクラブへ移籍したケースを成功の一種として三章で紹介しています。

事実、長友のインテル移籍で得た移籍金(違約金)は約2億。

ご存じかと思いますが、チェゼーナは買い取りオプション付きのレンタル移籍で長友をFC東京から獲得したわけですが、そのようなけしてビッグではないクラブと手を取り合って、日本のクラブもトランポリンクラブもwin‐winの関係を目指すのも手だ、ということを丁寧に書いています。


ほかにも日本人として初めて欧州のクラブでGMを務めた祖母井氏の視点や、代理人の視点、選手側の視点、著者がつながりがあるスペインのメディア関係者、指導者らさまざまな立場の人物の目線で語られる移籍への提言。

読んでおいて損はないかと。


欧州でプレーしたいという多くの日本人選手の夢は、もう夢じゃない時代になりつつあります。

日本にずっととどめておくのは、その選手のためにならないし、ひいてはクラブのためにもならない。

どうせ選手は出ていく。ならば、落とすもんは落として行ってもらう。

今後はそういう流れに持っていかなければならないんだろうね。


それでも本書を読む限りでは日本のクラブには、再び契約満了後の選手にも移籍金を課せるローカルルール復活を願う声があるようです(国内移籍に関するローカルルール設定に関してはFIFAでも認められているらしいけれど)。


本当にそれがクラブを守ることになるのか。

怪しいもんです。


それだったら、現在の移籍制度の中で、いかにうまくクラブを強化していくのかを知恵を絞る方が建設的で生産的。

うまくやればJ1で優勝する賞金よりも稼げるわけです、言い方悪いけれど。


いい素材を獲ってきて、付加価値を付けて、高く売る。

あれ?これって本来日本が得意なはずじゃなかったっけ。


そのいい素材を獲るっていう点でも、現状の日本の制度に大いに問題があるんだけれど、それは次回につづくということで…。


この本で一番気になったのは、実は移籍についてではなく、新人の獲得の際に発生するトレーニング費用と23歳以下の選手が移籍する際に発生するトレーニングコンペンセーションの二重問題。


ちょっと次はそこを掘り下げようと思います。



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↓この本マジおもしれっすよ。ただ誤植が異常に多いけど。わたしに校正させてくれれば大半は防げたと思われますよ。※この本を編集している会社に履歴書送るも選考に残らなかった男のヒガミと思っていただいて結構です(笑)


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