ぶらっくまーさん
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投資のいろは(静観しています)

今は静観していたほうが良いのかもしれません。

 

国際情勢も不確定な要素が多く、国内的にも分からないことが増加してきています。あまり動かない方が良いように思えてきました。

 

今年の収支を考えると既にかなりのリターンを出しているので、確実に取れるところ以外では無謀なチャレンジをしないのが良しと思います。

 

そう言えばいつも家で仕事をしながら聞いているTimesRadioで新しい動画を見ていて(聞いて?)感じたのですが、イスラエルがイランの核施設を攻撃すると、ロシアのプーチン大統領がウクライナの核施設を攻撃することを非難することとの整合性が問われてくるというのがありました。プーチンがイスラエルだってやってるじゃないか、と強弁するということです。

 

そういうこともありなんと思いますが、国際政治なんて道理が通ったことはこれまで一度も無いわけで、そんなに戦争の動機や道徳的部分で整合性や合理性を求めなくともよい気がします。時の覇権国が正しいと言えばそれが正しいのが国際政治でしょう。もちろんそういう覇権国の主張には幾分大衆の支持を得られるかどうかという意味で掣肘を加えられてはいますけれど。

 

いずれにせよ、色々不確定なことが多く、あまり積極的に金融商品の売買を行わなくとも良いのかと思います。ちなみに以前のエントリーで米国債を買おうというのを紹介しました。その時の前後で様々な年限のアメリカの既発ストリップス債を買っていたわけですが、それらの一部が来月から償還されていきます。

 

実際にはこのエントリーで書いている以上の金額を購入しており、結果としてはこちらの米国債を割と金利の高い状況でそこそこ買っていたのは良い選択だったのかと思います。それらが償還された場合、口座の中ではUSDが増加するので、それをどうするのかが今の課題です。

 

アメリカ市場はソフトランディングするとは言え、市場はピークを付けたように思います。一度は長めの調整を行ったほうがその後の伸びが大きくなる気がします。それを考えると大統領選挙が終わって実際に誰か(ハリスか?)が大統領に就任して、そこで拡張的な財政政策を発表するような段階、つまり来年の1月後半あたりから米国市場で積極的に株を買っていこうかと思います。

 

さて日本市場の分析です。

 

 

こちらは日経平均日足の3ヶ月チャートに移動平均線とMACDを重ねたものです。昨日までとあまり変化がないようですが、今週1週間ではそれまでの部分と断裂があり(先日のエントリーで書いた総裁選でのサプライズのこと)、テクニカル分析はあまり有効でないと先日のエントリーで書いた通りです。

 

それでも本日のところで5日移動平均についてはチャート上の断裂を経たデータで描かれているので少し参照しておくと、昨日までは株価の上値がこの5日線で抑えられていました。それが本日は5日線を上抜けています。

 

これはテクニカル的には良い兆候です。

 

一方で石破内閣、というか石破首相の発言のブレが非常に懸念されてきます。総裁選の時に述べていたことやこれまでの持論を悉く翻しているようにも見え、これはよく言えば融通無碍、悪く言えば節操がなく、おそらく党内の重鎮との何らかの裏取引もあったと思いますが、殆どその言葉に信用が置けなくなったと思われます。

 

そういう状況で政権がどうなろうとあまり気にしないのですが、投資をする上では今後も積極的に、しかも予測不可能に為替介入や金利の上げ下げについて言及してくるのか否かというところに着目しています。

 

もしそういう事態が繰り返されるようであれば、ボラティリティが高いわりに成長性に乏しい日本市場から、ちょうど円安が小康状態に戻ったこともあって、このブログでも少し外国株に視点を移して来年中は日本株以外を積極的にトレードすることも考えていきたいと思います。

 

そこでは外国語に堪能である必要も無ければ(堪能であればより良いですが)、日本との慣習が異なることに怯える必要もありません。投資の世界は世界共通なことが多く、言葉の壁は優秀な翻訳機能が殆ど完全にディスアドバンテージを補ってくれます。その上新興国や中国企業も含めて、基本的に英語で決算内容を公表しているので、英語が分かるか、翻訳機能を用いれば細かい情報も容易に入手可能です。

 

少し長い将来を見た時に、自分が日本に生まれたから日本株に、とか日本人だから日本の将来のために、というような考え方はご自身の勇気の無さや世界に目を向けてオブラートに包まれたような日本というレイヤーの中におけるエコーチェンバーから出ることを怖がる心の弱さを証明しているようなもので、急速に縮小していく日本経済を考えた場合、自分自身が私のように海外に飛び出すことは難しくとも、金融資産を海外により多く移すことは人生を見通すときには必要なことだと思います。

 

 

投資のいろは(石破総理の発言)

石破総理の発言が市場を揺さぶっているようです。

 

それで為替が大きく動いています。このことについてみなさんはどう思われるのでしょうか。私はあまり思うところは無くて日本市場で投資をするということは、そういうところで資金を運用するのだから覚えておこう、というだけです。

 

もし石破氏の発言に不満があるのなら日本で投資をすることを止めれば良いわけです。実際私は石破氏のことがある以前から日本を見限っているので総金融資産の1割程度しか日本には投じていません。

 

実際、市場のパフォーマンスで見れば指数の経年的上昇率では日本は大半の国のそれを下回っており、中国市場の半分もありません。アメリカと中国の市場の方がリスクも低いし平均のリターンも高いです。

 

愛国心ゆえに日本に投資をしたいというのなら、それは是非やってほしいと言うだけです。ただ奇妙なのは投資以外で、例えば仕事で愛国心に訴えて低い賃金で働いてくれ、という話になれば大半の人が激怒すると思うのです。投資の場合だけリターンも悪く政府が国際的な原則を破ってちょくちょく市場に介入するような発言をする市場に愛国心を引き合いに出して投資をせよというのは錯誤も甚だしいと思います。

 

単純に、こういう市場だと知った上で投資を続けるか、こういう市場だと知ったので資金を引き揚げるのか、とてもシンプルだと思います。それ以外に何かあります?

 

不愉快だ、という感想を言う人のことが理解できません。誰もそんな場所に資金を投じろと命令していませんよね。分かっていたはずです。日本市場がどういうところか。

投資のいろは(様子を見よう)

以前のエントリーで書いたように今週テクニカル分析をするのは尚早でしょう。

 

日中の動きがナイトセッションで否定されるような動きがあって、毎日売買をされているような方だと、買いでも売りでも結構損失を出していると思います。

 

日本の新しい内閣はかなり政策を岸田政権から引き継ぐようで、保守的な政権運営をするように今は見えます。そうした継続性は市場が非常に好感するところなのでそこは評価されるべきだと思います。

 

いずれにせよ、推奨しているように日本の金融機関株は買いだと思います。今週の指数の動きとは異なり安定的に推移しています。あまり下がらなかったことが残念ですが買ってみて損は無いと思います。

 

それから中国市場が中国政府と中央銀行の巧みなタイミングでの緩和措置で急速にセンチメントが好転していることは特に日本にとっては良いことになっています。日本にとっては中国市場が頼みの綱なので。

 

個人的心情や何かがどうあれ、現実をきちんと知る、物を知るというのは投資においてはとても大切なことなので、日本の企業が中国市場へのアクセスをしやすい点で他国よりも中国市場の動向に左右されやすいとこは理解されるべきです。

 

また、日本の企業人がそうした中国といらぬ軋轢を生むような政権を決して望んでいないことも知っておくべきです。

 

投資のいろは(陰の陽はらみ)

本日のチャートはタイトルの通りとなりました。

 

そして現在NY時間となり、ナイトセッションで日経平均先物が一気に本日日中の上げの分を打ち消すような下落をしています。

 

これを見るとやはり先週と今週とでチャート上に断裂があるためもう少し様子を見てからテクニカル分析をするのが正しいように思われます。

 

需給は幾分改善しています。ただ、それも一概に良い状況と呼べるかどうか疑問があります。不確定要素がまだ多いため、特に信用取引を手控えようという考えのもとで先物やオプションの出来高が細っているのかな、という気もします。

 

一方オプションで下落にヘッジをかけている身としては幾分認めにくい事実ではありますが、日本株にとって追い風が吹いている部分もあります。例えば中国では財政出動と中央銀行の緩和政策をミックスさせることで市場が暴騰しています。

 

この辺り、中国経済の底打ちが23年4Qか24年1Qに起こっていたのを見ていると、そこから景気が横這いになって幾分上向きそうだという局面になった時にそれを強力に後押しするようなタイミングでこれらの政策パッケージを行ったのかという感じです。今のところ市場はこの政策を非常に好感している動きをしています。

 

中国は急速に成長を遂げたため、他の先進国ほどにはレガシーコストが大きくなく、政策をかなり柔軟に展開できるということは大きな強みだと思いました。

 

最近、香港や上海で日本やアメリカに資金を投じるファンドが相次いで設立されています。そこらあたりを見ても、中国市場が今のように急速にセンチメントを好転させている中で、市場が過熱しきって調整含みになると、そこから大きな利益を得た市場参加者が日本やアメリカに資金を振り分けてくるように思えます。

 

これはかなり日本株にとっても良い影響を与えるでしょう。

 

しかしなんとなく、そうした良い風を受ける前にいくらか大きな調整をもう1度くらい挟みそうだと考えるのは、私がそういう場合に利益を得られるため、これがポジショントークということになるのでしょうか。

 

前回のエントリーでも書いたようにイベントがあってチャートのギャップが生じていますから、まだテクニカル分析をするのは時期尚早ではありますが、一応チャートを見るだけは見ておこうと思います。

 

ちなみに金融機関株を買うことは本日でも推奨したいと思います。

 

 

こちらは日経平均日足の3ヶ月チャートです。黒の実線はこの3ヶ月の安値と高値でラインを引いたものです。広い意味での三角持ち合いが起こっていると言えると思いますが、これを下に抜けるような気配を感じます。

 

 

こちらは同じ日経平均日足の3ヶ月チャートにボリンジャーバンドを重ねたものです。以前にも何度か説明していますが、このように+2σあたりにタッチして下落し始めると基準線を抜けた場合に最低でも-1σを抜けることが多いです。

 

ちょうどこのチャートで7月のところでもそういうことが起こっています。それを考えると基準線が37500円近傍にあるため、そこを抜けるかどうかというのは結構大きなポイントになるように思います。そして最初のチャートで見ると、そのあたりが下値を結んで引いた実線のところとも重なります。

 

だから幾分警戒したほうが良いと思います。

 

日本で政権が交代したことについては、新しい内閣の経済政策や財政出動の規模などが単なる言葉ではなく具体的な政府方針として出てこない限りはその方向性について論じることが出来ません。少なくとも中央銀行に利上げを停止するよう圧力をかけるというような、おかしな総裁ではないようなので大きな意味では岸田内閣の政策を引き継ぐのではないかと思います。ただ、それも最終的には総選挙後に新内閣が安定性を持ち始めて霞が関が来年度に向けて政策を煮詰めた予算編成を行う過程でどの程度影響力を発揮してくるのかというのが見物です。

 

内閣の陣容を見ると地味ですが仕事の出来る閣僚を枢要なポジションに配置しているのでこれが上手く動き出すと財界は一気に石破内閣と距離を縮めてくるでしょう。投資家も安心感を持ち始めて市場が落ち着いてくると思います。

 

なのであまり早合点せずにまずは石破内閣の仕事ぶりを見てみましょう。

 

本当はちょっとだけ昨日の暴落におかしなネーミングをつけた人やそれを使っている人に皮肉のひとつも言いたくなりますが、まぁ、そういう人はどっちにしろ投資の世界で長く残る人ではないのであまり気にしないことにしましょう。

 

前回のエントリー、あれ、かなり深酒をして書いていたのですが、読み返すと個人的心情が前面に出てきて情勢分析に間違いは無くとも中々恥ずかしい内容だと思いました。それもあって本日はそういう部分について自制しておこうと思います。

投資のいろは(銘柄選定)

株価に影響を与えるイベントがほぼほぼ終わったようです。

 

そこでここから現物株を買っていくタイミングだと思います。特に金融機関株は来週、バーゲンセールという価格になるでしょう。

 

私はりそなHD(8308)を更に買い増す予定です。来週は月曜日に暴落して、その後も買い材料がないので下押しする可能性がありますが、それは先週自民党総裁選で勝手に期待で買っていた人たちが市場から退場するプロセスの一部なので、株価自体は底なしの動きになるという気はしません。

 

オプションでプットバックスプレッドを持っている身としてはどこまでも下がってほしいわけですけれど。現実的には下がるは下がるけれど8月上旬のような大きな下落はあまり期待していません。

 

そこで適当な時期に金融機関株を買っていこうと思います。

 

私は元々将来的に日本国籍を放棄してしまう計画なので日本の未来に一切興味がありません。けれどもこれが面白いところで本来日本を憂いていると思しき所謂『ネトウヨ』と呼ばれる人たちが今回の自民党総裁選で、最も日本の未来を崩壊に近づけるようなアベノミクスの継承者たる高市氏を高く評価し、反対に日本との接点が増々少なくなり、もはや日本の将来などどうでもよい私のような人間が多少の痛みを伴うにせよ、金融の正常化こそが将来の日本の為だと思う、というエントリーを書いているというこの事態には些かシュールなものを感じてしまいます。

 

ただ、これで2013年に起こったことがどういうことなのかよくわかると思います。あの時にも各種世論調査で8割の人達が黒田&安倍ペアを歓迎していました。今回もそれに似ていますよね。

 

そして尚分かることは、ああした黒田&安倍ペア、この両人は最大の国賊と言っても良いのですが、そのおふたりがなさったことの影響を今のように受けている一般大衆は、今また懲りずに高市氏というそのモンキーモデルを熱狂的に歓迎したというわけです。これが凄いことだと言わずに何が凄いことでしょうか・・・

 

さらに言えばこのエントリーを読んでいる人たちも分かると思いますが、私が日本、およびそこに暮らす大半の日本人を10年以上前に見限ったことも、このありさまを見れば共感されるものと思います。

 

とりあえずそれは置いておくとして、りそなHDのチャート分析と日経平均の動きを見ておきたいと思います。ただ、月曜日からは全体的に大きくチャートにギャップが生じるため、チャートを分析してトレードするのは賢明ではありません。

 

とりあえず本日のエントリーでは私の勘の比重が大きいと予め断っておきます。

 

まずは日経平均(先物)から。

 

 

こちらは日経平均先物日足の3ヶ月チャートにボリンジャーバンドと出来高を重ねたものです。出来高については金曜日のナイトセッションだけのものです。

 

それにしてもこれを見るとかなりの人達が莫大な含み損を月曜日に抱えることが分かります。先週の高市ラリーで買い向かった個人は多いと思います。月曜日は総裁選が自分の思うようにいかず、その上投資ではそこそこ大きな含み損を抱えてかなりバラ色の1日を過ごせると言ったら皮肉が強いでしょうか。

 

高市氏が掲げているような政策は典型的なポピュリズム的政策であって、元々反知性主義、というよりも非知性主義とでも呼ぼうかと思う、そういう思想にどっぷり首まで浸かった所謂ネトウヨと呼ばれるクラスターに属する人々はとにかく徹底的に市場の洗礼を受けて早めに私たちのような玄人に資産を移転すべきだと思います。

 

少し話が逸れましたが、上のチャートを見れば分かるように基準線のすぐ上のところまでナイトセッションで来ています。今の情勢だとこの基準線を割る可能性はそこそこあり、明日買いから入るのは少しリスクを勘案して十分熟慮されてからの方が良いでしょう。以前からこのブログで幾度となくお伝えしているように、私は投資においてはファストインファストアウトなのでリスクを恐れずに人より先に動くことが多いです。けれどもここを読んでいる人たちにおかれましては、私が行動した後に行動したほうが良い結果が出ると思います。

 

 

こちらは同じ日経平均先物日足の3ヶ月チャートに移動平均線とMACDを重ねたものです。こちらも25日線のすぐ上で引けていますが、これを抜いてくる可能性は高く、MACD的にもここから下落が続く可能性を見ることができると思います。

 

私は基本的に水準について話すことはあまりなく、どう動くのかを考えるわけですが、このテクニカルを見ているとやや深押しする可能性はあるのではないかと見ています。具体的には36000円台を一度見に行く可能性は高く、瞬間的には35000円台にぎりぎり入ってくるタイミングを想定したほうが良いように思います。

 

 

こちらはりそなHD(8308)の日足3ヶ月チャートに移動平均線とMACDを重ねたものです。こちらは愚かなポピュリストが総裁選に立候補して、利上げを否定するような言動をしたために、直近の下落が顕著です。

 

しかし最後の最後できちんと正しいことが為されたため、ここから月曜日には市場全体に押されてもう一段の下落があるにせよ、そこが絶好の買い場だということは間違いないと思われます。金融機関株はここに限らず似たようなチャートをしているので、打診買いを入れていくのは良いのではないかと思います。

 

私がりそなHDを買うのは単純にそこに口座を持っているからであって、それ以外に金融機関株の中からここを敢えて選んだ理由はありません。

 

来週の下落の大きさとそのスピードを見てから更に先のトレードの方針を決めていくことになると思います。とりあえず日本の未来を無茶苦茶にする可能性のあったポピュリスト候補が自民党総裁に選ばれなかったことは良かったのではないでしょうか。

 

これを私が書いていることが皮肉以外の何物でも無いのです。

 

真の売国奴は高市氏や、それを熱狂的に支持するネトウヨというクラスターに属している人々だということを繰り返しお伝えしたいと思います。

 

そしてそうした人々は元々非知性的人々で世の中の詳しいメカニズムなどは分からないのです。しかしそうした人々の声が大きい。しかも日本においてはこれらの人々が小さいながらもプレゼンスを持っている。

 

そこから早く脱出しようと考える私を誰が非難できますか?

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