投資のいろは(米国債を買おう:実践編) | ぶらっくまーさん

投資のいろは(米国債を買おう:実践編)

誰しも何をするにも初めての時というのはあるものです。

 

最初は色々不明なこともあるけれど、実際に手掛けてみれば実はたいしたことが無かったということは多いです。そして何よりもそうして新しい経験を自分で積むことが重要だったりします。

 

前回のエントリーで米国債を買おうというのをアップしましたが、今日はそれの実践編です。これを読む多くの人と私で異なる点があるとするなら、それはおそらく使っている証券会社がそうかもしれません。それに加えて私はドルに紐づけられた資産が多く、現金としても口座内にドルの方が多いため、米国債を買う時には通常米ドルで米国債を買うということになるため、日本円で口座内でその時にレートでドルを買って、そのドルで米国債を購入するというプロセスを取らないことです(後述します)。けれどもどの証券会社でも大体取引のプロセスは似通っているはずで、また、米国債を扱っている証券会社なら何らかの形で外貨取引は出来るはずなので、あまり大きな問題ではないでしょう。

 

しかし今回は敢えて円を口座において、そこから米国債を買うというプロセスについても試してみることにしました。私自身、この買い方は初めてのことだったので、やはり経験という意味で新しい知見を得られました。

 

以下の取引はSBI証券で取引した場合のものです。

 

 

 

SBI証券の場合、ログインして、上にあるように『取引』→『外貨建債券』→『既発債』と進みます。すると一番上のような画面が出ます(タブ自体は下の画面を見てください)。そこでトレジャリーストリップス米ドル債の中から購入するものを選びます。今回は23年11月15日に償還を迎えるものと、24年11月15日償還のものをそれぞれ100ドルずつ購入します。

 

さて、こちらの口座は実験用の口座で現金をあまり入れていませんが、今回そこに少し現金を入れて、色々な表示がどうでるか試してみました。

 

ここで申し込むを押します。すると次の画面になります。

 

 

注文画面の一部を拡大していますが、ここを見ると分かるでしょうか。『外貨決済』とすると、この口座では70ドル程度しかドルを保有していないため、当然購入するにはドルが足りません。そこで、この外貨決済を円での決済に変更します。

 

 

このように円貨決済とすると注文が通ります。ちなみに、ここで本当は買い付け数量のところを『+』を押して100にする操作があるのですが、スクリーンショットを撮りそびれました。そこは自分でやってみてください。

 

 

次に取引における注意事項の確認です。投資を行う時に、この注意事項を毎回確認する必要はないと思います。一方で、投資は学校の授業とは異なり自分で少しずつ知識を得ていくものです。そこに丁寧に教えてくれるメンターはいないと思ったほうが良いわけで、最初はこの注意書きもただ読むだけではなく印刷して保存して何度も繰り返し読んで、暗唱できるぐらいにしておいても良いと思います。そうすれば2回目以降、あるいはここを読む皆さんが将来大資産家になって今度はみなさんが自分の投資法を周囲の人々に伝えるような場面で、要点を要領よく説明できるはずです。

 

 

注文をしてそれが約定するとこういう画面になります。しかし今回円から直接米国債を購入するにあたって分かったのが、証券口座内でドルを購入してというプロセスが入るからのようですが、実際にはこの注文を昨日の夜に出しています。そしてそれから本日の何時ごろだったか、いずれにせよ少し長い期間、注文が取り消し可能な状態でした。アメリカ市場が開いてからもしばらくそんな感じだったようです。つまり取引が成立するのに相当な時間がかかっています。

 

予めドルを保有していると、アメリカで市場が開いている時間帯に注文を行えばリアルタイムで取引が行われるはずなので、これはちょっと面倒だと感じます。

 

もっとも、これは短期で売買するようなものでもないので、1日程度のラグなど誤差のようなものでしょうが。いずれにせよ、これは取引の金額としては25000円程度のものです。ここを読む多くの人の手持ち資金の量は知りませんが、何人かの知っている人のものだと、投資に振り向けている額のうちの僅かな量だと思います。

 

だからあまり意味が無いと思われるでしょうか?25000円で米国債を購入して、来年の11月15日その時のレートで100ドル分が償還され、再来年の24年11月15日もう100ドルが償還される。それだけですからね。

 

でも重要なことがあります。

 

日本人でもアメリカ人でも、生まれてから死ぬまでにこの取引を行ったことがある人は全人口の0.01%もいません。

 

それを自分でとにもかくにも実行したのです。ひとりでね。