トーア復元研究所へのご依頼は
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縮んだマフラーを伸ばす
ご依頼品の到着
今回は名古屋の個人のご依頼主からのご相談でした。 最初、お問い合わせはグーグル検索経由でメールで届きました。
「おはようございます
はじめまして〇〇と申します
ウールのマフラーを
誤って洗濯してしまいました
妹にクリスマスプレゼントに
もらった大切な物なので
復元をお願いしたいのですが
よろしくお願いします」
という内容でした。 そこで
「お問い合わせありがとうございます。
ウールの縮み直しは税込4400円です。ただし、
固さとご希望の縦、横の伸ばしてほしい長さは、
池森」
とご返信したところ、
「
こんにちは、
早速のご連絡ありがとうございます。
長さをできるだけ伸ばして欲しいです。
一度送ってみてもよろしいでしょうか?
見ていただいて可能かどうかを
判断していただけますか?
よろしくお願い致します。」
ということで、早速、ご依頼品が到着しました。
開けてみましょう。
中には丁寧なお手紙も同封されていました。
ではマフラーを見てみましょう。
「工房織座」のマフラーです。妹様からのプレゼントとのことですが、センスの良さが伺われますね。
現在の状態を見ただけでは、最初の長さは分かりませんが、マフラーがだいぶ歪んでいるのは分かります。 おそらく洗濯してしまったことも問題ですが、脱水がきつくされてしまったのが、一番影響しているようです。
成形前の実寸計測
まず初めに行う作業は「現状のサイズを測っておくこと」です。 写真付きの詳しい買うてはこちらをご参照ください。。
縮んだマフラーの成形作業開始
ではアイロンを使って「成形作業」を始めます。 写真付きの詳しい工程はこちら。
まとめ
縮んだニットのお直しは「伸ばせるかどうか」にかかっていますが、その縮み程度により結果はあらかた決まってしまいます。 手に取って「明らかに固くなった」という場合は、伸ばすこともほぼ無理と言っていいでしょう。
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