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では昨日の予告通り、今回はクリーニング屋さんからの
「アルマーニのコートの芯地がくしゃくしゃになった」
というご依頼品の復元記事です。
お電話の後、宅急便が届きました。
なぜか個人名でも届きます(笑)。
開けてみると、
中ワタの入っているコートです。 たしかに不自然なシワが全体
に見られます。
エリにもワタが入っていますが、やはり変なシワが出来てます。
説明書きには、
「(要約)このコートの表生地にはポリウレタン樹脂を貼り付けてありま
す。 ・・・・ 」
と書いてあります。 特に
○クリーニングは専門店にお出しください
○2年ほどで寿命が来ます
という部分は引っかかります。 専門店に・・・と書かれると、今回の
ように失敗すると、メーカーさんは決まって、
「そこは技術力が低いからなった」
という言い方をするからです。 また2年で寿命がくるために強度劣化
その他の状態になることがある、ということですが、決して安くない
ブランド品コートがこんなに短い寿命の素材を使っていることは
承知の上でお客様は購入しているのか? と疑問に思います。
ちょっとハンガーに掛けてみましょう。
こうすると、シワの原因が分かりました。
これは以前もこのブログでご紹介した
「ゴアテックスの剥離後の再接着」
と同じで(過去記事)、中の接着芯地(おそらく防寒効果のある
接着シート)がクリーニング工程で一旦剥がれ、その後、別の
位置にくっついたために、中で
「くしゃくしゃ」
になったことが原因です。 確かに、ご依頼主のクリーニング屋さん
は、
「洗ってタンブリング(乾燥機で回すこと)したら、なってしまった」
とおっしゃっていました。 ゴアテックスのような素材は、熱を
加えたり、激しく摩擦されたりすると剥がれやすくなります。
特に水洗いなどした場合は、それが顕著に現れます。
これを直すには、コートをほどいて
中の接着シートを剥がして、新品を貼り直すしかありません。
では、明日直したところをご覧に入れますね。
















