「DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

さっそくですが今回鑑賞した作品はコチラ

 

【DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望】

 

幼い頃はいつも一緒に海で遊んだけれども

今は別々の人生を送る姉メイ、妹ドリュー

姉妹は久々に二人であの頃のように海へ!

僻地の絶壁の上に車を駐車し崖下へと降り

普段は人が近づかないビーチで装備を装着

桟橋から海底洞窟を目指してダイブ。。。

蒼く美しい景色が広がる海を下へ下へ下へ

 

(深く静かに潜航。。。)

 

インカムで会話をしながら狭い岩場を抜け

日の光が届かない真っ暗な岩のトンエルへ

ここで天井のくぼみに部分にエアーを溜め

緊急時に備え大きめの"酸素溜まり"を作り

その中に入りマスクを外し一休みしながら

あまり会えない姉を心配しているドリュー

「大丈夫なの?」と思い切って言葉で伝え

 

(本音を口にするドリュー)

 

しかしメイは無言でマスクを被ると水中へ

感情を表に出す妹と感情を抑える姉。。。

そのまま黙々とひとり先行するメイの後を

「何か言ってよ!」

そう声を掛けながらドリューが追いかけて

と、その時!崖が崩れた?いきなりの落石

 

(無数の岩石が降り注ぐ!)

 

壁際に避けたドリューは無事だったけれど

直撃を受けた?メイは海底へと沈んでゆき

わずかな明りを頼りに姉を探すドリューは

海底まで降りて岩場にリールの糸を結ぶと

「私ならできる」自分に言い聞かせ探索し

微かに繋がる無線から聞こえる姉の指示で

着いた先には巨岩に足を挟まれたメイが!

 

(最悪の状況。。。)

 

押しても引いても人の力で動くはずもなく

メイのエアー残量はもっても約25分。。。

そこでメイはドリューに命運を預ける事に

「これから言う事を覚えて」

不安そうなドリューを見つめながらメイは

・時間がないから減圧しないで海上へ

・海上に出たら電話で助けを呼ぶ

・岸にある2本の酸素タンク持ってくる

・車にある2本の酸素タンクを岸に運ぶ

・岩を動かすカージャッキを持ってくる

・海上に出たらアラームを20分にセット

・アラームが鳴る前にまた戻ってくる

やるべき事が多く混乱するかもしれないが

落ち着いて行動すれば大丈夫と告げるメイ

 

(妹を気遣うメイだが)

 

(あ。。。ダメかも?)

 

指示を覚えたかは微妙だけど行動を開始!

ところが岸に上がったところで問題が発生

海中の落石の原因となった崖崩れによって

肝心の酸素タンクが岩に埋もれてさぁ大変

押しても引いても。。。って、無理でしょ

ならば?岩の隙間から引っ張り出そうとし

腕を突っ込んだドリューはハッ!と気づく

 

(やっぱダメかもw)

 

今更ながらアラームをセットしたドリュー

岸のタンクがダメなら?崖上へとダッシュ

車の中のタンクを。。。って、鍵がない!

で、四の五の言ってられない?石を手にし

ガシャーン!ガラスを割りタンクをGET!

次はトランクのカージャッキだけど。。。

そりゃ鍵がないんだからトランクも開かず

 

(ん~~~~!)

 

外がダメなら内側から?シートを切り裂き

トランクに腕を突っ込むけどやっぱ無理!

とりあえず酸素タンクを担いだドリューは

崖を駆け下り途中で1本ゴロン落としたが

気にすんな?もう1本を抱えると急ぎ海へ

と、その時!沖を進む漁船?が目に入って

「助けて!」なんて手を振るドリューだが

 

(それはコッチのセリフw)

 

ま、漁船が気づいてくれた気配があるけど

もうそんなのには構っていられない状況?

海上で何が起きてるか知る由もないメイは

必死に平静を保ち妹が戻るのを待っていた

すると近づいてくるライトの明りが見える

「ドリュー!」

信じて待ち続けたメイに妹が告げた言葉は

 

(てへぺろ?)

 

メイの心中を察するに余りあるとこだけど

さすがに落とした責任を感じているのか?

ドリューは素潜りでタンクを探してくると

まだ残量がある自分のタンクをメイに渡し

落としたタンクを探し暗い海に消えてゆき

と、タンクを渡されて何かに気づいたメイ

装備のチューブが破損し穴が開いている?

 

(ウソでしょ?)

 

そっと指で押さえて空気の漏れを応急処置

で、ドリューが落としたタンクを拾い戻り

そのタンクを受け取ったメイはドリューに

・減圧してから海上に出る

・破損したチューブを修理する

・カージャッキは必須!

「ほんとお願い」と念を押して指示を出し

 

(こりゃダメかもw)

 

と、海上近くで待機し減圧するドリューは

あの漁船が近くまで来ているのに気づく!

「助けてもらえるかもしれない」

無線でそれを聞いたメイだが危険すぎると

減圧を指示するもドリューはそれを無視!

しかし海上に出ると漁船の姿は消えていて

そのうえ減圧症でドリューは意識朦朧とし

 

(お、おえぇぇぇ。。。)

 

ともかく急ぎ車に戻ったドリューは車内で

地図を見つけ記されている"印"に気がつく

「家かも?」一縷の望みに賭け全力疾走!

荒れ地の先にあったのは。。。古い教会?

緊急事態だから神も許す?と窓を割り侵入

緊急事態だからと物色して金槌を手に入れ

緊急事態なのを知らせるメモを残し。。。

 

(分かりやすいSOSですw)

 

その頃、メイは酸素を無駄にしないように

静かにジッとして何も考えないように集中

しかしドリューに対する想いが頭をよぎる

「私が失くしたものを思い出させる」

「お姫様気質のあんたに何が分かる」

自分は姉らしさを強要され妹は自由奔放に

あの空気溜まりで本当は言いたかった言葉

 

(秘めていた本音。。。)

 

ハッ!と我に返ったメイは岩の間であがき

一方、金槌を手に入れ車に戻ったドリュー

トランクの鍵穴にナイフを刺し金槌で叩き

って、これで。。。開いたら世話はない?

さすがトヨタ車?びくともしないトランク

焦りと怒りでぶちキレたドリューは。。。

最後の手段?車を押して崖下に突き落とす

 

(よし!じゃねぇよw)

 

いやいや、トランクが開くとは限らないし

これで爆発炎上とかしたら最悪だろ。。。

なんて思っていたらトランクが無事開く!

ところがこんなに苦労してまで開けたのに

必須アイテムのジャッキは見当たらない?

代わりにパンク修理用のスプレーがひとつ

これでどうすんのよ。。。ドリューは絶望

 

(あらら。。。残念)

 

メイが妹を羨む幻覚を見る一方ドリューは

トランクの救急キットからテープを見つけ

テープとスプレーを使ってチューブを修理

落ちてた棒と残してたタンクを持ち海底へ

棒を使い"てこの原理"を試す姉妹だけれど

そんな簡単に巨岩が動くはずは無く。。。

更に持ってきたタンクは崖で落とした方で

 

(ゴロンで破損したのね)

 

ここでもう一度巨岩を動かそうと試すけど

肝心の棒が折れてしまって万事休す。。。

日頃の行いが悪い?教会を荒らしたから?

ともかく万策尽きたうえ酸素の影響なのか

メイは頭が回らず判断力が急激に低下して

「パパなら。。。パパならどうしたかな」

ドリューが口にしたその言葉を聞いたメイ

 

(思わず声を荒げ。。。)

 

メイとパパ、ドリューとパパに何かある?

諦めかけたその時!ドリューがピンとくる

浮力のサポートをする"BCジャケット"を

エアジャッキの要領で使えばとメイに提案

タンクの空気を入れジャケットを膨らます

しかし安全弁が作動して空気が駄々洩れし

すると完全に諦めたメイは妹にお礼を言い

 

(いや、ほぼほぼ。。。)

 

が、「諦めない!」そう言うとドリューは

マスクや装備を外し一気に海面へと浮上!

当然?激しい減圧症に襲われて気絶。。。

朦朧とする意識の中でパパの姿を目にして

一方でメイも朦朧として幻覚幻聴に襲われ

幼い頃の記憶、厳しかったパパ、嫌いな曲

差し込む日の光の中で踊るように泳ぐ人影

 

(走馬灯のように流れる映像)

 

「ごめんなさい」暗闇の中で口にするメイ

と、諦めかけたその時!ドリューが戻る!

手にしていたのはパンク修理用のスプレー

空気の漏れならコレにお任せ!一発補修!

ジャケットの中に補修液を注入してゆくと

パンク修理の補修液が安全弁の穴を塞いで

今度こそ!空気注入!ジャケットが膨らみ

 

(巨岩が動きメイが脱出!)

 

が、無理したドリューが酸欠でダウン寸前

しかし減圧しないで海上に出てしまったら

今度こそドリューは命を落とす事に。。。

メイは空気溜まりを減圧室代わりにすると

妹を運び込み壊れたタンクを取りに海底へ

タンクを運び弁を壊し空気溜まりに送るが

もう既に弱ったドリューは既に溺れていて

 

(今度こそヤバいかも?)

 

「起きてよ!クソお姫様!」

そう叫んでメイは必死にドリューを蘇生!

すると声が届いた?ドリューは気がついて

「来年は私が旅行先を決める」

笑顔で話すメイをドリューが笑顔で見つめ

互いに支えて岸に上がった二人が抱き合い

で、エンドロールへ

 

(心の距離が縮まった?)

 

ダイビング中だった姉妹が落石に見舞われ

片方が巨岩の下敷きになり海底で動けない

それをポンコツなもう片方が助けようとし

ドツボにはまって事態がより悪化してゆく

シチュエーションスリラーでした(*^^)v

アレ?前にこれって観たような気がする?

なんて方も間違いなくいると思うのですが

ノルウェー、スウェーデン、ベルギー合作

 

「サイレント・ウォーター(2020年)」

 

あの作品のドイツ版リメイクなんですよ!

って、私も"X"の方で教えてもらったので

偉そうなことは言えないんですけどね(笑

 

ま、リメイクとはいえ様々な違いがあって

一番の変更点は海底で待ちぼうけするのが

元作は妹で本作は姉でポンコツはそれ相応

あとは人によって?は重要な変更点ですが

元作ではワンちゃんが死ぬシーンがあって

本作は誰も死なないし動物も無事でしたよ

あとサメ。。。じゃなくてシャチも出ない

他にも大小様々な変更点があったんですよ

おかげで似て非なる別作品として楽しめて

元作は脱出の過程を主として描いてるため

スリリングなパニック映画な感じでしたが

本作は姉妹の心境の変化や成長を中心にし

人間ドラマを中心にし描いてる感じでした

姉を救おうと愚直に命がけで行動する妹は

ポンコツ過ぎてツッコミどころ満載ですが

次第に成長して最後には自分で判断できる

その姿は観ていて応援したくなりましたね

で、常に平静を保って救出を待つ姉だけど

妹を信じる一方で奔放な妹にどこか嫉妬し

追い詰められた状態で遂に本音を吐露して

それもあり妹とのわだかまりが解けるのは

グッとくるものを感じる事ができましたね

ただ、ドラマパートがメインだってのに?

細かい説明とか解説なんかがないんですよ

幼い頃に姉妹が海で楽しげに遊ぶ光景とか

パパが厳しくダイビングの指導をする姿と

セリフなどは無くただ映像だけを見せられ

もしかしてパパは既に故人なのかな?とか

妹だけを可愛がる?様子が見てとれたので

だから姉は妹を"お姫様"と呼んだ?だとか

姉が妹に嫉妬する原因はそこにあるのか?

なんて全て想像して観るしかないんですよ

当然ですがそれが作品の面白さでもあるし

そういう演出なのは分かってますが。。。

「見て察しろ!」なシーンばかりとなると

ちょっと辟易してきちゃいますよね(-_-;)

それと教会に残したあのSOSのメッセージ

神様に届いたかも描いてほしかったですね

もちろん手に汗握る展開が続いてゆくので

ハラハラドキドキ!そちらも楽しめちゃう

更には"トヨタ車"の頑丈さも見てとれる?

 

(コルサ?何でしょう)

 

いろんな意味で見応えのある作品でしたよ

元作の方ももちろんダメではないのですが

双方に良いところも悪いところもあるので

気になった方は観て比べるのもアリですが

無料配信、見放題になってからで十分かと

念のため元作のリンクも貼っておきますね