長谷川きよしオフィシャル・サイトでお褒めにあづかったおかげか、CD「アメリカから届いた10のオマージュ」が先週、先々週とバック・オーダーが2ケタになり、4曲入りCD付き単行本「音楽家たちの村上春樹」が村上春樹関連本ランキングで先週8位、今週6位になりました。その前は10位とか13位ぐらいだったけど....。ありがとうございます。ジャズや音楽に詳しくない人でも面白く読めると思いますので気が向いたら読んでやってください。長谷川きよしファンの方々はみんな優しい人達ですからね。と言うよりも、ちゃんとした音楽が何かを解っていらっしゃる人達が多いことだけは間違いありません。

つい先頃(2月11日)49回グラミー賞が発表されましたね。下馬評の高かったヒップ・ホップの大御所メアリーJ・ブライジよりもカントリー畑のディキシー・チックスが5冠を勝ち取りました。

アメリカではもうかなり前からダントツ人気だったので当然とも言えるでしょう。

レッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズと説明書きすることもないけど一応。)の4冠も良いけど、話題のポリスの再結成ライヴの影で、クリスティーナ・アギレラが故MR.ブラウンに捧げて歌った「イッツ・ア・マンズ・マンズ・ワールド」と、グラミーのサイトで調べるか、ジャス専門誌しか載らなかったベスト・ジャズ・ソロ演奏部門で、故マイケル・ブレッカーのCD「SOME SKUNK FUNK」サム・スカンク・ファンクSome Skunk Funk (Randy Brecker w/Michael Brecker)が最優秀賞に輝いたのが、僕にはとても嬉しかったのです。
FPRでCD発売中の我らが長谷川きよしが本日2月2日22時より1時間半「フォークの達人」(NHKBS2)で特集されます。椎名林檎さんもゲスト出演でデュエットも披露します。天才長谷川きよしの歌とギターをCHECK THIS OUT!

日本人俳優、日本の題材作品が盛り上がっていますが、日本のお話なら日本人のスタッフで創って欲しいですね。「SAYURI」のときも伝統的な日本の風習や時代背景などはメチャクチャだった訳で、

(ミュージカルが得意な監督だったしね)クリントさんの場合はどうでしょうか?個人的にクリントは大好きだし、ちゃんと意見を聞ける人だと思いますので大丈夫かもしれません。しかし、やはり日本制作であって欲しいなあ~。世界にウケるのはアニメと、映画はおどろおどろしい作品ばかりだし、まあ、日本の監督、プロデューサーはせいぜい素晴らしい作品をつくってリメイクのライセンスのオファーがくるように頑張って欲しいと思います。最近ではアメリカで当たってもおかしくないのは「たそがれ清兵衛」くらいなものです。僕は素晴らしい作品があまりにも安くDVDで売られているので、申し訳なくて沢山購入して観ています。でも「ドクトル・ジバゴ」が発売されていないのは何故かな? まだP.D(パブリック・ドメイン~著作権存続期間が切れたもの)になっていないのでしょうか。DVDが安く発売されても、怒りはしないのはVIDEOレンタル会社は1万円以上するものを何十本も買ってレンタルするわけですから、映画制作会社もその金額からの収入を見越して映画を作っているからOKなんです。レコードは返品ありだから........。駄目なの(笑)



映画館でノミネイト作品を観てから書き込みます。









FPRの最新作、長谷川きよしの「サンデー・サンバ・セッション」が目立つところに4枚面出しされていたそうです。もちろん「遠く離れたおまえに」もね。Y楽器さんは銀座のお客さんのニーズに合わせた販売戦略には素晴らしいものがあります。ちなみに昨年10月にFPRがリリースした「10のオマージュ」と「音楽家たちの村上春樹」CD-BOOKSはジャズ売り場に凄いディスプレーをしていただいて、受注された商品は完売状態でした。ちゃんとやれば売れるんですよね。有り難いことです。

また、また、長谷川きよしのCDもよろしくお願い致します。写真は「10のオマージュ」です。

今日は朝からショックなニュースです。「10のオマージュ」に参加していただいたテナー・サックスの大御所が亡くなったと新聞に出ていたと、アメリカの友人からメールが届きました。日本のウェブでは何処にも出ていませんが、本当だったら大ショックです。僕のレコーディング・セッションに参加したあとで、骨髄異形成症候群の病におかされていたことが発表されただけで感謝で一杯だったのに.......。まだ、不確認情報なのでイニシャルだけです。胸がドキドキしています。間違いであって欲しいと思います。あれ以後2回ライヴに飛び入り出演した情報もあったのですが。
こんなに長いと読むのに疲れてしまいますよね。まあ~雰囲気だけ感じ取って下さい。誰かレコード会社関係の人から反論でもあるかと思いましたが、今のところなさそうですね。(笑)別にイニシャルの会社名や〇文字の名前でなくても、いまさら良いとは思うくらい、なんだか情けない音楽業界に成り下がってしまいましたね。でも、僕は先達としてもう少しがんばります。これからがんばる後輩のためにも。てなことで本年もよろしく。
基本的にレコードの値段を下げてはいけない。という規定があったことは前回説明しましたが、その理由を書く前に、レコードを発売するにあたり、その仕組みを説明する必要があります。約45年くらい前には、レコードはレコード会社の費用で制作(録音)、製造、販売されていました。しばらくして、アメリカのシステムが導入されて、音楽出版社(外国曲や日本楽曲の著作権を管理している)や、アーティストを抱えているプロダクションが制作費を出して、そのレコード(音源)の権利(原盤権)を持つようになりました。例えば売れているアーティストを持っている会社はレコードの原盤を自分たちで制作してレコード会社に貸与する訳です。原盤を制作してレコード会社から原盤使用料印税(上代の10%~15%目安、アーティスト・パワーにより変わる)を貰う訳ですから、何千万もかけて創った音源だったら、1,000円で発売されたら困ってしまいますよね。ちょっと前まではCDが3,000円だったから、単純に言って印税が10%だったら、原盤印税は CD1枚売れる毎に300円(実際の計算方法は、返品を見越して、ジャケット製造、印刷、容器代とかの控除もありもっと複雑ですが....。)ですから、録音に3,000万円かけて創った音源は経費を回収するためには、10万枚売らないといけないことになります。(今はもう3,000万円かけて、創るアーティストはもういないけど、昔は沢山あったんですよ。外国では未だに沢山あります。全世界を相手にしているアーティストが沢山いますからね)、例え、1千万かけて創った音源だったとしても

CDが3,000円だったら、10%の原盤印税だったら、3万枚以上売らないと元が取れないということです。何百万枚も売れれば儲かりますが、ほとんどのアーティストは現在では3万枚売るのも大変なんですよ。それが、1,000円のレコードだったら、上代の10%の原盤印税は100円ですから、

1千万かけたレコードはやはり10万枚売れないと元が取れない訳です。これを読んだ皆さんは「でも、昔のレコードでしょ?」という文句が出てくることでしょう。それはその通りなんですが、

原盤権を持っている会社だけの問題ではないのです。

レコードから発生する印税は原盤印税だけではなく、アーティスト歌唱印税、著作権印税、プロデューサー印税、プロモーション印税(これは基本的なものではありません)などもあります。

それがすべて、上代(売値)に対しての%印税になるから問題なのです。

1)アーティストの歌唱印税。

昔は1曲1円とか、3円とかだったけど今は上代の1%とか2%という風に変わってきています。

1曲1円ではあまりにもアーティストが可哀想ということで、アルバム1枚に対してのパーセンテージに変わったのに、歌唱印税が1%だったら、999円のレコードは9円になるから、1曲あたり90銭の計算になります。999円のレコードがもし10,000枚売れたとして、アーティストの歌唱印税がが9万円で、レコード会社の売り上げが999万円(卸値、宣伝、製造費などを解釈しないでですが)ではおかしいのです。レコード会社は何10枚も出して億の売り上げを見込んでいるわけですから。



2)著作権料。著作権協会に支払われる音楽著作権使用料は上代の6%で、それが音楽出版権を管理する音楽出版社に著作権協会から支払われて、それから作詞家、作曲家に分配されます。

上代の6%ということは約60円、これを曲数9曲で按分すると著作権使用料は1曲あたり、6.6円。

ここから著作権協会手数料を引いて音楽出版社に支払われて、それから作詞、作曲家に支払われるので、通常の約3分の1の著作権使用料になります。作家の知的財産権をレコード会社が勝手に音楽出版社や作家に対して3分の1にすることは出来ません。少なくとも了解が必要です。



3)プロデューサー印税。

プロデューサー印税も上代に対しての1%とか2%のパーセンテージですから、やはり安ければ当然3分の1になります。それよりも、もっとひどい状況です。何故なら、昔はアルバム単位で、アーティストもプロデューサーも印税を貰っていたわけですが、レコード会社が勝手にバラバラにして曲目を組み変えたり、タイトルを変えたりすれば、昔の契約ではプロデューサー印税の主張が出来なくなってしまいます。多分沢山のプロデューサーが昔の古いままの契約内容のために、印税を貰うことが出来ないのです。本来ならアーティストやプロデューサーに確認を取るか、曲目を組み替えたり、違うアーティストと一緒にコンピ企画で発売するときに、契約をやり直すのが当然なのですが、そんなことはしないレコード会社がほとんどです。

アーティストと一緒に真剣にアルバム・タイトルや、1曲目から最終曲までの曲順を考えて、その曲間も1秒とか2秒半とか、なんとか聴きやすいように考えて創っていた時代はなんだったのでしょうか?



こんな金銭的なことよりも、さらに重要なことは、たとえ古いレコードでも999円で売るということは、アーティストのイメージが下がるということです。もうすでに、引退しているアーティストならともかくも、999円でレコードが売っているアーティストが新しい新作を出したからといって、2,800円で売れますか?ちゃんとしたレコードを創るのはスタジオ代、ミュージシャン代、アレンジ代、エンジニア代など、結構お金がかかるものなんですよ。

こんなことを言うのは申し訳ないけど、あたかも終わってしまったアーティストの中に、まだまだ現役の素晴らしいアーティストをぶちこんで、あの人は今....。みたいな売り方はアーティスト・イメージに傷が付くのでヤメテ下さい。

結局目先の売り上げだけ考えて、節操のないレコード会社に、喝ッ!

まったく、情けない話です。恥ずかしい!!
昔は日本レコード協会に加盟しているレコード会社は基本的にレコードや CDのシングル、アルバムの値段は同じでした。(曲数や2枚組などで値段は多少変わりますが)海外と違って日本の場合は比較的レコードの値段が高いのも事実ですが、それなりの理由もあります。日本ではレコード店は売れ残ったら返品ができること。レンタル・レコード店が存在すること、印税や著作権料は上代に対してかけられることなどなど。例えばアメリカの場合だったら、有名アーティストのニューアルバムだと$15.00とか$16.00くらいで、$1.00=\120として消費税を入れれば、大体日本円に換算して¥2,200ぐらいになるので、日本よりは安いことになります。しかし、レコード店は売れ残った商品や、古くなった商品を勝手に安くして($8.00~$10.00などで)売ることが出来るのです。何故ならアーティスト印税やプロデュース印税、原盤印税などが卸値価格に対しての%でかけられるため、卸値くらいまでは、また、卸値を割っても売り切った方が良いという考え方。ここが日本と違うところです。日本のレコード店は本来なら勝手に安く売ることが出来ない約束でレコード会社から卸して貰らいますが、売れなければ返品出来ます。(だんだんと変わって行くとは思いますが...。最近は勝手に安くしているところもあります。ほとんどTSU社)そんな慣例を無視して、だんだんとレコード会社も値段もまちまちになってきました。また、昔はレコード会社間の楽曲の貸し借りは絶対に出来なかったのに、だんだんとCDが売れなくなって来るにつれて、レコード会社の壁を越えて、いろんなアーティストの歌が入ったイメージ・アルバム企画(コンピレイション)を各社乱売し始めたのです。邦楽、洋楽を問わず、とにかくなんでもありの企画コンピ・アルバムが発売されています。購買者にとっては最高のものかも知れないので、またよく売れるんですよ(笑)。それでも厳しく言うと、アーティスト、作詞作曲家、プロデューサーにとっては決して良いものではないのです。いわゆる正月の福袋みたいなもので(年1回ならともかくも)、レコード会社も売り上げを上げたいために(上げないとつぶれる?)ガンガンと企画コンピ・アルバムを出し続けている始末です。旧譜だし、CDの製造費だけで済むので利益率が高いのは当たり前ですよね。(あとは、各レコード会社に借りた曲数を按分して利益を分け合うという図式)しかし、ここ何年もの間そんなことを繰り返しているうちに(制作費をかけないで利潤追求だけでは、当然クリエイターとしての能力は低下してきます)、新しく良いものを創ろうという意欲も無くなり、レコード制作費は下がりに下がり、スタジオ代、編曲家、エンジニア、プロデューサーなど、みんな予算が無いからといって叩かれることになります。それは、みんなレコード買わないし(日日本人は大人になると、なかなかレコードを買わない!こんな文明国が40代以上でレコードを年に何枚かは必ず買うという国のBEST10にも入っていないのです)、景気も悪くなってくれば、需要と供給のバランスで仕方がないとは思いますが、実は、問題なのは即戦力になる大物アーティストや、 CMやテレビなどで売り上げが見込めるアーティストしかレコード会社は契約をしなくなってしまい、実力のある沢山のアーティストの契約が無くなってしまったことです。ネットで検索すればかつて有名だったアーティスト達がたくさん自主制作をしてレコード販売していますよね。次回は、レコード会社が勝手に、厳しく言えばアーティストや、作家や、プロデューサーに無断で(連絡しているところもあるかも知れませんが、契約的には問題がない場合もあるけど、一応道義的に連絡はしなければいけません)廉価盤を出してはイケナイというお話をしようと思います。
レンタル・ショップTSU....で驚いたこと。

何か面白いビデオか CDはないかと思いTSU....に行きました。そこで発見したCDに僕は本当にびっくりしたのです。往年の名曲を含む9曲入り2ヵ月期間限定「りばいばるシリーズ」の登場!価格も¥999=サンキュープライスとお買い得。レコード会社数社との共同企画。というふれこみ¥999のアルバムが陳列されていました。TSU....が考えた企画なのか?定かではありませんが、とにかくS社とU社(業界最大手)がメインで上〇正〇、ジュディ〇ン〇、テレサ〇ン、川〇英〇、つの〇ヒ〇、もん〇よし〇り、尾〇紀〇彦、〇本リ〇ダなど、など、沢山のアーティストのCDがデザインも粗悪で、見るからに安っぽい印刷で並んでいるではありませんか!!!!!CDを買うお客さんにとっては安い方が良いには違いありませんが、本当にそれでよいのでしょうか?著作権存続期間が消滅した作品ならともかくも、亡くなった人も2人入っていましたが、たとえ亡くなっていたとしても、また現役で活躍している人たちの作品を2ヶ月間限定だとしても、あんな粗悪品(音楽ではありませんよ)発売するのはアーティスト、作詞作曲家、プロデューサーを馬鹿にしているとしか思えません。無謀な例えかも知れませんが、古いものでも良いものはアンティックで高くなる訳で、欲しい人は高くても買います。みんなが欲しくないものは安くしたって売れませんよ。

まったく、少しでも売り上げになればという旧譜(昔の作品)のコンピレイションから始まり、レコード会社の節操の無さは情けないというか、地に落ちたものです。 僕は急いで長谷川きよしの原盤を持っているシンコー・ミュージック・エンタテイメントに電話をかけて、絶対に許諾を出さないようにお願いしました。ファンの方々や、レコード購買者の皆さんには解らないかも知れませんので、この問題に関しては順を追って何回かに分けて説明したいと思っています。

今日のところは、FLASH POINT RECORDS(FPR)ご愛顧の皆さま方には、あんなものは買わないで欲しいなあ~と思っています。(これは営業妨害でマズイかな?)いや、買いたい人は買っても良いですが!にしておきましょう(日和見 笑)。駄目な理由はこの次の回に....。