基本的にレコードの値段を下げてはいけない。という規定があったことは前回説明しましたが、その理由を書く前に、レコードを発売するにあたり、その仕組みを説明する必要があります。約45年くらい前には、レコードはレコード会社の費用で制作(録音)、製造、販売されていました。しばらくして、アメリカのシステムが導入されて、音楽出版社(外国曲や日本楽曲の著作権を管理している)や、アーティストを抱えているプロダクションが制作費を出して、そのレコード(音源)の権利(原盤権)を持つようになりました。例えば売れているアーティストを持っている会社はレコードの原盤を自分たちで制作してレコード会社に貸与する訳です。原盤を制作してレコード会社から原盤使用料印税(上代の10%~15%目安、アーティスト・パワーにより変わる)を貰う訳ですから、何千万もかけて創った音源だったら、1,000円で発売されたら困ってしまいますよね。ちょっと前まではCDが3,000円だったから、単純に言って印税が10%だったら、原盤印税は CD1枚売れる毎に300円(実際の計算方法は、返品を見越して、ジャケット製造、印刷、容器代とかの控除もありもっと複雑ですが....。)ですから、録音に3,000万円かけて創った音源は経費を回収するためには、10万枚売らないといけないことになります。(今はもう3,000万円かけて、創るアーティストはもういないけど、昔は沢山あったんですよ。外国では未だに沢山あります。全世界を相手にしているアーティストが沢山いますからね)、例え、1千万かけて創った音源だったとしても
CDが3,000円だったら、10%の原盤印税だったら、3万枚以上売らないと元が取れないということです。何百万枚も売れれば儲かりますが、ほとんどのアーティストは現在では3万枚売るのも大変なんですよ。それが、1,000円のレコードだったら、上代の10%の原盤印税は100円ですから、
1千万かけたレコードはやはり10万枚売れないと元が取れない訳です。これを読んだ皆さんは「でも、昔のレコードでしょ?」という文句が出てくることでしょう。それはその通りなんですが、
原盤権を持っている会社だけの問題ではないのです。
レコードから発生する印税は原盤印税だけではなく、アーティスト歌唱印税、著作権印税、プロデューサー印税、プロモーション印税(これは基本的なものではありません)などもあります。
それがすべて、上代(売値)に対しての%印税になるから問題なのです。
1)アーティストの歌唱印税。
昔は1曲1円とか、3円とかだったけど今は上代の1%とか2%という風に変わってきています。
1曲1円ではあまりにもアーティストが可哀想ということで、アルバム1枚に対してのパーセンテージに変わったのに、歌唱印税が1%だったら、999円のレコードは9円になるから、1曲あたり90銭の計算になります。999円のレコードがもし10,000枚売れたとして、アーティストの歌唱印税がが9万円で、レコード会社の売り上げが999万円(卸値、宣伝、製造費などを解釈しないでですが)ではおかしいのです。レコード会社は何10枚も出して億の売り上げを見込んでいるわけですから。
2)著作権料。著作権協会に支払われる音楽著作権使用料は上代の6%で、それが音楽出版権を管理する音楽出版社に著作権協会から支払われて、それから作詞家、作曲家に分配されます。
上代の6%ということは約60円、これを曲数9曲で按分すると著作権使用料は1曲あたり、6.6円。
ここから著作権協会手数料を引いて音楽出版社に支払われて、それから作詞、作曲家に支払われるので、通常の約3分の1の著作権使用料になります。作家の知的財産権をレコード会社が勝手に音楽出版社や作家に対して3分の1にすることは出来ません。少なくとも了解が必要です。
3)プロデューサー印税。
プロデューサー印税も上代に対しての1%とか2%のパーセンテージですから、やはり安ければ当然3分の1になります。それよりも、もっとひどい状況です。何故なら、昔はアルバム単位で、アーティストもプロデューサーも印税を貰っていたわけですが、レコード会社が勝手にバラバラにして曲目を組み変えたり、タイトルを変えたりすれば、昔の契約ではプロデューサー印税の主張が出来なくなってしまいます。多分沢山のプロデューサーが昔の古いままの契約内容のために、印税を貰うことが出来ないのです。本来ならアーティストやプロデューサーに確認を取るか、曲目を組み替えたり、違うアーティストと一緒にコンピ企画で発売するときに、契約をやり直すのが当然なのですが、そんなことはしないレコード会社がほとんどです。
アーティストと一緒に真剣にアルバム・タイトルや、1曲目から最終曲までの曲順を考えて、その曲間も1秒とか2秒半とか、なんとか聴きやすいように考えて創っていた時代はなんだったのでしょうか?
こんな金銭的なことよりも、さらに重要なことは、たとえ古いレコードでも999円で売るということは、アーティストのイメージが下がるということです。もうすでに、引退しているアーティストならともかくも、999円でレコードが売っているアーティストが新しい新作を出したからといって、2,800円で売れますか?ちゃんとしたレコードを創るのはスタジオ代、ミュージシャン代、アレンジ代、エンジニア代など、結構お金がかかるものなんですよ。
こんなことを言うのは申し訳ないけど、あたかも終わってしまったアーティストの中に、まだまだ現役の素晴らしいアーティストをぶちこんで、あの人は今....。みたいな売り方はアーティスト・イメージに傷が付くのでヤメテ下さい。
結局目先の売り上げだけ考えて、節操のないレコード会社に、喝ッ!
まったく、情けない話です。恥ずかしい!!
CDが3,000円だったら、10%の原盤印税だったら、3万枚以上売らないと元が取れないということです。何百万枚も売れれば儲かりますが、ほとんどのアーティストは現在では3万枚売るのも大変なんですよ。それが、1,000円のレコードだったら、上代の10%の原盤印税は100円ですから、
1千万かけたレコードはやはり10万枚売れないと元が取れない訳です。これを読んだ皆さんは「でも、昔のレコードでしょ?」という文句が出てくることでしょう。それはその通りなんですが、
原盤権を持っている会社だけの問題ではないのです。
レコードから発生する印税は原盤印税だけではなく、アーティスト歌唱印税、著作権印税、プロデューサー印税、プロモーション印税(これは基本的なものではありません)などもあります。
それがすべて、上代(売値)に対しての%印税になるから問題なのです。
1)アーティストの歌唱印税。
昔は1曲1円とか、3円とかだったけど今は上代の1%とか2%という風に変わってきています。
1曲1円ではあまりにもアーティストが可哀想ということで、アルバム1枚に対してのパーセンテージに変わったのに、歌唱印税が1%だったら、999円のレコードは9円になるから、1曲あたり90銭の計算になります。999円のレコードがもし10,000枚売れたとして、アーティストの歌唱印税がが9万円で、レコード会社の売り上げが999万円(卸値、宣伝、製造費などを解釈しないでですが)ではおかしいのです。レコード会社は何10枚も出して億の売り上げを見込んでいるわけですから。
2)著作権料。著作権協会に支払われる音楽著作権使用料は上代の6%で、それが音楽出版権を管理する音楽出版社に著作権協会から支払われて、それから作詞家、作曲家に分配されます。
上代の6%ということは約60円、これを曲数9曲で按分すると著作権使用料は1曲あたり、6.6円。
ここから著作権協会手数料を引いて音楽出版社に支払われて、それから作詞、作曲家に支払われるので、通常の約3分の1の著作権使用料になります。作家の知的財産権をレコード会社が勝手に音楽出版社や作家に対して3分の1にすることは出来ません。少なくとも了解が必要です。
3)プロデューサー印税。
プロデューサー印税も上代に対しての1%とか2%のパーセンテージですから、やはり安ければ当然3分の1になります。それよりも、もっとひどい状況です。何故なら、昔はアルバム単位で、アーティストもプロデューサーも印税を貰っていたわけですが、レコード会社が勝手にバラバラにして曲目を組み変えたり、タイトルを変えたりすれば、昔の契約ではプロデューサー印税の主張が出来なくなってしまいます。多分沢山のプロデューサーが昔の古いままの契約内容のために、印税を貰うことが出来ないのです。本来ならアーティストやプロデューサーに確認を取るか、曲目を組み替えたり、違うアーティストと一緒にコンピ企画で発売するときに、契約をやり直すのが当然なのですが、そんなことはしないレコード会社がほとんどです。
アーティストと一緒に真剣にアルバム・タイトルや、1曲目から最終曲までの曲順を考えて、その曲間も1秒とか2秒半とか、なんとか聴きやすいように考えて創っていた時代はなんだったのでしょうか?
こんな金銭的なことよりも、さらに重要なことは、たとえ古いレコードでも999円で売るということは、アーティストのイメージが下がるということです。もうすでに、引退しているアーティストならともかくも、999円でレコードが売っているアーティストが新しい新作を出したからといって、2,800円で売れますか?ちゃんとしたレコードを創るのはスタジオ代、ミュージシャン代、アレンジ代、エンジニア代など、結構お金がかかるものなんですよ。
こんなことを言うのは申し訳ないけど、あたかも終わってしまったアーティストの中に、まだまだ現役の素晴らしいアーティストをぶちこんで、あの人は今....。みたいな売り方はアーティスト・イメージに傷が付くのでヤメテ下さい。
結局目先の売り上げだけ考えて、節操のないレコード会社に、喝ッ!
まったく、情けない話です。恥ずかしい!!