ふんわりシフォン -56ページ目

Silent Night

好きなクリスマスソングブログネタ:好きなクリスマスソング 参加中




1800年代に作られた曲だそうで、今では意味の解らない言葉もあるそうで、日本語訳は意訳なのだそうです。

そして何番まであるのか解らない。


そう考えると とても神秘的で時間の流れを感じます。



世界中で歌い継がれていくうちに、歌詞が変わったり、付け足されたり、何番までも作ってしまったり、とても愛されて親しまれている曲なんだと思います。

歌はとても自由に姿を変えて身近にあるものなんですね。

FULL MOON クリスマスまでに

朔也が大股で歩く。身長は180に近い長身で、細く見えるけれど締まった体をしているので、人混みでも人目をひく。


潰されそうな人混みはキライ。


なぜなら、あたしの体は黒猫で、人混みに紛れたなら殺人的なヒールやごついソールのブーツをかわしながら走らなければいけなくなるから。



壁際にあったごみ箱から、勢いをつけて塀へと跳び上がる。

目線が高くなって、初めて朔也と視線があった。目が合うなり、嬉しそうににっこり笑うので、あたしの怒りは体に燻る。

「見つけた。勝手に離れるなよ」


手を伸ばして、ひょいと足元をさらう。くるりと反転して抱き抱えると毛並みに指を這わせる。

「はーふかふか。リアルファー」


ねだりもしないのに、喉の下を撫であげようとまでする。


「あんまり触らないでよ」

「あはは。それ無理だろ。気持ちいい」

まったく。猫になってしまっても、人間的な感情はある。

抱きしめられることは嬉しいけれど、あたしは猫で、抱きしめ返すことができない。

この もやもやした もどかしさが、朔也にわかるんだろうか。手をつないだり、見つめあって笑ったり、普通の恋人どうしなら 出来るのに、人間と猫では無理。



「今日は見せたいものが あるんだ」

願い

君が疲れていたら

言わなくても

わかるんだ

無理して笑ってるって

わかるんだ

弱音を吐いたり

愚痴ったり

見せなくても



心の奥のほうに

隠してる



君は頑張りや

回りに気をつかうから

疲れることも

あるでしょう



この風が君に優しく吹くように


この太陽が君を温めるように


粉雪は君を優しく包むように


願わずにいられない



凍てつく空も

君へと続く

僕は願う

君に届きますように



ふと見た空に

君が笑えるように