ふんわりシフォン -54ページ目

ただ ひとつの

僕の胸が

はち切れそうなくらい


世界を回った

声が届く



ちくちくした

星の尖りが

うぶな心を刺激する



聞こえてるかい

鼓動が早くなるのを

感じているかい

踏み出す足



君の声が

呼ぶほうへ

向かう笑顔



負けないくらいの

強がりで

忘れないほどの

思いだけで

つなぐ気持ち



手を伸ばして

届くだけの

腕に抱えて

離さないだけの

力をためて



君の声が呼んでいる

ただひとつのこと

声を張り上げ

呼びかけるよ

ただひとつの名前



そこに行くために

そばに居るために

初春

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新しい年が始まりましたね
初日の出みたいなPhotoをどうぞ♪

会社のバーチレーターという設備ごしに撮った日の光です。なんだかいいでしょ(笑)


年末は、すっごい好みのネット作家さんの作品を、たっぷり読書して過ごしました。おかげでアメブロのほうは、すっかりお留守でしたが(笑)予定が狂ってしまった。お休みの間にまた書こうかな。




それでは本年もよろしく
お願いします(o^-')b

FULL MOON 夜を駆ける 46

『あたしは知ってるわ、すべて見たもの』

思いきって声を張りあげると目を見開いた父や、スンホンの父親、部屋にいた皆があたしを見た。

その後、誰が喋ったのかきょろきょろする者もいたし、父はしかめっつらであたしを見て、話すなと目顔で言ってくる。



『あたしははシュウメイです。なんで虎になっているのか解りませんが、父はあたしだとわかってくれてます。あたしはスンホンを見たし、最後に…魂だけのスンホンに会ったわ。ねぇ、おじさんスンホンは枕元に立ったでしょう。だからスンホンの遺体が見つかったんでしょう?』



名前を呼ばれてスンホンの父親はびくりと肩を震わせた。

「なんでぇ化け物虎に、おれが答えなきゃなんねぇ お前がシュウメイだと誰が信じる」

見るからに慌てて、後ろに下がりがたがたと椅子につまづく。

「飽きれた。躾しなおさなくてはいかんようだ。シュウメイ、大人の話に口を出すでない」

『でも本当のことよ。おじさんの顔色が変わったわ。あたしがスンホンに言ったの枕元に立って場所を教えてって…スンホンは人喰い虎に使い童子にされていたの。かわりの人間を連れてきたら、自由になれると思って。虎に騙されて、まだ生きていると信じてた……もう魂だけだったのに』



「へっ口先だけなら何とでも言えらぁ」



怯えているくせに、虚勢をはる なんだか哀れだ。

『スンホンのことを哀れに思うなら、ハチミツを供えてやりなさいよ。もちろん知っているわよねぇ。カワイイ我が子の好物だもの』


むきになった男の顔は、白目まで見開かれ充血した目が飛びださんばかりになっていた。



「証拠はあるのか。みしてもらわなきゃ信じられねぇよ」

『証拠ならあるわ。あたしがシュウメイだと言うことなら、何でも聞いてみなさいよ答えるわ。それよりスンホンの最後の言葉、知りたくないの』



おじさんは、ぴたりと口をつぐんだ。



『ごめんね って言ったの。死んでいることに気がつかなかった。言うことを聞かないと虎に殺されると思ったって。スンホンはあたしを虎に差し出したの』

その場の誰もが息をのんだ。あたしは、スンホンにとって自分が助かるための身代わりだった。



『あたしは死んでいないわ。死んで虎になった訳じゃない。朝起きたら虎になっていただけ。人喰い虎だって初めは普通の虎だった。子供を殺されて、殺した人間の肉を食べてしまっただけなの。虎だって困っていたわ。人間を殺すことしか出来なくなったって』