ふんわりシフォン -283ページ目

月が満ちるまで ナツのハナ 5

「ああっどうしよう髪」

ばたばたとお風呂からあがった ちはやが髪を乾かしている。

「乾かしたら、まとめてあげるから。わたしもお風呂行ってくるね」

「うん、あたし不器用だからまとめらんない…風花お願い」

「落ち着いたら言っておくれ。浴衣を着付けてあげるからね」

エアコンを入れているものの、いつもの癖でうちわを使いながらおばあちゃんが言う。

冷えすぎるエアコンが苦手なのだ。

でも今日はちはやが泊まりにきてくれているし、これから浴衣を着て花火を見にいくことになっている。

目を細めて笑っているおばあちゃんもいいものだ。



湯舟につかるとだるくなりそうだったけど、リラックスしたくて身をしずめた。

熱いけれど、シャワーより落ち着く。手足をのばして天井を仰ぐ。

ゆげがゆらめいている。

見ていると、とぼおっとしてしまう。








「橘さんは気になる奴っているの」

渡辺くんの声が耳にのこる。緊張して、すこしかすれた声だった。

「特にいないよ」

見上げると、すこし口元が笑った。それから眉間にしわが寄って、ひとつ息をはいた。

「そっか。じゃあ頑張ってみようかな」

それから笑顔になった。





横断歩道の先に、ちはやとハルくんの姿があった。

微妙な距離をおいて立っていた。ちはやは何気なく、ふたりの間にカバンがくるようにしていた。



ちはやたちが待っていてくれたから、話は花火大会のことになって、それから先はわからない。

聞いてみたいようで…

こわい気がした。

余談

ちはやについて。

ちはやで想像したものは?



千早ぶる奥の細道?

千早振る神代もきかず竜田川 からくれないに水くくるとは?

潜水艦救護艦 ちはや?

漫画 ちはやふる?

漫画 アーシアン?



全部分かる人はいますでしょうか(^_^;)

あ、ちはやふるは面白いです。オススメドキドキ



ちはやは神にかかる枕言葉です。

神聖な名前と言っていいと思いますが、なぜか気の強い女の子になってしまいました。

でも姓名判断をしましたら…あーら不思議。性格運がそうなのです。『我が強く孤立することもある。数は少なくともよい理解者に恵まれる。』

総画は24画。めっちゃいい画数です。モテる画数ですね。ただ他の画数とのバランスがイマイチなんですね。

モテるのに男を見る目がないときた!

いや…ハルはいいヤツだから…ここは素直にね…なんてね



性格判断は面白いなぁと思います。名前だけでかなりのことが分かります。

名前は個人的なものですし、言魂はやはりあると思います。だから直感でつけたとしても、名前に寄り添う性格になりますね。



ペンネームを考えてみたりしますが、全部の良いものはなく恋愛運や職業運が悪かったりします(どうでも良くない訳ないデスよね!)

しばらくは、ちはやとFocus Lightをよろしく~

月が満ちるまで ナツのハナ 4

なんで涼しそうなんだろ。
橘さんを見るとそう思う。まわりと空気が違うのだとしか思えない。

森林とか、滝だとか

マイナスイオン出してるみたいな。






マイナスイオンなら落ち着くはずなのに、さっきからめちゃめちゃ緊張してる。
右手と右足、一緒に出しそうな感じ。

「浦川はハルのこと何か言ってないの」

彼女がこっちを見た。

「無神経、だって」

「…キビシイな。悪い奴じゃないって分かってくれてるんだろうけど、それって好きな奴に言うことじゃないし」

がしがしと頭をかく。

「キライじゃないと思うよ。ちはやはキライだったら相手になんかしないよ。」

これって相手されてるんだろうか…逃げてるみたいだけど。

「キライじゃないかぁ…でも、好きじゃない」

「物凄く気になってる。それは分かるんだ」

腕を前で組んで伸ばす。何気ないしぐさも見とれてしまう。

俺がこんなに好きなのは、分かってくれないのかな。
告白するまで気づかないのかな。




君の隣のヤツは君を好きだよ

気づかないなら…

気づかせるしかないんだけどさ