ふんわりシフォン -190ページ目

悪夢

夢を見た

それは悪夢でびっくりした。久しぶりの夢なのに、サービス悪いな。

言葉にしたら

定着してしまいそうで、怖くなった。

何故 何故

怖い夢を見たのだろう



夢に出て来た女の人…その人は普通の人ではなかった。

悪夢は細い糸を伝ってやって来る

FULL MOON 35

移動には水のある場所がいい、そう言うので近くにある池へと行くことにする。

『はっきりした結果が出ないなら、あたしがこの地を浄化するわ』

『まだ解らないだろ』

『甘いわ。誰しも生活があり、非常事態は長く続かない。ここの人を思うなら、提案を受け入れたらいい』

力が無いと言外に言われている。

『…まだ結果が出ないだけだ』


彼なら…前の地のマスターならどうしただろう。見えない物に対して、どう戦うのだろう。

あまりにも、呆気ない。ほんの数時間で、俺の人生は変わってしまった。



池につくと、すっと水の上を歩いて門を作っていく。歩いた場所だけ、さざ波が立ち鏡のような水面と見分けることが出来る。

丸く縁取られた内側では、激しく水が波打ち嵐のように揺れる。ざあっと波が寄せ暗い水面を写しだす。

守護獣である、白い魚…リュウグウノツカイが姿を現し、悠々と水門の内側を回る。

見せられたビジョンは彼女のフィルターを通していたので、とても痛々しく感じられたけれど、やはりとても綺麗だった。真珠のような光沢を持つ鱗は、時折虹のように輝く。

龍がいるとしたら、この姿にとても近いだろう。



彼女が戻ってきて、言った。


『行くぞ』

うなづくと、しなやかな腕を伸ばしてきた。

『ゆっくり つかまれ。おちつかないと底が抜ける』

怖々と踏み出した足は、ガラスのような硬質な物に触れる。

まるで、水溜まりにある、氷みたいだった。いつか、ぱりんと割れてしまいそうで…


そして、彼女に引かれて、水門をくぐる。

ことばレシピ

大切にしている言葉があった

ありふれた 言葉で

誰もが使うのに

自分には特別だった



とある曲に使われていて

なんだか寂しく思っていた

自分だけの言葉ではないし

普通にある言葉で

誰が使っても おかしくないのに



でも わたしが使うより

彼らが使ったほうが

ずっと何倍も幸せを

大きくすると

わかったから



まあ いいか

そう思ったら

たくさんの 言葉がやってきた


色とりどりに

僕も 僕も 使ってよ



今も大切な言葉だけど

まだ いくらでも 見つけられる

まだ いくらでも 作りだしていける

そう思えたら

笑っていた