ふんわりシフォン -188ページ目

おはよっ

目が覚めたら一番に

君のことを考える

起きてるかな

寝てるかな



ご飯を食べながら

考える

君は何を食べたかな



鏡を見ながら

考える

自分の笑顔のかたち



気合い入れて支度して

それでも

君に合うまで考える

ぐるぐる ぐるぐる

考える



「おはよっ」

会ったら君でいっぱいになる


目も耳も

心も君でいっぱいに

ツキノヒカリ

泣くなんて

もう ないと思った

たくさん泣いて

目が開かないくらい

泣いて

涙が涸れたから




だから

もう

自分のことで泣くなんて

ないんだと思った




心が壊れて

堰を外した涙は

もう自分にはないんだって



君に会うまではね

ほんとに

ほんとに

苦しい涙は

自分が泣くことじゃなくて

君が泣くことだと

分かったからだよ

君の涙を見ることが

自分で泣くことよりも

辛かったんだ



ちっぽけな僕の悩みなんて

吹き飛んでしまうような

君の苦しみを知って

僕はいったいどうしよう



君の話を聞くよ

とにかく聞くから

なんとか解決したくて

口うるさく ならないように注意して

君はずっと 長く 深く

この問題と闘っている



ただ話して

僕は聞いて

一緒に考えるから

一緒に闘うから



淡い月の光

僕らの傍らに



一番辛いのは

自分が泣くことじゃなく

君が泣くことだと

気づいた



月あかりの下で

僕が誰かに

長い道を歩いてきて

僕が誰かに

影響を与えることが

あるのだろうか

あったのだろうか

ふと そんなことが気になった



配信されるメールに

ため息をつきながら

消していく日々に

僕はなにか見つけただろうか



放っておけば消えるメールを


わざわざ消していたのは

消したくないメールがあったから

そのくせ ガードをかけることをしないでいるのは

臆病な思いのせい



僕は君に

何か伝えられましたか

僕は君に

何か残せたのだろうか



消せなくて

消えることも嫌な

君からのメール



僕の中に残っている