フラワーアンドグリーンスタイリストの作品作りとは?
節分の豆まきをして、立春を迎えました。
にも関わらず、この冬一番の寒気に日本列島包まれております。
1月は非常勤講師をしている専門学校の卒業制作展や、国家検定対策のセミナーなど
教えることに重点を置いた活動をメインにしていました。
そんな中、第25回京都府立植物園フラワーアレンジメントコンテストに出品しましたので、今日はその作品についてブログで紹介していきます。
ほぼ全てのフラワーデザインコンテストには、コンテストとしてのテーマがあります。
そのテーマに沿うように、各々製作者はデザインを考えたりテーマから想起されるイメージをカタチにしていきます。
今回のテーマはこちら
「アプサイクル -花と創造的再利用-」
このテーマを見た時に、まずした事… アップサイクルの意味をスマホで調べました😆
間違っちゃいけないなって、リサイクルと何が違うのか?
正しくはアップリサイクリングって出てました。
簡単にご説明しますと、アップリサイクリングは創造的再利用。役に立たないまたは不要な製品を、より良い品質と環境価値の新しい材料または製品にアップグレードして役立てるプロセスである。(ウィキペディアより)
ただ不要な材料を使い回すだけではなく、新しくアップグレードさせなければならない…と、私は受け取りました。
で、何を作ろうかなあって考えて年を越しましたが、なんとなく決めていたのは下の2点。
① 新たにこのデザインの為に、何か資材を購入っていうのはテーマから外れる。
② 2月1日、2日の開催なのでお正月の資材や素材が残っているからそれを使う。
七草粥を食べながら、年末のしめ縄レッスンで残ったしめ縄と、やはり残ってしまった松を使おうと決めました。

このしめ縄が残っていたのでこれを、アップサイクル!
しめ縄レッスンでは
普通にしめ縄飾りとして、皆さんに作っていただきました。

干支もつけたしめ縄飾り、ポイントは南天の葉と瓢箪

松葉は分解して、シート状にしていきます。
これはアクリル板に生花用のボンドで貼り付けています。
細い葉を貼り付けて、シート状にしたり塊に再構築していくこの手法は
たくさんのフラワーデザイナーがやっている事ですが
出来上がった物は似ていても、そこに至るまでの方法は人それぞれです。
私はこの作り方を使っています。
他にも、簡単で美しく仕上がる方法はあると思います。
誰かおしえて…
このしめ縄をどう使うか?
そこでまた悩みましたが… 結局 ”大地”に見立てることにして横にすることに決めました。
松葉シートは、見せてはいけないところ隠しと、なんか蛇みたいな動きを表現。
(このデザイン考えているとき、節分前なので気持ちは新年、今年の干支必要!って考えていたんですね〜 ブログを書いている今、ちょっと前の自分に干支って必要だったんか?と聞きたい)

見せてはいけないところとは
それはすなわち、どこにベースが置かれているか?
花を挿している、フォーム(オアシスとか吸水性スポンジとかいいます)を
見せないようにする。
でもこれベースばっちりわかりますね😆
しめ縄を横に使って松葉シートをくるくるっと巻いて
残ったのは下にペローン下げて へびっぽく

こんなふうに上に持ち上げて目線を上にしました。
コンテストの作品を作る時
立っている人の目線の高さを意識するようにしています。

ちょっと上からのアングル
花が 上手く撮れてない💦

低く挿す花と、高く挿す花
春なので、チューリップ、スィートピー、さくらこまち、アネモネ
ミニ水仙、アリウムコワニーなどゼンマイや、サンシュユの花木。
あとミニ胡蝶蘭 これは華やかさがあり、水下がりしないので
コンテストの時には頼ってしまう花材です。
お花は全体を横から写した画像の方がよくわかります。
チューリップは時間が経つと、伸びて形が変わるので
デザイン全体に影響がないように低くアレンジしました。
全体像 写真

この写真は、審査前日の1月31日の夕方に搬入したときに撮影しました。
なので 給水して水が溢れて板にシミができていますできています💦
ベース自体に水漏れしているところはないので、審査には影響なかったようです。
シミのところを、持っていったタオルで拭いて、早く乾くように
息をふーふー吹きかけました(無駄な努力)
コンテストにはさまざまな定められた規定があります。
サイズの規定、花の水下がり、萎れなど、作品の破損など
そして水漏れ。
過去に世界らん展で水漏れして失格になったことがあります
作品の破損というのも
こういった完成作品の持ち込みコンテストの場合は ままあることです。
さまざまな努力の結果のコンテスト作品。
なので入賞すると嬉しいです。
私のつけた作品のサブテーマは
「しめ縄と松 アップサイクル 花と創造的再利用」
結果は
京都市長賞 3位入賞でした。
これを励みに今年も精進していけそうです。
作品作りについては
またブログでアップしていければと思います。
節分で豆まきをして、恵方巻きを食べて
立春を迎えて、恵方詣りもすませてご機嫌なフラワーアンドグリーンスタイリストの
KIKIでした。
いまこの節の候
二十四節気では
立春2月4日から2月18日頃
今は初候 2月4日から2月8日頃
東風解凍(はるかぜこおりを解く)
春の柔らかな風が吹きはじめ、川や湖の
氷が溶け出す頃ということですが、いま日本列島は大寒波ですね。
ベランダにおいているメダカの水槽にも氷が張っています。
新しい一年のはじまりですが、厳しい寒さに
春が待ち遠しいです。