フラワーアンドグリーンプランニングで
花とグリーンの装飾を担当している、加島です。

 

このブログでは、
日々の制作や現場での出来事、
その時々に感じたことを綴っています。

 

3月設営案件の準備が続く毎日ですが、
今月末に出場する技能グランプリに向けて、
デザインを練り、実際に手を動かしながら
練習も重ねています。

 

今日は、間近に控えた技能グランプリについて
少し書いてみたいと思います。

 

 

  技能グランプリとは?

 

技能グランプリは、特級・1級・単一等級の技能検定に合格した
熟練技能者が、年齢制限なく「日本一」を競う
国内最高峰の技能競技大会です。


1981年から開催され、現在は隔年で行われています。

約30職種が参加し、技能の向上と技能士の地位向上、
そして技能を尊重する社会の形成を目的とした大会です。

 

私が出場するフラワー装飾も、
その競技職種のひとつに含まれています。

 

競技は課題内容や使用する花材・資材が公開されており、
選手が持ち込める工具や資材も細かく定められています。

 

フラワー装飾部門は全国から54名が参加し、
大阪からは6名、そのうちの一人として出場します。
同じ条件のもとで、それぞれの技術を競います。

 

競技内容は
第一課題 ブーケ 100分
第二課題 花束 60分
第三課題 テーブル装飾 80分

 

第一課題と第二課題は花材・資材が共通のため、
どの花材をどこに使うか、どれだけ残すかを計算しながら制作します。

一度完成させたものを作業分解し、無駄な動きを減らしながら
一つ一つの精度を上げていく。

その繰り返しで全体の完成度を高めていきます。

ただ、作り込むほど迷いが生じて、

三歩進んで四歩下がるように感じることもあります。


本番まであと数日、少しだけ焦りを感じており

準備を進めるほど、普段の仕事と通じる部分の多さを実感しています。


設営準備と並行しての練習は
余裕があるとは言えませんが、
この時間も自分のスキルと判断力を確かめる機会だと思っています。

 

また、国家検定の指導に関わる立場として、
資格を取得して終わりではなく、
年齢に関わらずその先にも
技能を磨き続ける機会があることを
受検生の皆さんに伝えていきたいと考えています。

 

本番まであとわずか。
今できることを一つずつ積み重ねていきます。

ファイト!

 

 

 

 

 

立春大吉

 

 

 

フラワーアンドグリーンプランニングで
花とグリーンの装飾を担当している、加島です。

このブログでは、
日々の制作や現場での出来事、その時々に感じたことを綴っています。

今日は、立春で暦の上の春の始まり、一年のはじまりとされる日なので
一昨年の10月のことを、
今あらためて思い返しながら書いています。


繁忙期の中でも

私が「学びの時間」を持っていた理由

 
一昨年の9月から10月にかけては、
打合せ、製作、現場設営が立て続き、
目の前のことをこなすだけで精一杯の毎日でした。

企業や施設の装飾は、
ひとつとして同じ条件の現場がありません。
時間、場所、人、そして制限。
それらを同時に判断しながら進めていく仕事です。

当時は、その流れの中で考える余裕もなく、
ただ必死に現場に向き合っていました。

 

そんな中で、
10月に開催された
フラワーデザインコンテストに作品を出品。

正直に言えば、
「今、このタイミングで挑戦するのは無謀かもしれない」
そう感じていました。

それでも出品したのには、
時間を理由に自分を磨くことを諦めたくなかったから。

 

 

現場判断力は、振り返ってこそ見えてくる

搬入時、
作品の一部が欠けるというトラブルがありました。

限られた時間と、その場にある材料でどう修正するか。

いつものことですが、予備の材料を持っていたので慎重にかけた部分を

ボンドで貼り付けて、不自然さを隠すためにその上から花を付け足しました。

あの時は無我夢中でしたが、こうした判断は装飾の現場でも、日常的に行っていることです。

想定外が起きた時、どう判断し、どう整えるか。
その積み重ねが、仕事全体の完成度に反映されてきます。

こういう経験があるからこそ、今の現場で想定外のことが起きても、お客様に安心感を提供できているのだと思います。

 

 


今だからわかる

コンテストに出る意味

有難いことに、この作品は賞をいただきました。

当時は結果に安堵した、という気持ちが大きかったのですが、
考えてみるとコンテストは評価のためだけの場ではなかったように思います。

限られた条件の中でどこを残し、どこを削るか。
その判断の連続は、装飾の現場と本質的に同じでした。

 

 


地域や花と向き合う時間も

その後、依頼があって
地域の花を全国へ発信するプロジェクトにも、
作品展示という形で参加しました。

直接現地へ行けなくても、どう関わるか。どう価値を届けるか。

自分が行かない現場で、自分が作った商品や装飾がどのような働きをするか

考えるきっかけになりました。

搬入して終わりではないのですよね。

 


忙しさの中では見えなかったこと

繁忙期の真っただ中にいると、
どうしても目の前の作業に追われてしまいます。

けれど、こうして時間をおいて振り返ると、忙しさの中においても

自分なりの判断基準や感覚が少しずつ積み重なっていたことに気づきます。

それが、私自身の現場での安定感や、企業担当者の方に
安心していただけることにつながっているのかもしれません。

オフィスや施設の装飾は、見た目の良さだけではなく、「安定した持続」「安全も含めまかせられること」が大切だと、今あらためて感じています。

 

まだ答えが出ていない時間も、
遠回りに見えて、
仕事の一部として向き合ってきたのだと思います。


 

 

 

 

ご無沙汰しております

 

 

皆さま…お久しぶりです

パンダ大好きのフラワー&グリーンスタイリストでございます。

 

長いこと、ほったらかしにしていたこのブログ(ゴメンナサイ)

いろいろと態勢が整いましたので

再開させていただきます。

(ほぼ1年ほど手をつけていませんでしたね)😅

 

ほったらかしていた間に

日本のパンダが、全て中国に帰ることになって

気持ちは複雑ですが、仕方のないことなのかなと思っています。

去年は世の中も激動

私も勝手に激動の一年でした!

 

しかし多忙な秋が過ぎ、クリスマス年末を迎えて

自分の方向が定まって

良い気分で2026年 丙午の新年を迎えました

 

ここで今年のしめ縄をご覧くださいませ

 

 

干支の午のピック付き

水引は跳ね馬のイメージで躍動感を表現しました。

 

今年は一年の前半の春に大きな挑戦が控えておりまして

しばらくはそれについて、ぼちぼちと書いていければと思っています。

 

フラワーデザインにご興味ある方は、ぜひとも覗きに来てくださいね。
 

今日はどんと焼きなのにしめ縄の写真だなんてちょっと遅ればせですが

何卒ご容赦くださいませ。

 

これからもお花のこと、仕事のこと、趣味のこと

そしてフラワーデザインとお花界隈について

ぼちぼちと発信してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラワーアンドグリーンスタイリストの作品作りとは?

 

節分の豆まきをして、立春を迎えました。

にも関わらず、この冬一番の寒気に日本列島包まれております。

 

1月は非常勤講師をしている専門学校の卒業制作展や、国家検定対策のセミナーなど

教えることに重点を置いた活動をメインにしていました。

そんな中、第25回京都府立植物園フラワーアレンジメントコンテストに出品しましたので、今日はその作品についてブログで紹介していきます。

 

ほぼ全てのフラワーデザインコンテストには、コンテストとしてのテーマがあります。

そのテーマに沿うように、各々製作者はデザインを考えたりテーマから想起されるイメージをカタチにしていきます。

 

今回のテーマはこちら

 

「アプサイクル -花と創造的再利用-」

このテーマを見た時に、まずした事… アップサイクルの意味をスマホで調べました😆

 

間違っちゃいけないなって、リサイクルと何が違うのか?

正しくはアップリサイクリングって出てました。

 

簡単にご説明しますと、アップリサイクリングは創造的再利用。役に立たないまたは不要な製品を、より良い品質と環境価値の新しい材料または製品にアップグレードして役立てるプロセスである。(ウィキペディアより)

 

ただ不要な材料を使い回すだけではなく、新しくアップグレードさせなければならない…と、私は受け取りました。

 

で、何を作ろうかなあって考えて年を越しましたが、なんとなく決めていたのは下の2点。

① 新たにこのデザインの為に、何か資材を購入っていうのはテーマから外れる。

② 2月1日、2日の開催なのでお正月の資材や素材が残っているからそれを使う。

 

七草粥を食べながら、年末のしめ縄レッスンで残ったしめ縄と、やはり残ってしまった松を使おうと決めました。

 

このしめ縄が残っていたのでこれを、アップサイクル!

 

しめ縄レッスンでは

普通にしめ縄飾りとして、皆さんに作っていただきました。

干支もつけたしめ縄飾り、ポイントは南天の葉と瓢箪

 

松葉は分解して、シート状にしていきます。

これはアクリル板に生花用のボンドで貼り付けています。

 

細い葉を貼り付けて、シート状にしたり塊に再構築していくこの手法は

たくさんのフラワーデザイナーがやっている事ですが

出来上がった物は似ていても、そこに至るまでの方法は人それぞれです。

私はこの作り方を使っています。

他にも、簡単で美しく仕上がる方法はあると思います。

誰かおしえて…笑い泣き

 

このしめ縄をどう使うか?

そこでまた悩みましたが…  結局 ”大地”に見立てることにして横にすることに決めました。

松葉シートは、見せてはいけないところ隠しと、なんか蛇みたいな動きを表現。

(このデザイン考えているとき、節分前なので気持ちは新年、今年の干支必要!って考えていたんですね〜 ブログを書いている今、ちょっと前の自分に干支って必要だったんか?と聞きたい)

 

見せてはいけないところとは

 

それはすなわち、どこにベースが置かれているか?

花を挿している、フォーム(オアシスとか吸水性スポンジとかいいます)を

見せないようにする。

 

でもこれベースばっちりわかりますね😆

しめ縄を横に使って松葉シートをくるくるっと巻いて

残ったのは下にペローン下げて へびっぽく

 

 

こんなふうに上に持ち上げて目線を上にしました。

コンテストの作品を作る時

立っている人の目線の高さを意識するようにしています。

 

 

 

 

 

 

ちょっと上からのアングル

花が 上手く撮れてない💦

 

 

低く挿す花と、高く挿す花

春なので、チューリップ、スィートピー、さくらこまち、アネモネ

ミニ水仙、アリウムコワニーなどゼンマイや、サンシュユの花木。

あとミニ胡蝶蘭 これは華やかさがあり、水下がりしないので

コンテストの時には頼ってしまう花材です。

お花は全体を横から写した画像の方がよくわかります。

チューリップは時間が経つと、伸びて形が変わるので

デザイン全体に影響がないように低くアレンジしました。

 

 

 

全体像 写真

 

この写真は、審査前日の1月31日の夕方に搬入したときに撮影しました。

なので 給水して水が溢れて板にシミができていますできています💦

ベース自体に水漏れしているところはないので、審査には影響なかったようです。

シミのところを、持っていったタオルで拭いて、早く乾くように

息をふーふー吹きかけました(無駄な努力)

 

コンテストにはさまざまな定められた規定があります。

サイズの規定、花の水下がり、萎れなど、作品の破損など

そして水漏れ。

過去に世界らん展で水漏れして失格になったことがありますえーん

 

作品の破損というのも

こういった完成作品の持ち込みコンテストの場合は ままあることです。

さまざまな努力の結果のコンテスト作品。

なので入賞すると嬉しいです。

 

私のつけた作品のサブテーマは

「しめ縄と松 アップサイクル 花と創造的再利用」

結果は

京都市長賞 3位入賞でした。

これを励みに今年も精進していけそうです。

 

作品作りについては

またブログでアップしていければと思います。

 

節分で豆まきをして、恵方巻きを食べて

立春を迎えて、恵方詣りもすませてご機嫌なフラワーアンドグリーンスタイリストの

KIKIでした。

 

 

 

    

いまこの節の候

二十四節気では

立春2月4日から2月18日頃

今は初候 2月4日から2月8日頃

東風解凍(はるかぜこおりを解く)

春の柔らかな風が吹きはじめ、川や湖の

氷が溶け出す頃ということですが、いま日本列島は大寒波ですね。

ベランダにおいているメダカの水槽にも氷が張っています。

新しい一年のはじまりですが、厳しい寒さに

春が待ち遠しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年乙巳

 

穏やかに明けた2025年

干支は乙巳(きのとみ)です。

 

ここ数年、フラワーアンドグリーンプランニングの新年のご挨拶に

一緒に載っている、しめ縄はKIKIが製作しております。

 

去年の辰年は、なんか龍って感じで意外と作りやすかった。

しかし2025年の巳年の巳・ヘビはなかなかイメージが形になりにくかったというのが

正直なところでした。

 

 

ヘビって長くて、くねくねしてて

それだけで、ツノもないしヒゲもないから

私の未熟な想像力ではデザインしにくかったのです。

 

乙(きのと)とは、「木」の要素を持ち、草木がしなやかに伸びる様子や

横へ広がっていく意味を持っています。

ヘビは、神様の使いとして大切にされてきた動物で、脱皮を繰り返すことから

不老不死のシンボル灯されてきました。

日本だと白蛇は神の使いと言われて、大切に祀られている神社は多くありますが

日本以外の国でも、古くから豊穣や、死と再生の意味を持ったりしていて

幸運を運んでくると言われている場合もあります。

イタリアの宝飾ブランドに、蛇をイメージしたデザインの時計やアクセサリーがあります。

 

 

ヘビが脱皮して成長していくように

変化を恐れず、変化を受け入れ、楽しみつつ大きな実を結ぶ一年になるように

願いを込めて作ったものがこちらです。

 

緑色は大好きなので、毎年松やヒカゲカズラやゆずり葉など使っています。

今年はタチカズラで杉玉をイメージした球を作りました。

なぜ杉玉?

奈良の大神神社では毎年杉玉が飾られ、日本の酒造メーカーが酒樽を奉納している

お酒の神様ですが、大神の神様の化身の白蛇でもあり

関連づけられる?と思いまして… 

 

今はカラフルなしめ縄もたくさんありますが

私は、紅白、緑、金・銀の中の色でしめ縄を作るのが好きです。

 

 

2024年は例年に比べると、市場へ出ていた南天の実付きが良くありませんでした。

千両は良いものが出ていましたが

秋の終わりまで長引いた暑さがきっと影響しているのでしょう。

 

お正月が来たと思ったら

もう十日戎がはじまります。

 

今年も皆様に幸せが運ばれますように。

 

 

いまこの節の候 小寒 寒の入りを迎えていよいよ冷え込む節に入りました

旧暦で1月11日から15日頃は

水泉動(しみずあたたかをふくむ)

外は寒くても地中では春の兆しを感じて氷が溶け始める頃。

旧暦の新年というのは、1月後半から2月かけての頃です。そうなると地中に春の兆しというのも頷けますが、新暦で生活している現代人にはこれから本格的な冷え込みがやってくるので

ピンと来ないかもしれません。