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以下の続きです。
検査+教材の 入院から戻りました。
入院の基本は現在処方されている生薬の調整だそうです。
他に和漢診療を良くしたいのも目的だそうです。
これに関連し、研修医の方たちの実習への協力と検査などが在りました。(研修医の方たちの教材)
先ず入院時の状態の把握の為に血液検査と体重、血圧、と和漢診療の検査が在りました。
和漢診療の検査は基本の脈診、舌診、腹診(腹部の触診、打診)、問診などです。
他には脈波の検査も在りました。
なお脈波の検査とは、心臓の拍動で発生し血管を伝わる圧力変動を両手首と両足首で同時に測定するものだそうです。
調べたところ、血管を伝わる圧力変動の速度は、凡そ秒速10~25m/秒くらいだそうです。
動脈硬化が進むと速度が速くなるそうです。
有線通信での伝送線路(フィーダ)の特性インピーダンスが高いと速度係数が高くなるのと似ていると思います。
ここで私の想像です。脈波の伝わる速度からすると、拍動は動脈硬化の程度の影響で両手首では数10ミリ秒台の差は生じる可能性が有ります。
和漢診療の脈診では両手首の脈を同時に診ます。もしかしたら脈の時間差や脈波の波形の違いまで判って脈診を行っているのかも知れないと思っています。
また脈診は椅子に座った時とベッドに平らに寝た時の違いも診ていました。
なお、人の五感では10ミリ秒台程度の差は十分感じる事ができます。
例として建築機械の無線操縦では10ミリ秒台の時間差でも違和感を感じとれました。
これらの検査を基に新しい処方の生薬を10日ほど試し血液検査、体重などの測定を行いました。
その後、更に新しい処方にし10日後に血液検査、体重のなどの測定を行いました。
これで入院前に加えて、合計3種類の生薬の処方と各検査のデータが取得されました。
これらを主治医と教室内(研究室?)での検討の資料とするのでしょう。
退院時の院内薬局の新しい処方の和漢薬
何が違うのかな?
1種類は違うのが見付かりました。
後で院外薬局の明細を見ないと判りません。
なお研修医の方たちの実習への協力ですが次の様な内容でした。
各回診の時に研修医の方たちが各人で私の脈診、舌診、触診、打診、問診などを各人のフォームに記入していました。その後で主治医の各診察内容との答え合わせをしていました。
ところで子供の頃の小児科や内科では、聴診や打診、瞼の裏などは必ず診られたと思います。しかし最近は聴診以外は、あまり受けた記憶が在りません。なぜなのでしょうか?