ブランクの克服
以前にドリュー・バリモアの話を書いたが、アメリカの俳優や歌手は長いブランクを経て復活する例が日本に比べて多い気がする。
例としては、シルヴェスター・スタローンが「ロッキー」、「ランボー」シリーズ以来の長い不振を「クリフハンガー」で克服したこと(その後また不振だが)やビーチ・ボーイズが「ココモ」で22年ぶりに全米No.1を獲得したことが思い浮かぶ。
この「ココモ」には参加していなかったが、ビーチ・ボーイズの初期中心メンバーである、ブライアン・ウィルソンの復活もいい例だと思う。ロック史上No.1の名作と語られることの多い「ペット・サウンズ」のセールス上の不振や次作「スマイル」の製作中止などから、長らくドラック中毒で廃人同然だったらしい。しかし、80年代後半から徐々に復活し、2004年には幻の名作とされていた「スマイル」を完成させている。
この「スマイル」は美しいメロディにあふれる傑作だ。「イノセント」って言葉はこの作品のためにあると思えるほど澄み切ったサウンドで、過去の苦労や挫折を微塵も感じさせない。あまりの毒のなさに逆に恐ろしくなるほど。本当の才能というものは年齢やブランクによって簡単に色あせないということをよく示している。
日本でこのようなブランクを克服する例が少ないように思えるのは、本当の才能を持つ人が少ないのか、本当の才能を評価できる人が少ないのかどちらだろうか?たまに復活する例があるが、田原俊彦さんのように才能を評価されてというよりも、どこか自虐的な感じで飛び道具的にバラエティにでるという感じが多い気がする。
年明け早々、森昌子さんがバラエティ番組に出まくっている気がする。結構おもしろいのだが、できれば飛び道具ではなく才能を評価されての復活であって欲しい。
- ジェネオン エンタテインメント
- クリフハンガー
- The Beach Boys
- Pet Sounds
- Brian Wilson
- Smile
人たらし
輪廻転生についてたまに考える。本当にあるかどうかは不信心なのでよくわからないが、「生きていくのがしんどいなあ」とか「人と付き合うのがつらいなあ」と感じると自分は人生経験というよりも「人間としての経験が不足しているのではないか」と考えることがある。「自分は人間になって生まれ変わるのが2回目なのでこんなに生きにくいのだ」というふうに考える。ちなみに、僕の奥さんは「生きにくい」を通り越して人間としての動き自体がおかしいので、たぶん前世は人間以外だったのではないかと密かに思っている。
「人たらし」と呼ばれる人がいる。僕にとってはあまりほめ言葉とも思えないが、生きることや人の扱いにすごく長けた人は実際に存在する。そういう人を見ると、「たぶん人間に10回以上生まれ変わっていて、そのうち1回くらいは宦官でも経験しているのでは?」とやっかみもこめて思ったりもする。実際の心の中はよくわからないが、生きることの技術がサッカーにおけるロナウジーニョ級の人は確かに存在する。そういう人はロナウジーニョがサッカーに抱いているように生きることが楽しくてしょうがないのかもしれない。
フランク・キャプラ監督作品を観ると「人たらし」という言葉が浮かぶ。「もし自分が存在しなかったら?」を描く、「素晴らしき哉、人生!」(書くのも恥ずかしいタイトルだが)を観ると、8割がネガティブ感情でできている僕も一時的にポジティブ成分が過半数を超えてしまう。生きることのすばらしさを何のてらいもなく描いた恐るべき作品だと思う。ところが、この作品は興行的には失敗したらしい。なかなか、映画興行は一筋縄ではいかないものだ。ただ、今でもこの映画はアメリカではクリスマスに必ず放映されるほど愛されているらしい。この映画にこめられたポジティブ思考は、作品の一時的な不当評価を吹き飛ばすほどのパワーを持っていたというところだろうか。「人たらし」恐るべしである。
- 東北新社
- 素晴らしき哉、人生〈特別版〉
DS生活
NINTENDO DSを買って1ヶ月が過ぎたので、今日は単純にソフトの使用感を。
DSを買うことは、脳を鍛えたいと説得して奥さんに許可してもらった。しかし、子供達の前でゲームをすることは禁じられている。というわけで、早起きしたり、ほたる族のようにベランダに出たりしてDSをやっている。なかなか普通の大人ではないと自分でも思う。
DSと同時にまず、「脳トレ」2本を購入。最初は簡単な算数の計算なので「あれれ」と思ったが、トレーニングできる種類が増えるにつれて、よくできたソフトだと思うようになった。家に出入りする人数を当てる「人数数え」は見ていても楽しい。トレーニング結果がグラフ表示されるところも継続して取り組む気になれる。ひとつショックだったのが、僕の「×(かける)」の筆順が間違っていたこと。この歳になって初めて気づいた。左上からの線を先に書くとDSに認識してもらえなかった。おかげで「算術記号」を初めてやったときはひどい結果になった。現在の脳年齢は「脳トレ」21歳、「もっと」26歳とまずます。算数よりも国語や英語系のトレーニング結果の方がよい。文系にして正解だった。
次に「常識力トレーニング」を購入。問題の難易度が少し低すぎるところと、一日にできる問題数が限られているところが少し不満だがこれもよくできたソフトだと思う。手紙の書き方や冠婚葬祭マナーの知識がかなりついた。現在、常識力指数69。
一番最近に買ったのは「ウイイレDS」。PS2でウイイレをすると子供が邪魔をするので、心置きなくプレイするために購入。やはり画面が小さいので操作感はいまいち。サイドチェンジがうまくできない。下画面のレーダーを活用しろということだと思うがその余裕もない。結果、「ふつう」レベルだとなかなか日本でオーストラリアに勝つことができない。このソフトについては奥さんにも内緒。びくびくしながら早起きしてプレイしている。