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戦争の名残

現在30代後半の僕には、当然のことながら戦争の経験がない。ただ、かろうじて親族から戦争の名残と言うか傷跡のようなものを感じる機会は何度かあった。

僕の父方の祖父は僕が物心ついたころからすでにアル中でよろよろだった。73歳で亡くなったので僕が遊んでもらっていたころは、まだ60台後半だったと思うが、今の同年代の人たちとは比べ物にならないほど老けていた。よく、昼間から酒に酔った祖父に呼ばれた。たまに世界地図を広げて自分がビルマに行ったことがあるという話をしてくれた。話を聞いてあげると最後に必ず50円をくれた。当時はお駄賃目当てで話を聞いていたが、今から思えば祖父はそのつらい経験を誰かに聞いて欲しかったのかも知れない。穿った見方をすればアル中になったのも戦争の影響かも、と思うこともある。

母方の祖父は逆に体が弱かったので徴兵されなかったようだ。神武天皇から昭和天皇まで全ての天皇陛下の名前を言えることが自慢の温厚な祖父だった。お酒もほとんど飲まない人だったが酔って炭坑節を踊ってくれた後に、徴兵されなかったことの後ろめたさを語ってくれることもあった。かなりの愛国者だったのもその反動かもしれない。

右傾化する若者が増えているという記事を読んだ。仕事もなく、閉塞感漂う不公平な社会なら、戦争で一からそのシステムを破壊したいという考えもあるかもしれない。気持ちはわからなくもないが、その考えに戦争がいかに人を損なうかということに対するリアリティは欠如している。そして、愛国心を活用するうまみをリアリティを持って記憶している人に利用される危険性も感じる。ただ、逆に僕達以上の世代は、今の若者の痛みや閉塞感をどの程度リアリティを持って理解しているのかということは常に自問しなければいけないと思う。勝ち逃げできると思っていたらきっとしっぺ返しを食らうだろう。


雨宮 処凛
生きさせろ! 難民化する若者たち



きかんしゃジェームス

今日は長男の5回目の誕生日。ということで、かつてからリクエストを受けていた、きかんしゃトーマスのジェームス(プラレール)とDVDを購入した。さらにおばあちゃんからハーヴィーが送られてきたこともあり、次男の分も含めると我が家の車両数は12両。ちょっとしたトップハム・ハット卿気分を味わっている。

そのジェームスだが、えらいことになっているらしい。「木製レールシリーズ」のジェームスなどに使われている塗料に米国の基準を超える鉛が使用されていることが判明。日本でも自主回収が始まっている。中国製恐るべし。そういえば、ビジネスホテルなどで使われている中国産の練り歯磨きにも毒性のあるジエチレングリコール(DEG)が検出されたらしい。思わず、購入したプラレールの生産国を確認したらタイ製だった。安心。

プラスティック製のものよりも木製の方が子どもにやさしいと思いながら、予算の都合でプラレールとなっていたので、かねてより少し子どもに対して後ろめたい思いもあったのだが(息子の友人宅にあるトーマスの大半はこの「木製レールシリーズ」)、今回ばかりはけちってきてよかった、と自分を納得させている。

しかし、食べ物だけでなく子どもに買い与えるおもちゃに対しても、生産地や使用されている材料を考慮しないといけない時代になったのだと今さらながらグローバリゼーションの影響の大きさを感じる。もっとも、昔のブリキのおもちゃにはもっと有害な物質が入っていたのかもしれないし、あまり過敏になりすぎてもいけないかもしれない。

プラレールでよかったと安心していたのも束の間、この話を奥さんにしたところ、次男は友人宅で、木製レールシリーズのきかんしゃ(ジェームスも含まれている)を普段からぺろぺろとなめているらしい。まずは何でも口にいれないというしつけが大事なようだ。


トミー
プラレール ジェームス T-05
ポニーキャニオン
きかんしゃトーマスDVD(8)
トミー
プラレール ハーヴィー T-16
ソニー・クリエィティブプロダクツ
ラーニングカーブ きかんしゃトーマス 木製レールシリーズ ジェームス FC-78397

アイドル遍歴

先日、「リンカーン」でAKB48なるアイドルユニットのライブにさま~ず三村さんが出演するという企画をやっていた。メンバーが48人というのにびっくりした。A組、K組、B組の3つの組に分かれているということも始めて知った。なるほど、48人だと4組でも6組でも8組でもいろんなパターンに分けることができる。よく考えられていると思った。 

ライブを待つファンの映像が映し出されていたが、懐かしい雰囲気が漂う人たちがたくさんいた。大学時代にアイドルに詳しい先輩がいたが、その人にどことなく感じが似ているのだ。その先輩は頼みもしないのに、アイドルライブでのマナー(ダンスに合わせて手拍子やジャンプをするのが基本らしい)とかをよく教えてくれた。当時好きだった高橋由美子さんのCDを貸してももらい、あだ名が「グッピー」であることも教えてもらった。

ちなみに僕のアイドル遍歴は菊池桃子さん、西村知美さん、高橋由美子さん。西村知美さんの握手会に行ったこともある。アイドルとして成功したかはともかく、3人とも厳しい芸能界で息長く、しかもおばさんくさくならずに活躍されているので(ラ・ムー、からくりテレビでの天然ぶり、チョコラBB」CMでの不細工顔など、それぞれ身を切ってはいるものの)なかなか見る目はある方だと自負している。

AKB48ファンは気に入ったメンバーのことを「推しメン」と呼ぶと番組で天野さんが言っていた。今、長男がポケモンのモンスターを夢中で覚えているが、ファンの方々も同じような気持ちで各メンバーを覚えているのかもしれない。僕も久しぶりにアイドルでも応援してみようかという気になったので、「推しメン」でも探そうと公式HPページを見てみた。しかし、かなり老化が進んでいて、きかんしゃトーマスの車両の名前すら覚えられずに長男に叱られている僕の脳ではとても対応できなかった。


高橋由美子
万事快調
菊池桃子
スペシャル・セレクションI
西村知美
夢色の瞬間(とき)(紙ジャケット仕様)