Papyrus PW-AT760
英和辞典は大学受験の際に購入したものを使っているので、さすがに最近の新しい言葉(特にIT関係)が見つからないケースが増えてきた。奥さんから「家庭の医学」や「薬がわかる本」が欲しいというリクエストもあったので、電子辞書をそろそろ買おうとずっと考えていた。今回のボーナスの使い道を考えていたところ、格安で購入できる機会があったので、SHARPの「Papyrus PW-AT760」の黒色を購入した。
箱を開封してまず、その薄さにびっくりした。ニンテンドーDSぐらいのイメージを持っていたのだが閉じた状態で半分近い薄さ。画面も大きく見やすい。前バージョンの「PW-AT750」が銀色しかなかったので、せっかく最新機種を買うのだからという理由で黒色にしたのだが、その質感と言うかデザインも高級感があり気に入っている。
操作性の方だが、ボタンが適度に大きく文字の入力や機能の選択はかなりしやすい。画面に表示される文字も大きいので見ていても苦にならない。手書きパッドはまだあまり使い込んでいないのだが、認識の精度はかなり高そうだ。機能の切り替えや検索語の表示もすぐに行われるのでストレスは全くない。ただ、英和辞典などで用例を見る場合に「例/解説」というボタンを押さないといけないので、紙の辞書に慣れている僕にとっては少し違和感があった。逆に単語の発音が聞けるなど紙では実現できない機能はとても便利。
脳年齢測定など一部の機能で手書きパッドが使えないのはDSの脳トレに慣れた僕にとっては少し使いづらかった。能力開発系のコンテンツが結構充実しているが、個人的には例えば若者用語集などの単なる辞書機能のコンテンツをもっと増やして欲しかった。
こういう製品は購入当初は面白がって結構使うのだが、すぐに飽きてしまうことが多い。そうならないようにあえて高級機を買ったつもりなのでうまく活用して行きたい。
サービス残業
3年の地方勤務を終えられて戻ってこられた前の会社の先輩と久しぶりに飲んだ。奇妙な縁があり、僕にとってつらい職場の時に決まって一緒の部署になっている。一度目に一緒になったときは、気合オンリーの暴君部門長が支配する営業部署だった。営業担当全員の売り上げを棒グラフに張り出し、毎週の会議で最下位を吊るし上げるような部署だった。僕は営業で常に最下位だったのでよく吊るし上げられた。企画部門だったその先輩や当時の直属の上司に「やればできる子なんです」とよく助けてもらっていた。
二度目に一緒になったときは、ロジカル社長が圧政を引く子会社で一緒になった。資料の細部にまでチェックし、細部に少しでも論理破綻があるとやり直しを命じられる。今度は立場が逆で、先輩が営業マネージャーで僕が企画部門。先輩が書いた企画書の論理矛盾を深夜に社長がちくちくと指摘しているときに、僕がフォローを入れたところ、見事に僕まで火だるまになったこともある。結局、目の前でその企画書は破り捨てられた。
そんな経緯もあり、不思議とウマが合い仲良くしていただいている。
現在、先輩はとある支店で働いているのだが、その職場のサービス残業がひどいようだ。土日どちらかの出勤はほぼデフォルトで残業代はつかない。休むと部門長からの、「販売成績が落ちてますね」とか嫌味のメモを月曜日の朝に見る羽目になるらしい。僕が辞めたころは、労基署の指導でサービス残業はかなり減っていた(逆に朝早く来いとよく言われたが)。ところが、支店のコストカットの方針でいつのまにか休日のサービス出勤や3時間残業で実は深夜まで働くことが当たり前という以前の状況に戻ったらしい。本来は無駄な資料の修正とか仕事を減らすこととセットで議論すべきなのだが、結局数値目標と気合だけで乗り切ろうとするから、しわ寄せは全部現場にいってしまう。何も変わっていない。
- 佐藤 広一
- そのサービス残業は違反です!
- 労働総研労働時間問題研究部会
- 非常識な労働時間―“サービス残業”自由化ねらう政府、財界
どんでん返し
張りに張った伏線を最後に巧みに結びつけた予想を裏切るどんでん返しの結末で、観客を驚かせるタイプの映画が好きだ。ざっと思いつく範囲で言うと、「メメント」、「オールド・ボーイ」、「ユージュアル・サスペクツ」、「シックス・センス」など。
特に、「メメント」は少し難解だが、記憶が10分しか保てない主人公、ポラロイド写真や体に書き込まれたメモなど小道具の使い方の巧みさ、そして、現在から過去に溯って進行する時間軸が逆になった構成など、これまでに見たことがないようなオリジナリティにあふれる設定でとても印象に残っている。確か「ジョジョの奇妙な冒険」でも、「記憶が一定時間しか保てない」という設定がアレンジされて用いられていたと記憶している。
先日、この「メメント」のクリストファー・ノーラン監督最新作「プレステージ」を観た。「メメント」の次回作「インソムニア」が正直いまいちだったので、それほど期待せずに観に行ったのだが、これがかなり面白かった。「映画を観たなあ」という満足感が得られる傑作。「メメント」のように最後の最後まで結末がわからないといったタイプではなく、後半になるとある程度展開は読めてくるのだが、それまでに張られた伏線がぴたっと収束するところはなかなかの快感だ。また、登場人物の心理描写も丁寧に描かれているので、映像だけでなく心情を想像して恐怖感が増すようになっている。
ただ、かなり癖が強い映画だと思うので万人受けはしないだろう。結末がかなり現実離れしているので、リアリティを重視する人には合わないと思う。この映画も時間軸がさほど説明されずに縦横無尽に展開されているので、混乱する人もたくさんいるだろう。いつも思うことだが、こういう映画に多額の資本を投下できるハリウッドは懐が深い。
でも、この映画の一番のどんでん返しはデビッド・ボウイのオーラのなさかもしれない。
- アミューズソフトエンタテインメント
- メメント/スペシャル・エディション
- ジェネオン エンタテインメント
- オールド・ボーイ プレミアム・エディション
- パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- ユージュアル・サスペクツ
- ポニーキャニオン
- シックス・センス コレクターズ・エディション
