【はじめに】

 

お客様が品質の良さを認めてくれても直ぐに受注には至らない。必ず工場審査をして、一定以上の成績でなければ発注に至らないのが日本の取引慣行だ。

 

わが社も創業当時、何社も工場審査に行くと言われたが、何とか工場を見学せずにお帰り頂くように工作した。

 

 

 

 

~永守重信氏の言葉~

 

===============

 

【本文】

 

■工場見学をさせずにお帰り頂くために大変気を遣いました!■

 

ニデック(旧日本電産)は今でこそ大企業に成長し、世界的モーターメーカーになったが、創業当時は畑の中の民家を借りて、たった4人で創業した。

 

だが、生み出されるモーターの品質はかなり優秀だとの評判だった。

 

試作品やサンプルを納品するとすばらしいモーターと評価された後で、「是非工場審査をさせてほしい」との申し出がきた。

 

審査結果が一定の水準以上だと量産品の取引に結び付くのだ。

 

当時の日本電産にとって「工場見学に行く」と言われるのが一番辛いごとだった。

 

畑の中の民家の工場を見学させれば、「こんなみすぼらしい会社とは取引できない」となる恐れがあるからだ。

 

そこで、永守社長は最初京都の観光スポットを案内し、わざと渋滞にはまる道を走り、時間切れに持ち込んで京都駅に送り、「次回は是非見学頂きますから」と言ってお帰り頂いた。

 

見学させないための独創性豊な手段だったが、中には何が何でも見学させてくれと言われて案内せざるを得ないお客様もいて、その方の会社とは残念ながら取引には至らなかった。

 

=コンピテンシー宣教師=

 

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【教訓】

 

自分がお客さんだったらうれしいことは、何でもしてあげなさい。

 

 

 

 

~大薗誠司氏の言葉~

 

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【本文】

 

■女性社員が男性出張族の心を癒してくれるビジネスホテル!■

 

東横インの創業社長は、いろいろ不祥事を起こし、世間を騒がせた経緯があるが、その後娘のK氏が社長になったと聞いたが、今も頑張っているだろうか。

 

創業当時、1号店は先代の行きつけの飲食店の女性に支配人をお願いしたが、2号店は男性を支配人にした。

 

一号店はいつも綺麗で明るく、支配人の教育で、お客様をお迎えするとき「お帰りなさい」と言うことにしたところ、出張族は我が家に帰った気分になり、くつろぐことができた。

 

2号店はタバコ臭くて暗いから、1号店のように良い評判は立たず、業績はよくなかった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

特にビジネスホテルに宿泊する男性出張族は、「ただいま」と言って我が家に帰った気分にさせてくれる女性社員のほうがありがたいと考えている。

 

そのような願望をキャッチした東横インでは、支配人なら主として40歳代の元CAや元教師、専業主婦だった人、スタッフなら若い女性を採用するように舵を切った。

 

ビジネスホテルは365日、休みなしだから、女性社員の心温まるおもてなしは男性出張族の心を癒してくれるから他のビジネスホテルに比べて圧倒的にリピーターが多い。

 

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【はじめに】

 

多くの会社では電気代の節約に力を入れてきた。チリも積もればで、年間を通すとかなりの金額になる。私は、執務室で夏は下着姿、冬は着込んでエアコンは使わなかった。

 

節約の大切さを説きたかったからだ。

 

 

 

 

~山田昭男氏の言葉~

 

=====================

 

【本文】

 

■ユニークな電気代の節約を断行した会社!■

 

未来工業の創業者である故山田昭男氏は、ケチで有名だった。

 

山田氏は生前、「節約や改善の大切さを浸透させるため」と語っていた。

 

旧日本電産(現ニデック)の「N会長」もケチで有名だが、使うべきところには大胆に使う経営者だった。

 

利益を少しでも多く出すためには、経費の節約が重要だ。

 

どこの会社でも取り上げられるのが電気代の節約だろう。

 

だが、未来工業も日本電産も電気代の節約は独創的だ。

 

昼行灯にならないように通路の蛍光灯を全部外し、エレベーターの周囲も真っ暗にした。

 

部屋の蛍光灯には担当者の名札をぶら下げ、個人管理にして離席時は確実に消灯させる。

 

来客用のトイレ以外は、冬場でも便座の暖房は切るほどの徹底ぶりだ。

 

やりすぎと思うかもしれないが、社員に問題意識を植え付ける効果は絶大なようだ。

 

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【教訓】

 

中国人旅行者はマナーの悪い旅行者の代名詞になっている。

 

古典の漢文に出てくる文言によると誰もがEQに長けたすばらしい人物ばかりなのに、今の中国人はなぜマナーが悪いのだろうかと不思議に思う。

 

 

 

 

~下山明央氏の言葉~

 

=====================

 

【本文】

 

■中国人は今やマナー悪い民族第一位になってしまった!■

 

中国人は長いこと「一人っ子政策」を採ってきたため、みんなお姫様であり、王子様だ。

 

甘やかせ放題甘やかして育てたツケは重く、日本の観光地ではせっかく中国語で注意書きや禁止事項を掲示しているのにほとんど守ってくれない。

 

行列して待つことが大の苦手で、大声を上げ、わめき散らす様は正に「烏合の衆」だ。

 

「残してよいのは足跡のみ、持ち帰ってよいのは思い出のみ」と教えてあげたい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

近年、日本人も決してマナーが良いとは言えないが、世界的にみればマナーはいいほうだ。

 

特にアスリートやサポーターたちは世界から絶賛されるほどすばらしいマナーを発揮する。

 

多くの会社では改善活動に5Sを取り入れており、その中に「躾(しつけ)」が含まれている。

 

決め事をみんなで遵守し、良いマナーを持続させるために「躾」が威力を発揮している。

 

「躾」ができていないと5Sをやってもすぐに崩れてしまうことは誰もが経験済だ。

 

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【はじめに】

 

今でもタイムレコーダーを使っている会社は多い。そもそもレコーダーの記録を集計する総務部の労務費がムダである。

 

レコーダーが仕事をするのは朝と夕方だけで、しかも行列ができるから増設してくれと組合が言い出す。

 

 

 

 

~山田昭男氏の言葉~

 

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【本文】

 

■タイムレコーダーの廃止で総務部の労務費を節減した会社!■

 

昔から社員の出退勤管理用のために多くの会社がタイムレコーダーを導入してきた。

 

朝の出勤時には、タイムレコーダーの前に行列ができるからギリギリに出勤する社員はタイムオーバーで遅刻に打刻される恐れがある。

 

夕方の退勤時にも朝ほどではないが行列ができる。

 

労働組合の委員長はこの問題を取り上げ、タイムレコーダーを増設して職場の近くに設置するよう求める。

 

始業開始5分前に職場に集結して、みんなでラジオ体操を始め、ラジオ体操が終われば丁度始業時刻となり、職場ごとに朝礼が始まる。

 

そのとき職場に来ていない者は、本来は遅刻扱いのはずだ。

 

軍隊ほどでなくとも、規律ある行動は、チームの結束力を高めるはずだ。

 

進歩的な会社として有名な未来工業では、タイムレコーダーを廃止して自主管理に任せた結果、遅刻者はほとんどいないだけでなく集計する総務の人件費が節約できた。

 

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【教訓】

 

ケーズデンキの社長である私は、売上高や利益で一位になって、果たしてどれほどの意味があるのだろうかと考えました。

 

私は「一位にならないように頑張らないようにする。

 

それが私たちの経営なんです」と主張しています。

 

 

 

 

~加藤修一氏の言葉~

 

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【本文】

 

■売り上げ・利益一位を否定し頑張らない経営を目指す経営者!■

 

コンピューターの処理能力について、一位と二位ではその持つ意味が全く違うらしい。

 

何も知らない蓮舫氏が、仕分け会議で「どうして一位を目指すのですか。二位ではダメなんですか」と質問したことが、今も鮮明に記憶に残っている。

 

コンピューターの処理能力の重要項目が演算スピードだ。

 

スピードが一位と二位では持つ意味が全く違ってくると言うわけだ。

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

会社も、売り上げ・利益で業界一位になることは経営者の夢なのかもしれない。

 

売り上げ・利益で一位になると、富士山の頂上に登った気分になるのだろうか。

 

一方、ケーズデンキの運営会社であるケーズホールディングスの「加藤社長(当時)」は「一位にならないように頑張らないようにする」と語っていたのが印象深い。

 

売上・利益で一位を目指すのではなく、お客様が求めるモノやサービスを提供して喜んでもらえる経営を目指すと言うことだから、EQに長けた経営者としてリスペクトしたい。

 

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【はじめに】

 

他人の過失を非難しても自分の過失の逃げ道ができるわけではない。

 

 

 

 

~ボッカチオ氏の言葉~

 

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【本文】

 

■人格のない人間は役員になっても実績もあげられず排斥される!■

 

過失があったわけでもないのに他人を我が物顔で非難するのがトランプだ。

 

そして、実績もあげていないのに自分の実績だと自慢げに話すのもトランプだ。

 

自我自賛が得意中の得意だが、やることなすことがうまくいかない。

 

皆さんの会社にもこのような性格の人間が幅を利かせているのではないですか。

 

このように人間は、声がでかい。

 

話しがうまい。

 

しかも上層部の人間に対して取り繕うのがうまい。

 

職場内では評判が悪く、不人気なのに結構上からは評判がいいから厄介だ。

 

上層部の役員たちは、彼を昇格させて役員におしあげてしまった。

 

だが、下の者の協力が得られないから何の実績もあげることができない。

 

やがて「ミスキャスト」だったことが分かった上層部は、役員会を経て彼を排斥する。

 

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【教訓】

 

不況の時こそ起業のチャンスです。多くの会社が選択と集中と称して切り捨てる事業が出てきます。

 

そのような事業を引き受けて磨いていけば立派な事業になるからです。

 

 

 

 

~広野道子氏の言葉~

 

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【本文】

 

■ダイキン工業は製品の特長や性能で家電メーカーを上回っている!■

 

エアコンからすでに撤退した家電メーカーが数社ある。

 

例えば事業の柱が三つあってどれも同じくらいの規模に育っていれば、一つの事業が倒産しても二つの事業が健全ならば売り上げの約70%は維持されるから、その間に将来性ある事業を立ち上げればいい。

 

一つの事業に特化して成長してきた会社の場合、その事業が衰退すれば会社も倒産を覚悟しなければならなくなるだろう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

ダイキン工業と言う会社はエアコンの「一本足打法」でこれまで成長してきた。

 

エアコンも一般家庭用もあれば事業所向けの大型エアコンもあって、どちらもダイキン工業は強さを発揮している。

 

家電メーカーなどでは今もエアコンは扱っている会社があるが、なんといってもダイキン工業は製品の特長や性能で家電メーカーを上回っている。

 

しかも地球は益々の温暖化で、夏は冷房、冬は暖房でほぼ一年を通してエアコンは必要なため、未来永劫必須商品になっ ているからダイキンは強みを発揮できる。

 

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【はじめに】

 

お客の立場だけを考えて商品を揃えました。

 

お客のためならめったに売れないものでもお店に置き、メーカーのためには現金で大量に仕入れる。

 

 

 

 

 

~畑中利元氏の言葉~

 

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【本文】

 

■お客の立場を考えた店づくりこそが繁盛の原点です!■

 

ユザワヤでは、毛糸類、生地や手芸キットの販売・通販・レンタルなど手芸商品を中心に手広く品揃えしている。

 

それらの商品を販売しているだけでなく、「手芸教室」も同じ店舗の一角で開催している。

 

お客様は、教材を自分で購入してそのまま手芸教室に行けばいい。

 

ユザワヤの特徴はめったに売れない商品も取り揃えていることだ。

 

お客様は探していた商品をユザワヤでやっと見つけることができる。

 

もし見つからなければ、ユザワヤに行ってもなかったのだからと諦めがつく。

 

ユザワヤはメーカーなどからの仕入れに当たっては現金仕入れで、しかも半端な数量を残したりせずに全部まとめて仕入れてあげるからメーカーにとってはありがたい。

 

大きな商業施設などからは「ぜひウチに出店してほしい」とラブコールがかかる。

 

ユザワヤは集客力があり、しかも上質のお客様が来てくれるからラブコールがかかるのだ。

 

お客の立場を考えた店づくりこそが繁盛の原点である。

 

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【教訓】

 

小さな変化でいい。

 

大きな変化、革新と考えるから苦しくなる。

 

 

 

 

 

~藤田東久夫氏の言葉~

 

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【本文】

 

■朝礼の司会を交代制にしたところ小さな変化が現れ始めた!■

 

「おはようございます」と一言だけの朝礼。

 

なんとも味気ない。

 

課内での従業員同士の会話もほとんどない。

 

夕方業務が終了すると三々五々無言で帰宅の途につく。

 

今度人事異動できた課長は、会話が活発で元気溌剌の職場にしたいと考えた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

朝礼の司会者は毎日全員が交代で務めるようにした。

 

司会者は日ごろから感じていることや自分の趣味など、何でもいいから朝礼で紹介していいことにした。

 

最初はみんな緊張気味であまり多くを語らなかったが、一か月が過ぎたころから結構司会者が話題を提供してくれるようになった。

 

それに対して手を挙げていろいろ意見を言ってくれる人も現れて、職場に小さな変化が表れ始めて職場が明るくなっていった。

 

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