Little Friends -616ページ目

「北斗星」の旅路~食堂車「グランシャリオ」②

(続き)上野発の夕食時間は19時45分からの1回だけだが、発車時間の早い札幌発は2回設定されている。

席数が28席しかないため、混雑期などは予約も早い者勝ち。

ただし、A個室は和食のみルームサービスも予約できる。

食堂車はこんな感じ。実は、開店前に撮らせてもらった。

カジュアルな内装のこの食堂車は、JR東日本の車両。

以前使われていたJR北海道の食堂車は、赤いシェードランプが印象的な、オリエント急行風のシックな内装で、僕はこちらの方が好きだった。(続く)

「北斗星」の旅路~食堂車「グランシャリオ」①

(続き)錯綜するポイントをいくつも渡って広い大宮駅の構内を抜け、「北斗星」は東北本線に入った。

窓の外はすっかり陽が落ち、家々の灯やネオンのきらめく中、「北斗星」は徐々に速度を上げ、北への力走を始めた。

久喜で先行の普通電車を追い抜く。ホームは思いのほかがらんとしていて、かわりに家路を急ぐ人たちで駅前の方が人通りは多い。

天井のスピーカーから女性の声が流れてきた。

『皆様、こちらは食堂車「グランシャリオ」でございます。ただ今より、ディナータイムご予約のお客様のお席とさせていただきます…。』

さぁメシだ!違う、お食事の時間だ。

食堂車について説明しよう。

「北斗星」「カシオペア」の食堂車の夕食は予約制で、駅や旅行会社の「みどりの窓口」で、一ヵ月前からの食事予約券を発売。ただし、JR東海と四国の駅では買えない。

普通の指定券は発車間際まで買えるが、食堂車の場合は、仕入れや仕込みの関係もあり3日前まで。

メニューは、フランス料理のフルコース(7800円)か、和食懐石御膳(5500円)。

昔は空席があれば、ビーフシチューのコースが食べられたが、今は完全予約制になってしまった。(続く)

「北斗星」の旅路~個室A寝台「ロイヤル」にて④

(続き)大宮では2分停車。ほんの一瞬の京浜東北線からの視線とは違い、2分という時間はかなり長い。

ホームにいる大勢の帰宅客の視線が、いっせいに「ロイヤル」に降り注ぐ。この状態で優越感を感じられる人は、相当図太いと思う。

しかも、その視線は、羨望の視線というよりは、

「急いでいるのに、邪魔な列車だな」
「人が働いてるのに、いい気なもんだよ」

という、あまり快適ではない視線だ。さりとて、カーテンを閉めるのも気まずい。

小心者の僕は、大宮到着前にカーテンを閉めてしまうが(笑)。

断っておくが、僕はここで「北斗星」の内部を詳しく紹介しようとは思っていない。

検索すれば、個室や食堂車の写真や詳しいデータはいくらでも出てくるし、そちらを見てもらった方が早いし正確だ。

僕がのせた写真も、友達への写メで使ったものだから、ショボい写真だ。

もともと、その時のことをブログに書くなどとは夢にも思わなかったから、写メもたいして撮っていない。

僕は、「北斗星」での北海道への一夜を、自分の体験をもとにしながら、あくまでその雰囲気を伝えたいと思う。

しかも、僕が書くのだから、当然長い。覚悟されたし。(続く)