「北斗星」の旅路~上野駅にて⑥
(続き)荷物を置き、シーツや毛布などの寝具を片付け、通路側の荷棚にのせた。
いくらなんでも、まだ寝るには早い。背もたれを引き出して、荷棚にある大きな肘掛けを置くと、立派なソファになる。
さっそく、総理大臣のように肘をつき、ふんぞりかえる。
ちなみに、この下にエクストラベッドが収納されており、2人で使用する時にはダブルベッドになる。
定刻19時03分。ドアが閉まり、「北斗星」は、北に向けてゆっくりと動きだした。
余談だが、食堂車を連結している列車が始発駅を発車する時、とは言っても、今では上野、大阪、札幌しかないが、食堂車のスタッフが客席に整列し、ホームに向かって深々と頭を下げるの知っているだろうか?
かつては、新幹線にも在来線にも数多く食堂車が連結されていたが、その頃から続く伝統だ。
僕は迂闊にも全く知らなかったが、札幌駅で目撃して驚き、後日「北斗星」の食堂車のスタッフに聞いたところ、そのように教わった。
よくよく考えてみれば、ホームにいる客は、絶対に食堂車の利用客ではないのだから、頭を下げる必要はないと思うのだが、そういう屁理屈ぬきに、何か荘厳な感じがして感動したのを覚えている。(続く)
いくらなんでも、まだ寝るには早い。背もたれを引き出して、荷棚にある大きな肘掛けを置くと、立派なソファになる。
さっそく、総理大臣のように肘をつき、ふんぞりかえる。
ちなみに、この下にエクストラベッドが収納されており、2人で使用する時にはダブルベッドになる。
定刻19時03分。ドアが閉まり、「北斗星」は、北に向けてゆっくりと動きだした。
余談だが、食堂車を連結している列車が始発駅を発車する時、とは言っても、今では上野、大阪、札幌しかないが、食堂車のスタッフが客席に整列し、ホームに向かって深々と頭を下げるの知っているだろうか?
かつては、新幹線にも在来線にも数多く食堂車が連結されていたが、その頃から続く伝統だ。
僕は迂闊にも全く知らなかったが、札幌駅で目撃して驚き、後日「北斗星」の食堂車のスタッフに聞いたところ、そのように教わった。
よくよく考えてみれば、ホームにいる客は、絶対に食堂車の利用客ではないのだから、頭を下げる必要はないと思うのだが、そういう屁理屈ぬきに、何か荘厳な感じがして感動したのを覚えている。(続く)
「北斗星」の旅路~上野駅にて⑤
(続き)「カシオペア」の場合はラウンジカーの床下だからまだいいが、「はやぶさ」や「北陸」など一部の寝台列車には、B寝台車の床下に発電機があってけっこううるさい。
「スハネフ」という車両形式だったら、発電機つきだから要注意だ。
ドアが開き、大きな荷物を持った乗客たちが、青い車体に吸い込まれてゆく。轟音を発する電源車の前で、ポーズを決めて記念撮影をしている人も。
チケットに指定された号車番号と個室の番号を確認し、自分の個室へ向かう。
「北斗星」には、1人用のA個室「ロイヤル」が9号車と10号車に各2部屋づつある。
9号車は1人用B個室「ソロ」、10号車は2人用「デュエット」と同居しており、僕は10号車だった。
部屋のドアを開けると、コンパクトながら、機能的かつ快適そうな居室が僕を待っていた。
ここが、今宵の僕の宿だ。(続く)

「スハネフ」という車両形式だったら、発電機つきだから要注意だ。
ドアが開き、大きな荷物を持った乗客たちが、青い車体に吸い込まれてゆく。轟音を発する電源車の前で、ポーズを決めて記念撮影をしている人も。
チケットに指定された号車番号と個室の番号を確認し、自分の個室へ向かう。
「北斗星」には、1人用のA個室「ロイヤル」が9号車と10号車に各2部屋づつある。
9号車は1人用B個室「ソロ」、10号車は2人用「デュエット」と同居しており、僕は10号車だった。
部屋のドアを開けると、コンパクトながら、機能的かつ快適そうな居室が僕を待っていた。
ここが、今宵の僕の宿だ。(続く)


