Little Friends -583ページ目

新々・わが家の扶養家族~チュン太⑧

(続き)朝8時、バカスズメどもの催促の声で目が覚めた。
前の晩にたっぷりパンをばらまいておいても、この時間には完全になくなっている。

うるせーな、と寝ぼけマナコでパンをやる。ここでやっとチュン太のことを思い出した。

押入れからベッドごと出す。

最初はキョロキョロしていたものの、バカスズメどもの声に反応し、舌足らずな声で鳴き始めた。

やがて、パタパタと窓のところへ。

窓の外には、仲間がたくさんいる。でも、チュン太のママはいない。

帰りたいだろうな…。(続く)

新々・わが家の扶養家族~チュン太⑦

(続き)「せーの、せーの、せーの」という感じで、チュン太が飛んだ。

だが、ウチのバカスズメどもの足許にも及ばない、情けない飛行ぶり。これじゃアラレちゃんのガッちゃんだよ(笑)。

洗濯ピッチに止まった、というより不時着。

…野生に帰すのは前途多難と思われる。

そのあと、万年床の布団に不時着。仕方なく、とっつかまえて指に乗せる。

あっ…!

コイツ、布団にウンコしやがったむかっ

なずなさんの言うとおり、ウチのバカスズメ軍団の血を引いているのかもしれない汗

指の上で、もううつらうつらしている。

やっぱり寝かせよう。鳥の起きている時間ではない。

ただ、長い間エサを食べていないはずだ。チーズ蒸しパンをやるが、やっぱりプイ!

今度は牛乳にひたしてみる。ウチのバカスズメより贅沢だぞ!

口許に近づけると、うつらうつらしながら、パクッ。

やっぱり空腹だったようだ。

そのあと何回か食べさせ、再びお椀に入れて押入れへ。今度は上から掛け布団がわりにティッシュをかぶせ、そっと押入れの襖を閉めた。

明日、ベランダでやりたい放題のバカスズメ軍団を見たら、きっと驚くだろう。

…おやすみ、チュン太。(続く)

新々・わが家の扶養家族~チュン太⑥

(続き)シャワーを浴び、買ってきた弁当でわびしい夕食。

土日はドヤジと一緒にいたくないから、少しでも長く外出し、そのため外食が多いのだが、例の「トワイライト」との戦いでウンザリしているうえ、仕事がらみで凹んでいることもあって、今日は弁当を買ってきた。しかも、僕には珍しい早めの帰宅。

普段と違う行動をとったら、とんでもないお土産を拾ってしまった。

さて、チュン太。明日の日曜はいいけど、月曜から仕事だ。まさか会社に連れてゆくワケにはいかないし、留守中のエサが心配だ。

あんまり慣れさせても、野生に帰せなくなる。1人でアパート暮らしでは、ペットとして飼うことはできない。

まして、10日後には北海道に帰る。愛知のスズメを北海道に連れて行くのはどうか?

…などといろいろ考えたが、とにかく体力をつけさせることが先だ。まず、食って寝る!これだけ考えればいい。

押入れをのぞくと、いつの間にかお椀の縁に止まって目をパチクリしている。

なんだ、起きてたのか…。

外に出してやると、しきりに伸びをしている。次に、キョロキョロしながら、体を揺らす。これ、飛ぶのに不慣れなヒナが飛ぼうとしている証拠だ。(続く)