Little Friends -328ページ目

派遣はやめよう④

(続き)たとえば、僕のいたラーメン業界では、派遣や契約社員などはまず使えない。アルバイトはいても、あくまで補助戦力にすぎない。

ラーメン屋の正社員は、店の運営全般を担当せねばならず、責任能力のない非正規雇用には任せられない。人がいなければ、休みを返上し、長時間働きづめで店を支えるしかない。安易に派遣や契約社員が使える業界がうらやましい。

反面、管理経営能力やラーメンを作るという「技術」や「経験」は習得できる。今の労働格差は、こういう機会も奪っている。単純労働を何年続けても、何の技術も身につかないし、解雇されれば終わり。

仕事がないと言うが、人が足らずに困っている業界もたくさんある。ラーメン屋もそうだが、一番深刻なのは医療や福祉の世界だろう。食糧自給率が高めなければならないのに、農業や漁業の就労人口も減っている。

こういう業種は仕事が過酷だったり、ボーナスも昇給もなく、正社員なのにワーキングプアと化している現状もある。

ワケのわからぬ助成金や交付金より、こういう業種の待遇改善のために税金を使うべきだし、銀行を後押しするのではなく、政治が直接中小企業や第一次産業を早急にテコ入れすべきだ。(続く)

派遣はやめよう③

(続き)業界の言うがまま、このような人間の使い捨てを後押ししてきた政治の責任も大きい。

働くスタイルは、いろいろあってもいいと思う。でも、企業のエゴだけで、働く人間が働き方を選べなくなっているのが問題だ。家庭を持つ人や新卒の若者までが、なぜ長年派遣で働かなければならないのか?

ニュースでは、いすゞの期間工が組合を結成し、解雇撤回と雇用確保を訴えていた。政府も、派遣を直接雇用したら助成金を出す方向で検討を始めた。

でも、契約の一方的解除は問題だとしても、非正規雇用のまま雇用を保証しろというのもおかしいし、政府の考えも、非正規雇用を正規雇用の代用にしている現状を容認したままで、これでは本当の雇用創出にはならない。

働く方にも問題はある。社員と同じ仕事や責任も要求する会社も多いが、本来、非正規雇用には権限もないかわりに責任能力もない。

仕事に責任を負わずに、お気楽に働きたいという若者も多い。それならば、雇用が不安定でも文句は言えないはずだ。

本来、補助戦力の非正規雇用に社員の代用をさせても、結局は技術力や品質低下につながりかねないし、日本製品の国際競争力を弱くするだけではないだろうか?(続く)

派遣はやめよう②

(続き)満了金と言っても、本来は日給に上乗せすべきものだと思うが、こういう満了金すら、派遣の場合はまずもらえない。

契約社員にしても、正社員と同じ仕事をしているのに給料は安い。僕のいた会社で、同じ職場にいた勤続20年の平社員は、社員からも、僕たちからも、派遣からも「使えない」と言われていたけど、給料は僕たちの3倍!それに、もちろん彼はきちんとボーナスも退職金も出るむかっ

派遣にしても、今の製造業は給料安すぎ!昔、僕の友人は日野自動車で派遣をやっていたが、手取りで毎月50万近くもらっていた。もちろん、仕事は大変だし、残業も長かったそうだが。

時給にすると、当時は2000円弱なのに、今の派遣なら1300円くらいのはず。

派遣が悪いというのではない。通訳などの技能職、あるいは1日だけの引越の手伝いなど、こういう働き方を望む人もいる。製造業の派遣も、仕事はキツくても短期間でお金を稼ぎたい人にはいいと思う。

問題なのは、正社員のかわりに安価な非正規雇用を大量雇用して、簡単に使い捨てにすることを認めてしまったことだ。契約社員にしても、直接雇用した方が安上りという会社側の都合が優先しただけだ。(続く)