12歳になる飼い猫モンちゃんを看取りました。
一度だけモンちゃんの事をブログに書いた事があります。
初めての看取りでした。
6月、
ヨダレ、ふらつき、口呼吸、痙攣、粗相、
てんかんのような発作を起こすようになり
恐らく脳腫瘍か脳炎かFIPドライと言われ
取り乱す事も絶望的になる事もなく
モンちゃんの全てを受け止めようと覚悟を決めました。
「全てを認める」
「全てを受け止める」
と口に出して言ってみるとすっと背筋が伸び、不思議と涙も止まります。
12歳と高齢な事
話しかけたり撫でたりする事も刺激になってしまう事
通院、検査は発作を誘発するかもしれない事
延命治療が辛く苦しくなるのなら積極的な検査はせず
投薬での緩和治療をしながら静かに見守りました。
と言いながらも
何とか楽にしてあげたくて
治してくれとは言わないが苦しそうだから何とか楽に出来ないかと、
何度も先生に相談したり
お薬出してもらったり
自然に静かに見守るって難しい。
最後の1週間は
暗い所、冷たい所に隠れたり
立てなくてオシッコ垂れ流しにする日もあれば
歩いてトイレに行く日もあり
食べれないと思ったらご飯の催促する日もあり
カリカリ食べたと思えばバタンと倒れたり
起こせば歩いて階段上がったり
お水飲んだと思ったら失神したり
立った!食べた!と一喜一憂する日々。
食べて歩いてトイレに行く姿を見て
前のめりでご飯を食べてる姿を見て
食べる事は生きる事だ
モンちゃんはまだまだ生きる
って思った次の日
毛もつやつや、体重も5キロのまま逝ってしまいました。
猫は
生きる事しか知らないのかな
そう思いました。
辛い闘病生活になるかも、と口に出してから
たった5日
モンちゃん死ぬんだな、うん死んじゃうな、って夫婦で口に出してから
たった3日
そう口にするまでは
もっと生きると思ってた。
早かったですね、と言われても
すぎてしまえば早いか遅いかなんてわからない。
最後は何度も息が荒くなり
何度も何度も呼吸が止まり
もう頑張らなくてもいいよと言うと
復活して、の繰り返し。
苦しそうなモンちゃんを見守るのは
とても辛く
心臓を誰かに刃物でプスプスとつかれているかの様にとても痛くて苦しくて
死ぬ瞬間、命が消えた瞬間
辛そうな顔が穏やかになりました。
初めての看取りは
とても、とても辛いものでした。
だけど、夫婦2人で何時間も見守れた事は
とても嬉しかった。
わがまま言えば
モンちゃんがもっと年老いて
痩せてよぼよぼになった姿を見たかった。
もっとナデナデして、かわいいね、いい子だねって言いたかった。
猫と一緒に暮らす事は
ただかわいいだけでなく
楽しい事嬉しい事
辛い事悲しい事
痛みや苦しみも運命共同体となって
全てを受け止めないといけない。
辛くて悲しいけど、
「死ぬ瞬間」まで愛情持ってお世話をする
その覚悟を持たないといけない。
モンちゃんが死ぬ3時間前の動画です。
色んな捉え方があるし不快に思う人もいるから
こーゆーの載せたらダメかもしれない。
だけど、猫を飼いたいって思うなら
この動画を見て下さい。
猫を飼ってる人も
この動画を見て下さい。
そして飼い猫を
沢山なでていっぱい可愛いって言ってあげて下さい。
今日は身を削ってブログを書きました。
全ての犬猫たちが幸せに
そして優しく見守られながら天寿を全う出来ますように。