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今年の4月12日に呼吸が苦しくなり入院した父。
肺炎を起こし、他の臓器も弱っていての入院で、その後病院での治療はこれ以上ないということで、療養病院へ転院したのが、5月18日。
転院後、一時は症状も落ち着いたのですが、急変→安定を繰り返していました。そして、5月21日に療養病院から「おいで」と連絡があり、姉と二人で行ってきました。
この時は、意識があり、私たちを認識してくれ、笑顔になるまでに。
正直、ホッとしました。父はこの危機を脱して再び回復…とまではいかないまでも、また安定してくれると信じていたからです。
それから、6月5日。再び病院から呼ばれました。ちょうどわが子と一緒にいたので、ふたりで病院へ向かいました。わが子が父に逢ったのは5~6年ぶり。そして、父にとってふたりめの孫であるわが子の「じいちゃん」の呼びかけに「はい」って反応してくれました。
6月6日。再び病院から呼び出され、現在の症状の説明がありました。
肺炎を起こしているのに、発熱する体力も残っていない…とのことでした。この日も父に逢うことが出来ました。
6月7日。朝、病院から呼び出されました。
父、7:48に母に逢いに行きました。
今年、七回忌を済ませた母。父は法要に出ることは出来なかったのですが、そんな父を母が迎えに来たのかもしれません。
父の顔はとても穏やかで、まるで眠っているようです。
総入れ歯だったので、入院中はその入れ歯を外していたせいで、口は開いたままでしたが、それでも普通に眠っているような顔です。
残念ながら、私は最期を看取ることが出来なかったのですが、父はまだとても温かく、ついさっきまで確実に生きていたことを実感しました。
病院の安置室に移動すると、病院スタッフの皆さんが次々とお線香を上げに来てくれました。
姉も私も皆さんに「ありがとうございました」と伝えていたのですが、ソーシャルワーカーさんと、ケアマネさんがいらしてくれた時、せっかく止まっていた涙が一気にあふれ出ました。
お二人には、主治医の次にお世話になったのですが、そのお二人の顔を見ただけで、もう涙も鼻水も止められませんでした。
少し話をしていると、葬祭の方が到着し、父は自宅に戻ってきました。
少し片付けをしたいとお願いして、一時的に葬祭の方で父を預かってもらい、私たちは父の布団の準備などをしてから、父に帰ってきてもらいました。
私たちが葬祭の方に連絡するまでの間に、父の口を閉じさせてくれるようにとテープ?…いや、もう少し固いものでしたが、それを顎のところにつけてくれていて、帰宅した父は、しっかりと口が閉じられていました。
今夜一晩、それをつけていると、外しても父の口は開かないだろうということでした。
この葬祭の方には、義父と、実母の時もお世話になっています。義母の時は、別の業者さんにお願いしたのですが、義母は自宅に帰ることが出来なかったので、義父の時には、お寺の住職さんに紹介してもらったこの葬祭の方にお願いしたんです。
とてもよくしてくれる方で、先日の母の七回忌にも顔を出してくださいました。
そして、今回は、父をお願いすることにしました。
お坊さまも、母の時と同じお坊さまにお願いできたので、ここも一安心です。
今週末に通夜と葬儀を執り行います。
母が他界してから6年。ようやく父と母は、再会を果たせるんですね。
今日は、一旦私も帰宅しましたが、明日もまた実家に行きます。
通夜や葬儀に関する決めなくてはいけないことや、名義変更などの手続きなど、やらなくてはいけないことが一気に押し寄せてきますから、姉と二人で乗り切ろうと思います。
【今日の感謝】
「父のために動いて下さるすべての皆様に、ありがとうございます。そして、私を支えてくれている友たちへ、ありがとう」
去年、父が退院した日
父と愛犬の1年半ぶりの再会
天国に父が行ったら、ちゃんと迎えに来てね