先輩に殴られたり
怒鳴られる事に慣れてくると
だんだん自分の意志を持つようになる。


先輩に殴られる苦痛もあるが、
それと同じぐらいの苦痛がある。



それは
先輩をただ待つこと…



先輩が仕事を終えないと、後輩は帰れないパターン。

自分の仕事や練習を
先輩が帰る前にやっていると…

どえらい事になる(笑)



朝は
いつ起きてくるか分からない先輩より早く起きて待機……

夜は
サボってる先輩、遊んでる先輩の相手をしたり、グダグダと仕事する先輩の手伝いをしたり……

※仕事後の先輩の行動に関しては……
やっぱりめちゃくちゃ料理の世界シリーズ「仕事終わりの拷問1~5」を参照下さい。


そんな
ただ無駄に睡眠時間を削られる日々………

先輩の仕事が終わってから
クタクタの状態で自分の仕事をこなす事に
集中力も続かず、ちょっと危機感を持っていた。





そして
自分の中で出た結論…


先輩がサボってる時間に








「寝よう」







そう、
文字通り

「寝る」


仮眠を取って
「効率を上げる」と同時に
「睡眠不足の改善」

なにより、
先輩が仕事してない時間を無駄にせず、その後の仕事を全力でうち込める!
という大条件の基である。




思ったら

即行動!!!

早速
先輩があまり顔を出さないフロアの椅子に座って
テーブルにうつ伏せになって寝た。


普段から寝不足なので
結構すぐ寝付ける(笑)




だが、、、

顔に寝ていた痕が付くことに気付いた!!


これでは、
先輩に呼ばれたときに直ぐ顔を出せない!!!



考えた…


全力で考えた…。


フッと同期慶應ボーイKの事を思い出した。

※思い出した内容については、
やっぱりめちゃくちゃ料理の世界シリーズ「鉄の鎖」を参照下さい。



………………………………………

「客室の畳だ!!」


あそこなら、
仰向けで寝れて、顔に痕も付かない!

先輩も「隠れん坊」をヤりにこない限り
バレない!!





思い付いたら、
即行動!!!

早速
客室の畳で仰向けで仮眠をとっていた。

うん

これなら椅子で寝るより、寝やすい!!

良いね!



………………………………………………


だが、、、






背中が痛い……

そして

寒い!!!(1月の真冬だった)



これは、
風邪引く上に、寝違えて包丁が使いづらくなる……



そして

より効率的になる様考えた……


必死に考えた…


ひさびさに頭使って考えた…


そして最終的に向かったのが

「器や道具の部屋」

あそこは
器の管理に適した程よい室温と
湿度に保たれている。

しかも
先輩は夜中に道具を触りに来ない!


ここで大きな難関が……


道具部屋の床がコンクリートなのだ…


畳どころの苦痛じゃない!!!


考えた……


必死に考えた……


サボっ…
効率良く仕事をこなす為に考えた……



そして出た答えは、、、




「敷布団を持ってこよう!!(´▽`)ノ」


うん、
これなら室温も身体を寝違えることもない!


………………………………………


しばらくして、、、

首の居心地が良くないなぁ…
血が上る…


うん。
これは枕いるね!

仕事の効率が悪くなっちゃうから!!

そう!
仕事の効率の為!!



枕を準備して
眠りにつく…………


………………………………………………



やっぱり寝ると体温下がって、寒くなるね。


室温管理されていても
流石に風邪引いたら
元も子もないし!!


うん。
掛け布団持ってこよう!!

仕事の効率の為だからしょうがなよね!!





いつの間にか
道具部屋に布団一式が完備され
同期4人が順番に仮眠を取るようになった。


仕事の効率は
各段に上昇し、
寝坊する回数もかなり減っていた。





※仕事の効率化…後編へ続く!!
続いて暴力事件……
「凶器編」


こちらも
前回の「派閥抗争」に続き、
オチ無しの笑い要素無しなので
嫌いな方はここで読むのをストップして下さい。








それでは……


厨房では、あらゆる物が凶器となる。

包丁を持ち出した先輩が過去に一人居たと聞いている…
その先輩は同期同士のケンカから発展して包丁沙汰になったらしい。
一悶着はあったものの、怪我人は出なかったそうだ。


…………………………………………



また違う先輩は、
料理長に「やっとこ」(鍋を掴むためのペンチ)で頭を殴られて、
白衣帽子が真っ赤になって病院に運ばれている。


……………………………………………


僕が料理長によくやられていたのは
時代の流れもあるのか、先輩たちよりは優しかった。 

鉄鍋で「バコーン!」と殴られて、首がめり込むぐらい。

当たりどころが悪ければ、頭だから死ぬけど(笑)
受け身も上手くないと、危険である。



手に持っている全ての物が凶器になるため、
出汁をすくう為の「ひしゃく」も地味に痛い凶器だった。


基本的に角張った方で殴られるのだが、

たまに殴る側が間違えて、
「ひしゃく」の平い方で殴って、



「パコーーーーーーーーン!」



と良い響きをする事がある(笑)


しかも
痛くない(笑)


こればかりは、
ドリフのタライ落としの様で
殴られながらも笑ってしまう。





こんなお茶目な仕事場です(笑)
これはオチとかなくて
ただの暴力事件に近いことだけど
現実を知っていただくために
書きますね。

本当に笑えないので、
見たくない方は……
この辺で。












それでは
僕が副料理長を何故
ベジータと呼ぶのか…

見た目がゴリマッチョで
ハゲているからです。


そして
よく殴ってくる気性の荒さ…


僕はベジータに目を付けられていて、
ちょっと事あるごとに殴られていました。  


目を付けられる原因は
料理長派閥とベジータの副料理長派閥があり、
僕が料理長派閥に介入したためであった。


最初は
「料理長の犬!」など口だけだったのですが…
いつの間にか「ばーか!」
「消えろ!」などの暴言に…


最終的に
暴力へ変わっていきました。





そしてある日
毎日の理不尽な暴言や暴力に耐えきれず
遂にキレてしまった。



俺「いっつも!いっつも!何なんすかッ!?(激怒)」




初めての反抗的な態度に一瞬ひるんだベジータ…
だが直ぐに怒りスイッチオン!



ベジータ先輩「あ″ぁ~?!(激怒)」





先輩だろうが、もう関係ない!!
こっちも普段殴られているイライラがMAXになっていた。


どんだけガタいが良かろうと、先手で殴り倒せば関係ない!

スピードなら自信はあった!!




と! 
その時!!!!







「…ガバッ!!」








身動きが取れない……!!!???







自分の身体を見ると…

ベジータ派閥の先輩、同期が俺を掴んでいた!




俺「はぁッ?!」



先輩達の意味の分からない行動に
思わず声がでてしまった。



その瞬間…




「ボコボコボコボコボコボコ」



「バリンッ!!!」




ベジータ先輩に殴られまくった。

この時かけていたメガネもバリバリに破壊された。

     
映画やドラマなら殴られても起き上がって反撃何だろうが、
ベジータ先輩のようなゴツい人のパンチは一発がかなり重く…
殴られて脳震とうを起こして立ち上がる事も出来なかった。


社会人の派閥って
本当に難しいんだと
改めて感じさせられた事件となった。

これから新社会人になる方々へ
派閥介入は慎重にした方が良いですよ。
タイミングを間違えると、派閥の抗争で痛い思いをします。

社会って怖いね…