料理人は本当に鼻が命である。

前回のブログでもあったように
問題が起きても
香りで判断することが多い。

決して
悪いことばかりではない。


ガス漏れがあった時にも
ちょっとした、
香りも見逃さず…


若旦那「オイッ!ガス臭いぞ!確認しろ!」

なんて
よくある。

若旦那「オイッ!プラスチック燃えてねーか?!」


など、
フライパンの柄に火が当たっただけで
気付く。


アルコール類を煮きっても

焼き物をちょっと焼きすぎても

すぐ
反応する。



ある日
若旦那が話しかけてきた
「オイッ!なんか焦げてないか?」


各々自分のポジションを確認…


皆「……大丈夫です!!」



たまに、
外で工事をしていて
変な臭いがした時もあった!
近所で火事があったこもあり、、、

外も確認…!




後輩「……外も臭いません!」



確かに…


ほのかに芳ばしく焦げかけてる香り…


なんなんだ?!



しばらくして、

香りは収まってきた。



続いて
若旦那「オイッ!今生クリーム使ってるか?」

?????


皆「…いえ…今の献立では使っていませんが…」



フワッと甘い香りが漂ってきた!!!!



甘い…




バニラっぽい香り…!!!!




なんなんだ?!



ただ、
何か失敗している感じの香りではない!

それだけは感じた。






その日の夜…






片付けをしていると、


いつも通り
先輩のゴタゴタに巻き込まれないように…




二階で道具の片付けをしている
N先輩の手伝い(言い訳)をしに行った。

何かしら理由をつけて
やっかいな先輩達の居る
一階のメイン厨房から
二階の厨房へ逃げただけなのであるが…



二階ではやはり
N先輩が道具の片付けをやってい………………



っと
思ったら!!!!!!!



俺「あぁーーーーーーー!!!」








プリンを食べている……



    
しかも
3リットル入るメンキ
いっぱいの特大プリンを食べている……









若旦那さん……




お昼の犯人……





見つかりましたよ……。




和食料理場での
お菓子作りは
「香り」に注意!!!




追伸

次の日は
カボチャムースを作っていた…。

この
N先輩は何になりたいんだ…??
仕事終わりに
先輩のゴタゴタに巻き込まれたくない後輩達は
各々工夫して
その逃れようとする。



後輩の
「七割増しモリエンティスあばら骨折S田」の場合…




骨折S田が一年生の
たてつくような寒さの冬のことである…


先輩達の
野球ごっこや
かくれんぼなど
ひとしきり終わった後、


皆で
「あれ?S田居なくねぇ??」

と、
S田が忽然と消えて
不思議に思っていた。



そこへ、
ヒョッコリS田が姿を現した!



詰め寄る先輩達…



どうなるか、
気になってたまらない後輩勢!!



先輩「どこいってた?!」 

S田「えー……」



一瞬言葉が詰まるS田、、、



次の一言次第で

S田の顔にアザが出来るか
出来ないかが決まる……


皆が
緊張する……



S田「えー……」



ゴクッ…

皆唾を呑み込む……



S田「外の階段で、転けて……
気絶してました!」




…………………………………………………………………




イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ!!!!!


皆心の中で突っ込む!


こんな外に居るだけで、
凍え死にそうな真冬に

三時間気絶って……

絶対あり得ないでしょ!

もう
死んでるって!

皆そう思った。



先輩は冷静に
「何で目覚めたの?」




S田「……寒くて!」


そりゃそうだ!!(笑)


でも
その前に
そのまま凍死だろ!(笑)



「バッコーーーーーン!!」





ほら来た!





先輩「何で気絶して帰ってきた奴の口から、タバコの匂いがプンスカプンスカするんだよー!三時間前に吸ってこんなに残るかよ!!(激怒)」
「しかも、転けてるのに何で白衣綺麗なんだよ?!あ″ぁーーー?!(激怒)」





流石料理人!!

臭いの量で謎を解決!


その後

一時間説教の後、

タバコ禁止礼が発令された。


ウソは
良くない!!
たまに被害者もでる。


高校時代に喧嘩に明け暮れた
N先輩とM先輩。


N先輩「オイッ!これ持て!」


後輩「はい!!!」



後輩のS田が
マグロ様のデカい発泡スチロールを持たされていた。


この後輩のS田は
別名
「七割り増しのモリエンティス」
と言われるほど
何にでも話を七割増して
話す。


リアクションも無駄にデカい。

芸人ばりのリアクション…

そりゃ
ヤンキーの標的になるわ。



発泡スチロールの防具?を身にまとうS田。


ボコボコに殴られる…


発泡スチロールの割れる音がデカい分

S田の七割増し
痛いアピールにも熱が入っている。


S田が発泡スチロールを身から外した瞬間…


ちょうどN先輩の高速フック!!!


発泡スチロールを貫通!!
「バキッ!!」

「ボッ…」


S田が異様に痛がる…


周りは
いつものモリエンティスが
出ている思ったが…



N先輩だけは

感触がしっかりあったらしい…


二回目の

「ボッ…」

は、
あばら骨が折れた音だった。




一応
N先輩も人間的だ……


S田と救急病院へ行き、

その後

風俗という風俗を
いっぱいおごって貰って
毎晩
スッキリした顔をしていた。



それでも俺は
折りたくない!!