もう年末ですが、
今年は映画を結構見に行ったので
それぞれの作品について
だらだらと書いていこうと思ふ。
前半はネタバレ無しのサクッと紹介。
ついでに個人的な評価もつけておきます。
Eランク
見ても印象の無い面白くない作品
Dランク
頑張ってるけど面白くない作品
Cランク
普通のよくある作品 (レンタルでOK)
Bランク
面白い作品 (興味あれば映画館に行く価値あり)
Aランク
とても面白い作品(映画好きなら見に行くべき)
Sランク
神作 (映画好きでなくても行くべき)
後半はネタバレゴリゴリのぶっちゃけ感想。
そんなノリでいってみよー。
1月
呪術廻戦0
B+ランク
12月24日に公開された勢いそのままで
翌年に入ってきたアニメ映画。
絵もめちゃくちゃ動くし、作画凄いし
原作ファンなら劇場で見るべき作品。
本編との繋がりは薄くて
原作知らない人もそこそこ楽しめると思う。
スパイダーマンノー・ウェイ・ホーム
S+ランク
スパイダーマン3部作の完結編と思いきや、
さらに上を行くものだった。
これはマーベルを長年見てきた
ファンへの愛溢れるプレゼントだった。
もうこの時点で今年一番の映画はこれだと思った。
コンフィデンスマンJP 英雄編
C+ランク
このシリーズは脚本が面白い。
そして長澤まさみかわいい。
ただその満足度のために
映画館で見なくても楽しめるかなと。
クライ・マッチョ
Dランク
イーストウッド作品は好きなんだけど、
これは合わなかった。
物語としての成長が感じられなかった。
バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
Dランク
雑に詰め込まれた感が終始見えて、
詰まんなかった。
展開があっさりでもっさり。
僕たち私たちのジルとレオンを返してください。
2月
ゴーストバスターズ/アフターライフ
C+ランク
過去作は見て好きだったので
その繋がりがあって面白かった。
でもストーリーの展開が
よくあるもの過ぎて残らなかった。
あと主役の少女の演技がよかった。
大怪獣のあとしまつ
FFFランク
懲役2時間と称される、
ある意味令和を代表する映画。
もうこの時点で今年一番の映画はこれだと思った。
嘘喰い
Dランク
ギャンブルものは好きなので見てみて、
まぁこんなものかと。
そのあと原作読んだら結構面白かった。
原作好きで、時間があれば
見たらいんじゃないって感じですね。
アンチャーテッド
Cランク
ゲーム原作の作品で
ゲーム未プレイだけど結構楽しめた。
アクションもしっかりしていて
見ていて面白かった。
ただインディジョーンズのような
わくわくする冒険心が湧かないのはなんでだろ。
3月
THE BATMAN
C- ランク
ミステリー仕立てで進行する話は面白かった。
シリーズやスピンオフが多くて
どの時間軸がわからなくて
そこが何かごめんなさいって感じです。
絵面も話も暗いし、しっかり追う気が
起きないんです、すみません。。
4月
モービウス
Dランク
よくある量産型MCU作品のように思えました。
同じような発想で作られた
アクションに飽きてきました。
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
Cランク
シリーズは惰性で見てきましたが、
いつまで引っぱんねんと引っぱたきたい。
映像や魔法アクションは
すごく良いんだけど、もう終わらせてよ…
名探偵コナン ハロウィンの花嫁 Bランク
安室さんが最強をしている安室さんの映画でした。
過去の人物とのやり取りが出てきて、
そこは良かったですね。
何だか推理ものじゃなくて
アクションものですね、もはや…
5月
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
Aランク
ホラーの名匠サムライミ監督が作ったので、
それまでのMCUに無かった
斬新さがとても良かったです。
物語の展開も面白くて、色々なキャラクターが
出てきて大満足の作品でした。
シン・ウルトラマン A-ランク
シンゴジラに続く、庵野監督シンシリーズ
原作要素が随所に見られて面白かったし
米津さんのM八七も最高に良かった。
ただ最後の展開が少し
もったいないと思いました、、、
トップガン マーヴェリック SSS ランク
最高のエンタメがあるとしたら、
そのエンタメに更に2割割り増しして
名優のヒストリーを加えて、
超最高エンタメにした強すぎる作品。
ここ10年で最高の作品が出てきて、
今年1は確実にこれだと思った。
6月
ザ・ロストシティ Dランク
アクションサバイバルコメディって感じの作品。
ブラピの扱い酷すぎてワロタ。
7月
キングダム2 遥かなる大地へ
Aランク
原作大好きなので、大画面で
見られるだけでもう満足です。
アクションもしっかりしているし、
ずっとやり続けて欲しい。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
A-ランク
色々突っ込みどころはあるけれど、
恐竜とのアクションシーンは見ていて面白かった。
大画面映えする作品を映画館で見るの好きっすよ。
8月
ONE PIECE FILM RED
Sランク
今年一番の売り上げを出しそうな覇権映画。
最近の流行を取り入れた作品創りと
マーケティングが凄いです。
9月
ブレット・トレイン
Aランク
伊坂幸太郎原作のマリアビートルを
ハリウッドが製作した作品。
こてこてのヘンテコ日本が
何だか笑えてきて、癖になります。
お酒飲みながら、脳みそ空っぽにして
みるのをおススメ。
さかなのこ Bランク
さかなくんを女優のんが演じる
異色作と思いきや、良い人が多くて
心温まるストーリーで良かったです。
くすりと笑えるシーンもありましたが、
映画館で見なくても楽しめる作品と思いました。
10月
RRR RRRランク
トップガンがダントツの一位と
思っていましたが、とんでもない
エンタメ映画がインドから現れました。
3時間ぶっ続けで楽しませてくれて
脳がおかしくなりそうな映画。超最高。
11月
すずめの戸締まり
S+ランク
新海誠監督の最新作で
バディもののロードムービー。
テンプレ展開と思わせながら、
しっかりとしたテーマがあって、
その難しいテーマに正面から
向き合うことに感動しました。
12月
THE FIRST SLAM DUNK
S-ランク
アニメでは描かれなくて、
長年待望されたあの試合が
描かれた事だけでもう感動ものでした。
CGアニメもまるで漫画の絵が
意思をもって動いているようで
素晴らしかった。
以上、今年一年見た映画の
ざっくりネタバレ無し感想でした。
まとめると
SSS(RRR)ランク
トップガンマーベリック
RRR
~~~~~~大きな壁~~~~~~
S+ランク
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
Sランク
すずめの戸締まり
ONE PIECE FILM RED
S-ランク THE FIRST SLAM DUNK
Aランク
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
キングダム2 遥かなる大地へ
ブレット・トレイン
A-ランク
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
シン・ウルトラマン
B+
呪術廻戦0
Bランク
さかなのこ
名探偵コナン ハロウィンの花嫁
以下Cランク以下作品
~~~~~~大きな壁~~~~~~
FFFランク
大怪獣のあとしまつ
以上になりますね。
ここからはネタバレありで
語りたい作品の感想を
書いていこうと思います。
まだ見ていない人は
お気をつけくだせぇ!!
ちなみにネタバレあり感想は
トップガン・マーベリック
大怪獣のあとしまつ
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
すずめの戸締まり
キングダム2 遥かなる大地へ
ONE PIECE FILM RED
THE FIRST SLAM DUNK
RRR
の順番で書いていきます。
最初に映画の画像を張りますので、
他のネタバレ見たくない人は
その画像を頼りにスクロール
していただければと。
まずは今年同一1番の
トップガン・マーベリックから。
まずこの映画の魅力を伝えるために、
俳優トム・クルーズについて述べていきたい。
彼はアクションにおいてスタントを
用いずに自ら危険なアクションを
行うことで有名である。
今やCGアクションが主体となった
ハリウッドの映画の中では
特異な存在となっている。
派手なアクションは費用が掛かる。
しかし本物を届けるために、
トム・クルーズは自ら身体を張って
危険なシーンを撮る。
また、今回の作品において俳優達は
本物を取る為に実際に過酷な飛行訓練と
Gに耐える訓練を行っています。
全員が危険を冒して本物を撮るという覚悟が
作品を通じて、その表情からビシビシと
伝わってくるのが本当に素晴らしかった。
物語の冒頭でマーベリック大佐は
有人の飛行機による最速を目指している。
しかし、それは費用の掛かるもので
上層部はその試みを中止して
無人のドローンへの費用に回すと伝える。
危険な有人飛行から危険と費用の少ない
無人飛行への移行。
これは今のハリウッドの体制の
メタファーでは無いだろうか。
無人飛行を推奨する上官は言います。
「終わりが来るのは必然だ。
お前のような存在は絶滅に瀕している」
それに対してマーベリックは応えます。
「そうかもしれない。でもそれは
まだ、今日じゃない」
トム・クルーズの俳優人生を知ってから
このセリフの意味を捉えると
感慨深くなりませんか。
この時点で僕の涙腺から
こみ上げるものがありました。
そのような熱い意思をもって
この映画は始まるのですが、
そのアクションもストーリーも最高でした。
ストーリー自体は勧善懲悪もので、
ある意味薄いと言われれば薄いかもしれません。
しかし、親友との約束、一人の漢としての信念、
大切な存在との確執と和解。
そのような、これまで擦られ続けていた
テーマを真正面から本気の本気で
ぶつかっていくので、
それはもう感動するわけです。
特にグースの息子のルーカスとの
やり取りがとても素晴らしいです。
グースは前作トップガンの登場人物で
マーベリックの親友であり、
訓練中に彼の手の中で
命を落としてしまいます。
その息子であるルーカスと
マーベリックは確執を抱えていました。
そしてミッション終盤で
マーベリックはルーカスを
庇って撃墜されます。
上官はマーベリックのことは
諦めて帰還せよと全員に伝えます。
その時のルーカスの表情が
本当に素晴らしいのです。
ルーカスはマーベリックに
ある言葉を伝えられていました。
「考えるな、行動しろ」
その考えているときの
ルーカスの瞳が感動するのです。
ここまでだけでもう大満足の映画です。
十二分に物語を楽しめました。
後は無事に帰還してマーベリックの
意思を引き継いでルーカスは強く生きる。
これだけでも大満足なんですよ。
しかし、ここからの展開が
さらに熱くなるのです。
その後ルーカスはマーベリックを助
けますが、撃墜されてしまいます。
2人は、身体は無事ですが帰る手段がありません。
そこで敵の基地にあるF14を
盗んでそれで帰還することになります。
このF14がルーカスの親である
親友のグースと乗っていた戦闘機なのです。
それまで反発しあっていた2人が、
その戦闘機に乗って協力して脱出する。
襲い来る最新型の戦闘機に
2人の力を合わせて立ち向かう。
こんな胸が熱くなる展開を
全く予想出来ていなかったので、
感情が感動と興奮で
ぐちゃぐちゃになっておりました。
通常の映画では大満足の部分に
更に大大満足な展開をこれでもかと
波状攻撃のように浴びせてくる。
そして、その映画自体が
トム・クルーズの俳優人生の
メッセージになっている。
こんなとんでもないものを、
リアルタイムで映画館で
見られてことに感謝しかないです。
これに匹敵する映画は
しばらく出逢えないんだろうなぁと
思うくらい素晴らしかったです。
そんなわけで評価は
カンスト限界突破のS
SSランクの映画です。
続いて、今年ダントツ一番の
映画である大怪獣のあとしまつについて。
何がダントツだって…
言わせないでください……
何かね、外面はですね、
面白そうに見えるのです。
時効警察の三木聡監督による
松竹と東映による初の共同製作作品。
主演は山田涼介 ヒロインには土屋太鳳
その他にも濱田岳、西田敏行、
オダギリジョーといった
名優をキャスティング
製作費 20億円を掛けて作った、
これまで誰も見たことの無い
空想特撮エンターテイメント。
なんか面白そうでしょ。
いやね…これが凄くたちが悪いのです。
この外面の癖に中身が
どうしようも無く、面白くないんです。
随所に散りばめられた寒いギャグ。
意味もなく入れる不倫描写。
それっぽく見せるシンゴジラの
パクリのような社会描写。
それまで頑張って真面目に
見てきた人を馬鹿にするような
しょうもないオチ。
よくぞこんな不快指数の高い
組み合わせを思いついたな。
ドラえもんでいうとジ
ャイアンのリサイタルに
しずかちゃんのバイオリン演奏が
加わったようなもの。
ちなみに寒いギャグの1つとして、
怪獣の腐敗ガスの匂いについて
会議で話し合っている
シーンがあるのだけれども、
ウンコの匂いかゲロの匂いの
どちらで報道しようか話あっている。
これ面白いと思ってるんか…
何を見せられているのだろうか…
ちなみにオチはそれまで人間の力で
なんとか怪獣の死体を処理しよとしてる所、
なんか政府のミサイルが飛んできて、
山田涼介演じる帯刀 アラタが
その爆撃に巻き込まれて、
うわぁぁぁと落ちながら、
なんかよくわからない光の巨人に
変身して死体を運んで終わり。
説明も特になく終わり。
そのままエンディングで終了。
伏線もほとんど無い。
えっ、これで終わりと思うと
同時に怒りが沸々とこみ上げてくる。
2時間なにを見せられていたのだろうと…
2016年に大ヒットした
シンゴジラのような社会派特撮エンタメを
期待させておいて、
どん底に落としてくる
この高低差がもの凄くてさ。。
これに匹敵する映画は
しばらく出逢えないんだろうなぁと
思うくらい酷かったです。
そんなわけで評価は
カンスト限界下降突破の
FFFランクの映画です。
次はジュラシックワールド完結編である
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者について。
ジュラシックワールドシリーズでは
恐竜との共存について描いてきました。
一作目ではヴェロキラプトルとの
ブルーとオーウェンとの個々の絆を描き、
炎の王国では最後に恐竜達を世界に解き放ち、
集団としての共存について問う。
そして最終シリーズである本作では
どのように結論を持っていくのかが
気になっていました。
その期待値を持って
この作品を見ると残念に思えます。
まぁ、何とかなるでしょう、
で結論を持ってくるから。
いや、それは炎の王国から
なんも変わっていないのでは。。
ただアクション映画としては一級品です。
恐竜とバイクのチェイスシーンは
凄かったです。
色々な恐竜が登場して、そ
こから逃げるシーンはハラハラものです。
映画館でみる迫力は凄く楽しくて
アトラクションのようです。
あとは…まぁ巨大イナゴですね。
これは、恐竜映画に必要なんだろうか…
新たなる支配者って
イナゴのことなのだろうか…
バイオシン社のCEOも
そのイナゴを自分で焼き払って、
そのせいで保護区が燃え盛って
悔しがって、おバカなのかな。。
あとは手をかざしておけば
何とかなるやろって感じが違和感。
フォースでも使っているのかな…
野生動物はそんなに
甘くないのでリアリティが無いんす。
色々リアリティが無くて、
氷の湖に落ちた時も恐竜襲ってこないし、
生還してもちょっと寒いくらいで大丈夫だし。
いや極寒の中やで、
普通に死の危機に瀕するぞ。
リアリティが無いんすよ、ほんと。
あと一つ一つのアクションシーンは
面白いんですが
場面の切り替えが多くて、
継ぎ接ぎ感があるところです。
メインテーマ―と撮りたいシーンがあって
それに合わせてストーリーラインを
作ったような気がします。
映画館で一度見るのは面白いんだけど、
何回も見ると粗に気づいてしまう
映画なのかなーと思います。
そのような粗があるのでどうしても
両手を上げて楽しめなくて
A-の評価になります。
続きまして
スパイダーマンノー・ウェイ・ホームについて
この作品の素晴らしいところは
過去のスパイダーマンとヴィラン達が
時空を超えて集結した事につきます。
2002年公開のトビーマグワイアのスパイダーマンと
2012年公開のアンドリュー・ガーフィールドの
スパイダーマンの2人と20年と10年の
時を超えて共闘するのです。
前作を見ていたファンが楽しめるような
スパイダーマン同士のやりとりがあったり、
3人でウェブスイングしている絵面とか
一つ一つが最高に楽しめるのです。
20年前に劇場でスパイダーマンを
見て楽しんでいた身としては、
もうありがとうの感情が
溢れて止まらないわけです。
これは思い出補正含めて最高の作品でした。
このシリーズだけ見てもSランクの神作品ですが
思い出補正も加えてS+ランクですね。
次はすずめの戸締まり
についてのネタバレ感想を。
新海誠&川村元気のタッグの
災害3部作の最後の映画。
君の名は。では彗星の衝突を描き、
天気の子では異常気象を描いてきて
最後にすずめの戸締りでは
震災について描いています。
椅子になった草太と
要石のダイジンを追って旅をしていく
ロードムービー調の前半から
愛する人を助けるために
自らのトラウマを乗り越える後半と
盛りだくさんでした。
基本的なプロットである
ボーイミーツガール(逆もしかり)からの
セカイ系的な展開は、
新海誠作品全般に通じるものが
あると思うのです。
しかし旅を通じて出逢う人々のぬくもりや、
血の繋がっていない親との絆や、
震災で今もその影響がある主人公など
様々なテーマが積み重なって、
最後にカナタハルカが流れる事で、
もうなんか正面から力技で
ぶん殴りに泣かせに来るのです。
個人的には環さんがすずめを乗せて
自転車を漕いでいくシーンが
とても良かったです。
サントラにTamakiって曲があって
本来そこで流すつもりだったのと
思うのだけど、その後のクライマックス
と時間的に近かったからやめたのかな。
あとはすずめが自らのトラウマである
震災の街に笑顔で
「好きな人のところに行ってくる」と飛
び込んでいくところがとても良かったです。
これはカナタハルカの中の
歌詞のあるところと通じているのかなと。
あなたさえいれば
その後に続く言葉が
どれだけ恐ろしい姿をしていても
両の腕でいざ抱きしめに行けるよ
あなたと見る絶望は
あなたなしの希望など
霞むほど輝くから
どんな絶望の中にいても
こに大切な人がいるから怖くはない。
とても勇気をくれるような言葉ですね。
最後の謎の大ジャンプからの
要石をミミズにブッ刺すシーンは
もう少し見せ方は
ったんじゃないかなとは思うけど。
オープニングで遭遇したような
あふれ出る負のエネルギーに
負けないように一歩一歩近づいて行って、
ダイジンやサダイジンに応援をもらい
何とかミミズを封じるみたいな。
そこでダイジンやサダイジンの
気持ちとか本意をもう少し聞けたら
作品理解が深まるのかなと。
作品のメッセージは、
どんなに辛いことがあっても
必ず明日は来るし嬉しいことや大切な人に
きっと出逢えるから諦めないで
ということかなと。
また震災の恐ろしさや人との繋がりや
自分を犠牲にしても助けたい愛の力や
様々なテーマが散りばめられていて、
終わったあとの満足感は最高でした。
素晴らしい作品で文句なしのSランクですね。
次はキングダム2 遥かなる大地へ について
今回は人気キャラである羌瘣が
登場して戦闘描写もとても良かったです。
原作の蛇甘平原の戦いを
っかりと描いていて原作大好きな
僕としてはそれだけでお腹いっぱいでした。
縛虎申が頑張っていて良かったです。
でもね、豊川悦司は麃公では
無いと思うんですよね、うん。。。
というか王騎の大沢たかおも合ってないと思うし、
謄の要潤も合ってないと思うんだよなぁ…
主要メンバーのキャストは良いと思うんだけど、
強いおじさんたちのイメージが何か違うので
今後登場するキャラも不安です。
李牧、龐煖は誰になるのでしょうか。
ちなみに僕の好きな武将は亜光将軍なので
登場はまだまだ先なのでそこは一安心。
シリーズものなので続編ありきの終わり方で
傑作映画とは言えないのでAランクですね。
次は今年の覇権映画である
ONE PIECE FILM REDについて。
興行収入180億円を超えて
2022年一番の大ヒットになりそうな映画。
ストーリーは主人公ルフィの
幼馴染でもある歌姫であるウタが
自分の能力を使って
新世界を作ろうとする話。
その世界は何でも好きなものが
自由に手に入る精神世界で、
今話題のメタバースを
イメージさせるような世界です。
ウタはやり方は間違っていても
純真に困っている人々を助けたい思いで
自分の命を犠牲にしてまで新世界を作ろうとします。
食べ続けると死んでしまう
ネズキノコをもぐもぐ食べるシーンは
全てがわかってから見ると胸にくるものがあります。
シャンクスとルフィの
共闘の迫力は凄くて盛り上がります。
最後にウタは死んでしまうのですが、
ウタは完全悪でなく単純な勧善懲悪もの
でないので色々と考えさせられます。
そんな中、エンディングの風のゆくえで
それまでワンピースに
登場したキャラが彼女の歌を
聞いて楽しそうに過ごしている姿は
普通に感動します。
もうね、カヤとメリーのところが
やばかったですね。
というか、主人公の幼馴染で
自己犠牲のもと新世界を作ろうとして
毒キノコの影響で徐々に精神崩壊を
起こしていく世界の歌姫って
属性盛り込み過ぎだよなぁ、つよい、、
このように映画本編だけで
もかなり満足するのですが、
この作品を流行らせようという
マーケティングが凄かったです。
発行部数100万以上を
保ち続ける週刊少年ジャンプの本誌に
数週間にわたって映画のコマを載せる。
またワンピースの物語にも
ウタのシルエットを登場させる。
アニメでもタイアップ回を作り盛り上げる。
映画公開してから入場者特典を8回も行う。
2週間ほどで変更していく過密スケジュール
で以下のような感じ。
8月6日 第1弾入場者プレゼント
「ONE PIECE」コミックス – 巻四十億〝RED〟-
8月13日 第2弾入場者プレゼント
ONE PIECEカードゲーム チュートリアルデッキ』
8月27日 第3弾入場者プレゼント
「ONE PIECE」コミックス – 巻4/4〝UTA〟-』
9月17日 第4弾入場者プレゼント
「ONE PIECE」コミックス -巻四十億〝RED〟-アンコール
10月1日 第5弾入場者プレゼント
FILM RED メモリアルカード
10月15日 第6弾入場者プレゼント
FILM REDビジュアルカードセット
10月29日 第7弾入場者プレゼント
ワンピの実『FILM RED』“シャンクス”
11月12日 第8弾入場者プレゼント
スペシャルシャンクス104巻掛け替えカバー
(これはやり過ぎではないのかな)
公開前からYoutubeでウタを登場させて
公開までのカウントダウンをする。
人気アーティストに楽曲提供をしてもらい
Adoに歌ってもらう。
100億などのキリの数字の度に
作者尾田栄一郎が
書いた絵が公開されていく。
雑誌や服などとのコラボ展開を多数行う。
以上の様に制作陣営の流行らせようとする
勢いが物凄くてそれを
見ているだけでも面白かったし
その成果が見事に当たって
盛り上がっていくのが
祭りに参加しているようで楽しかった。
作品単体の満足度は
A~A+くらいなんだけれど
そのようなエンタメも含めて
Sランクですね。
つづいてはTHE FIRST SLAM DUNK ですね。
最近公開されたばかりの
スラムダンクの映画です。
TVアニメでは描かれなかったけれど
最高に面白い山王戦を描いてくれます。
これだけでもう最高以外の
なにものでも無いです。
CGアニメに対しての不安はあったのですが、
まるで漫画のコマが
動いているような動きをしていて
見ていて興奮します。
ただ、カメラが外から全体を
撮っているようなイメージで
漫画の様な1人1人の動きに
フォーカスしたコマは少なく
バスケの試合を実際に
見ているようなイメージでした。
その山王戦を描くと並行して
面白い試みをしています。
それは漫画で描かれなかった
メンバーの宮城リョータの
子供の頃からこれまでの
人生についても描かれます。
これは原作には無い話で
より感情移入が出来て
とても良いことだと思うのですが…
リョータの家庭環境が重くて辛くて、
見ていて苦しいのです。
それが山王戦に結構な頻度で挟まれます。
山王戦はめちゃ盛り上がります。
リョータの家族の事は
見ていて苦しくなります。
山王戦はめちゃめちゃ盛り上がります。
リョータのいじめにあって
見ていて苦しくなります。
山王戦はめちゃめちゃめちゃめちゃ
盛り上がります。
リョータが泣き叫ぶのを
見ていて苦しくなります。
盛り上がってわぁーーーーってなってたら
重い回想が入ってスン( '-' )となる。
これの繰り返しが結構あって…
この違った感情の切り替えが
良い方向に働いているように
思えないんですよね…
この溜まった感情の爆発のベクトルが
良いタイミングで本流の試合で
合流出来れば良いのですが、
2人をドリブルで抜くシーンで合流します。
このタイミングでも盛り上がるのですが、
盛り上げることにより
桜木と流川の無言のハイタッチという
最大の見せ場が目立たなくなります。
省かれたシーンも結構あると思いますよ。
魚住と赤木の叱咤激励のシーンとか。
桜木が 大好きです 今度は嘘じゃないです
というシーンとか。
前半に至っては、
ほぼほぼカットされていたし。
重苦しい回想を挟む頻度を減らして、
カットされていたシーンを付け加えて
試合の興奮そのままに最後まで終える方が
個人的には楽しめると思います。
あと、最後にこれは作者の
井上雄彦神様の監修なので
もうそれはそうなんだろうけど…
最後はアメリカで沢北と
マッチアップしているのは流川であって
そんな元チームメイトの姿を想像しながら
リョータは彩子に応援されながら
湘北のキャプテンをしている姿で
終わって欲しかったと思うぞ、うん。。
まぁ山王戦は最高だったので
そういう消化不良な点も踏まえて
S-ランクって感じの映画でした。
最後にRRRについての感想を。
このよくわからない題名といい、
ビジュアルといい
地雷臭が漂ってくるとお思いでしょうか。
でも騙されたと思って見て欲しい。
3時間の長い映画だけど、
いいから黙って見て欲しい。
トぶぞ。マジで。
ストーリーはわかりやすく
1920年代のイギリスに支配されていたインドの話。
拓かれていない村に住むビームは
攫われた妹を助けるためにイギリスが
支配する都市に入り込み、
昇進を求めるラーマは素性の知らない
奪還者を捉えるために奔走する。
しかし2人は偶然の事故を
きっかけに親友になり、
お互いの本性を知らないまま仲が
深まり物語が進んでいくという感じです。
文字に起こすとよくある展開と思うんだけど、
この映画ほんと面白いんですよね。
百聞は一見に如かずとは
まさにRRRの為にあるようなもので
一つ一つのアクションが
面白くて格好良いんですよ。
その面白くて格好良い
アクションが超高密度で
波状攻撃の様に感情を殴ってくるんです。
いや、もうね、、、
カッコ良すぎて笑えて来るんですよ。
外連味が凄いんす。
それが3時間続くと思ってください。
エグくないですか?
途中で始まるナートゥダンスも
カッコ良すぎて楽しくて笑みが
止まらないんですよ。
銀のトレイを蹴り上げてからドラムをする
ラーマニキがカッコ面白すぎて、
そこからナートゥを知ってるかって言って、、、
なにこの幸せだけど説明できない謎の感情は…
って語彙力が徐々に崩壊していきます。
この様に1つ1つのシーンもめちゃめちゃ
楽しいのですがストーリー展開も
なんかやり過ぎくらい凄いです。
普通の映画ならそこで終わりで満足なシーンで
この映画は終わりません。
普通の映画ではビームは
イギリスによって囚われて
処刑にされるが、彼の残した気高さは
インドの民の心に
残り続けて革命の火種になった。
で終わりで良いと思うんです。
しかしRRRはそこからまだまだ続きます。
ビームが処刑される前に
ラーマはビームを救うことを
決めて彼に誤解されながらも
必死に彼を助けます。
兵士を止めて去っていく姿を
満足そうに見つめます。
で終わりで良いと思うんです。
しかしRRRはそこからまだまだ続きます。
ラーマはビームの真意に
気づいて単身イギリスの
宮殿に侵入し、2人は力を合わせ逃げます。
肩車アクションは最高でした。
で終わりで良いと思うんです。
しかしRRRはそこからまだまだ続きます。
車で追いかけてくる追手に対して
2人は闘います。
その姿はまるでインドの闘神たちのように。
いや火矢の強さ異常じゃ…
いやラーマニキなら普通か…
で終わりで良いと思うんです。
しかしRRRはそこからまだ続きます。
そのままイギリスの宮殿に突っ込んで
そして目的であった大量の武器を手にして
敵の大将に復讐を果たします。
展開の回数エグすぎるっての。
しかも、この内容に
ちゃんと伏線貼ってるから
映画としての脚本強度がえげつない。
最高で最強のエンタメで
これは是非映画館で
見て欲しい作品です。
もうね、別次元のRRRランクです。最強。
長々と感想を述べてきましたが
2022年はかなり映画が
豊作な年だったと思います。
来年も面白い映画が沢山出てきたら
嬉しいなぁと思います。
ここまで長文駄文を読んでいただき
ありがとうございました。
色々感想共有したいのでよかったら
色々話しましょうね~。