冷静に振り返れば
私のことを
好意的に受け入れてくれていた
義実家だったのですが…
前回の記事にも書いた通り
「私は義実家の一員になれない」と
疎外感を感じるようになっていました
同時にお義母さんに対する
屈折した感情も
どんどん膨らんでいき、
しまいにはお義母さんへ
気持ちをぶちまけた
一通の手紙を渡したのです
たくさんの中のだたひとり
唯一無二の存在
「わたし」の物語
第1章~これまでの私~
前回のお話しはこちら⇓
義実家との関係崩壊
ともかく精神状態が
正常とは言えない時期で、
おさまっていた
過食嘔吐も再発していました
その時期に
お義母さんに宛てて
書いた手紙
おそろしい
何がおそろしいって
その内容を覚えていないこと
状況からすると
おそらく
お義母さんにとっては
到底受け入れがたいことを
書いただろうと思います
渡した直後にも
顔を合わせたのですが
「会った」ということだけ覚えていて
何をどう話したかは
全く覚えていない
ただお義母さんと私が
2人で黙って座っている場面が
鮮明に残っているだけ
その後も手紙のことが
お義母さんと私との間で
話題に上ったこと
一度としてありません
もしかしたら
覚えておくには
あまりにもつらいものなので
記憶の一部が欠落しているのではと
考えるほどです
あの頃は
自分が見えなくなっていた
もちろん周囲のことも
見えていなかった
仕事でも家庭でも
行き詰ってしまった私は
正常な日常生活を
送れなくなり
仕事は休職、
夫とは別居に…
こうして文章にしていると
あの頃を思い出して
胸がとても苦しくなります
そんな時期を過ごしていました
次回は第28回
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