ある日のことです
仕事を終えて
息子を迎えに
義実家へ向かおうとすると
突然の恐怖に襲われました
「こわい、こわい、こわい…」
頭の中では
その言葉が
こだまするばかり
その日を境に
義実家へも自宅へも
戻れなくなりました
たくさんの中のだたひとり
唯一無二の存在
「わたし」の物語
第1章~これまでの私~
前回のお話しはこちら⇓
出さなければよかった…お義母さんへの手紙
この時期のことは
思い出そうとすればするほど
記憶が混乱してきます
と同時に、胸が痛い、苦しい
ともかく事実としては
仕事は休職期間を経て退職
夫とも離婚することになりました
そのような混乱の時期に
義理のお姉さんから
メッセージ付きの
お花が届いたことがあって
私の体調を気遣う言葉や
「待ってます」などの言葉が
書かれていました
心のこもったその贈り物だったと
今ならば思えるそのメッセージとお花
正気を失っていた当時の私には
他の人の気持ちを考える余裕が
これっぽっちも残されていなかった
自分もしんどかった
けど、周囲の人たちにも
たくさん心配や辛い思いをさせた
後悔がないと言ったら噓になります
これからも傷つくこと
大切な人たちを傷つけてしまうことは
あるでしょう
それでも
それだからこそ
これからの人生は
光も影も両方引き受けて
生きていくんだ
喜びからも苦しみからも逃げないで
両方味わっていくんだ
そう、思っています
次回第29回は
➡放浪の旅へ
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