セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)
モラル・ハラスメント(モラハラ)
パワー・ハラスメント(パワハラ)
世の中には
いろんなハラスメントがありますが
「アカデミック・ハラスメント」って
ご存知ですか?
アカデミック・ハラスメントとは
NPO アカデミック・ハラスメントをなくすネットワークによると
「研究教育に関わる優位な力関係のもとで行われる理不尽な行為」
とされています
例として挙げられているのは
「教員の場合では、上司にあたる講座教授からの研究妨害、昇任差別、退職勧奨。院生の場合では、指導教員からの退学・留年勧奨、指導拒否、学位不認定など」です
さて、今回は
よりによって
自分が「アカハラ」の被害者だったなんて!
というお話からの気づきです
前回のお話しは【大学院編】②
あんた無理してるよ
【大学院編】最終回です
大学院の修士課程が
修了間近になっても
相変わらず
やりたいことが見当たりません
私がどうしようかと迷っている時に
同期たちはみな
博士課程に進学すると言っています
焦る私
焦っても考えても答えが見つからない
どうにもならなくて
ここでもまた
大学進学の時と同じように
博士課程への進学を決めたのでした
そんなある日
担当教官でもないA教授に呼び出されて
次のようなことを言われました:
「あなたは研究職には向いていない。
明るいし
声もいいから教員とかどうか?
英語は〇〇君(私の同期)より
あなたの方ができるけど、
研究職に向いていないよ。
その証拠に、
あなたの担当教官も
あなたが別の道に行くことに
反対はしていないよ」
その教授は、
私だけでなく
私の担当教授にも
私を進学させないほうがいいと
言っていたようでした
まさに上の「アカハラ」の説明にあった
院生の場合では、
指導教員からの退学・留年勧奨、
指導拒否、学位不認定など
にあたる行為じゃないか!
あとで知ったことですが
この教授は学生を呼び出しては
このような言動を繰り返していたようで
最終的には
アカデミック・ハラスメントで訴えられ処分
私にも「訴えないのか?」と
言ってくださる人がいました
でも私はその申し出を断った
理不尽な言動ではあったけれども
その教授の判断は間違ってなかったと
思ったからです
違う道をたどったから
最初の結婚をし、
愛する息子に恵まれた
その後、
離婚することになったけれど
今の夫と再婚できている現在
こうしてみてくると
人生って
何がよくて
何が間違ってたとか
あまり意味をなさなくて
ただ一つ言えるのは
あの頃と違って今は
物事に対して
自分で決めているという意識
があるってこと
何をしたいのか
どうしたいのか
さ迷う年月が長かった分
今の状況が素直に嬉しい
次回23回から【教員時代】に入ります
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