こんちはー、無憂です。
カウンセリングジャンルで9位になっとります。
私のやってるセラピーはどんな感じなのか、
サイエンティストの端くれとして
データを可視化したいなーと
フレーズクラウド・セラピーを
始めた当初からずうっと思っていました。
このセラピーのためのウェブアプリ自体も
そういうデータ可視化ツールを応用して動かしていますしね。
このブログに興味を持っていただいている方の中にも
ほんまかいなと疑いを抱かれている方がおられるでしょう。
そういう方にとっては参考になるのではとも期待しています。
カウンセリング・セッションの中では
自己申告制ですが
ストレスの強さや、思い込みの強さを数字化して
モニターしています。
他のもっと大事な要素、
つまり二元性から本当に抜け出せたのかどうか
というのはこれだけでは判断できないので
（ストレスや観念がゼロになってもまだ二元性の軸が残る
というパターンがあります）
セッションの効果を調べる基準としては、
ちょっと緩いという印象ですが、
それでも数字は数字です。
初期の頃は、セッションのやり方や記録の取り方が
定まっていなかったので
こういう数字を扱うにはあまり向いていません。
そこで
現在の形に近くなってきた
2022年の1月22日以降のクライアントのさんのデータ
（ほぼちょうど一年分）を
全部一緒くたにして、
セッション前、セッション後の
感情ストレスや、観念（思い込み）の強さの数値変化
つまりビフォーアフターを見てみようではありませんか。
意外とこのプロットを作るのに時間がかかって
記事の更新が全然できなくなりました。
さて、どんな風に見えるでしょうか。
じゃじゃーん
グラフの縦軸は、
感情ストレス、あるいは観念の強さを0から10で表したものです。
異なるセッションを違う色で表しており
（赤が一番最近のもの）、
小さすぎてほとんど意味がありませんが、
感情ストレスは三角印、観念は丸印です。
斜めの線は、ビフォーアフターの対応する二つの点を結んで
前後の変化を表しています。
ご覧の通り、扱った範囲（ほぼ）毎回
感情ストレスも観念もゼロにまで至っているので、
図にすると当然 After がゼロばっかりになりますね。
わざわざ図にするのがアホみたい、とも言えますが、
その一方でやっぱりこうやって表示してみると
圧巻と言いますか、
結構仕事したんだなあ、
という気持ちになりますw
これくらいしょっちゅう効果を発揮しているのだ
という印象は伝わったでしょうか。
皆さんがこれから申し込まれても、
この図にまた何本か
斜めの線や丸印、三角印が増えるだけで
ほぼ、同じような経過をたどる可能性が高いです。
また、感情ストレスや観念の強度がMAXの10というケースは
やはりわざわざ相談に来られるだけあって頻繁にあります。
たとえば観念の強さ10というのは
ご本人には宇宙の絶対真理のように思えるわけですが
そんな場合でもあまり関係なく、やっぱり最後にはゼロになっている、というのも
これで分かりますね。
ちなみに私は本業が科学者ですので
実験室で実験をしたりしますけども
こんな成功率というのは科学実験ではほぼあり得ません。
100％うまくいくはずの手法ですら
人為的なミスで失敗は出ます。
なのでこの図を見ると
嘘くさ！
捏造（ねつぞう）じゃないのか！
と思われる方もおられるかもしれません。
ただ、セッションで数字がゼロにならないまま
お疲れ様でした、と言って終わったことは
実際ほぼ無いのです。
これらのセッションの様子はすべて
録画してあるので、
クライアントの方ご本人が
「....0ですね」
と言っている様子を
その気になれば振り返って確認できます。
私のほうが通常ゼロになるはずと考えていることもあり
そこにいたるまで続けるので、
終わったときに全部ゼロになっているのは
ある意味では当たり前ということもできます。
ゼロになんかならないだろう、と思っている方
（世間一般にはこれが普通でしょう）には
ゼロになるの？っていうのが驚きかもしれませんが。
とはいえ、「全部」ゼロになったというのは実は
多少裏があります。
というのは
やりかけでまだ終わらずに
そのまんまになっているセッションが二件あって
これらについてはもちろん
ゼロまで行っていないからです。
またこの中にある程度は
自己申告でそのときはゼロと答えてしまったけど、
実際はちょっとイマイチでしたとか、
しばらくしたらもとに戻って来ましたとか、
そういうケースが紛れ込んでいるのだろうとは思います。
これらをどれだけ減らすかが課題ではあります。
何か月も経過してから
近況を伝えてくださるような方もいらっしゃって
そのような場合には長期的な効果の確認が取れますが、
普通はセッションのずっと後でどうなったかを私が知るのは難しいです。
なので、セッションを受けてから時間の経つ方、ぜひ近況をお知らせくださいね。
うまく行った場合には、同じ悩みは戻って来ないというのが普通だと考えております。
戻ってきた場合は、見るべきものをまだ見れていないということが多く、
次のセッションでそういった核心部分に触れることでピタっと止まるようです。
なお、このデータを見ていて興味深いと思ったのは
最初に申告した数値の分布ですね。
1から8までは順番に多くなっているのに
9が8よりも少なくて、10が一番多い。
わざわざお金を払って申し込んでこられる方たちですから
悩み事の深刻度が高いのは当然ですが、
9が少ないというのは初めて気が付きました。
9まで行くとメーターが10のほうに
振り切れちゃうのかもしれませんね。
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