前回からの続き)

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こんにちは、まんなかを生きる科学者の絶學無憂です。AYANOさんのチャネリングによって可能となった、ハイヤーセルフとの初めての直接会話の第五回です。

 

このテーマに関しては、ハイヤーくんとのやり取りは前回までで終わりなのですが、ハイヤーくんが渡してくれたという(私の中のイメージでは、ドラクエのようなRPGの中で、洞窟に入って、そこでハイヤーくんというキャラから、秘密の鍵を渡されたような、そんな感じ)、これは一体どう使って、何を開けたら良いのでしょうか?

 

 

私もこれにはかなり考え込んでしまいました。

 

この件について私の置かれている状況を整理すると(生々しくて恐縮ですが、この条件については具体的にしておいたほうが話が見えやすいでしょう)

  • 末期歯周病を患っており、既に数本抜歯しているが、2, 3年のうちにはほとんどすべて抜歯して「無歯顎」になる、ということで歯医者の意見は一致している
  • 歯科医としてはもはや何もできることはないと宣告を受けている
  • 高価なインプラントを行うのがよいかもしれないが、インプラントの周りも結局歯周病(インプラント周囲炎と呼ばれる)になってインプラントが抜ける可能性が高い
  • 歯がすべてなくなると支えるものがなく、歯槽骨もないので、総入れ歯も口の中で動き回って、かなり不快になる可能性が高い
というのが歯科医の見解です。
 
これに対して私は
  • 歯を失う恐怖自体は解放したのでかなり減っている
  • しかし物が噛めなくなる、発音ができなくなる、などの不自由は(すでに影響が出始めているが)、重苦しく感じられる
という状態にありました。
 
そして、家庭崩壊まで引き起こしつつ、思いつくものは何でも試してきましたが、結局この歯周病はどうにもなっていないことから、
  • 感情については、感情=出来事×観念、という公式に基づいて観念の手放しをすれば、ほぼどうにでもなる(自由である)のに対して、肉体症状についてはどうにもならないこともある(不自由である)
と思っていました。
 
こういう状態の中で、ハイヤーくんとの対話の最初にも出てきたように、
  1. もう歯は抜けるものとして、その中でいかにバランスを取るかを考える
  2. それでもまだ奇跡の一発逆転で歯周病が治ることを目指して探索や試行錯誤を続ける
のふたつしか選択肢はないな、と思っていました。
 
と、そのように話したのですが、ハイヤーくんは、私自身なので、当然私の頭の中はご存知らしく、2つ挙げてはいるものの、実際には前者のほうを採用していた、というのを見抜いていました。
 
ところが、この「歯周病をどうポジティブにとらえるか」というのは「今一番優先すべき作業」ではない、とハイヤーくんは言います。
 
自分はそれを通してどう反応したのか、いわゆるそのパターンを見ていく」「反応がどこに出てくるか」ということが最優先であると。
 
そして、私が自分の感情を見つめると、やはり歯が抜けることに対してどうにもならない、という思いがあり、それを重苦しく、「不自由が生じている」と感じていたのでした。
 
ハイヤーくんはこれを、「貴方(自分だけどウインクは自分の何かを制限されることが一番ネックなわけ」とまとめてくれました。ここからはお馴染みの感情解放のプロセスで良いのだと。
 
ここまではよく分かりました。問題はここからです。
 
たとえそういった現実(末期歯周病で歯を失う)があっても、貴方は自由なスタンスを取ることもできる
 
たとえどんな現象であっても、あなたの、どういう反応を取るのか、それとどういう立場を自分は保つのか、それはやはりあなたが選べるんだ
 
と力強い言葉で言われると、「うんうん、そうそう照れ」と思うのですが、これってどういうことなんでしょうか?
 
 
ハイヤーくんと話してから数日後に、私の個人セッションのお申込みがありました。
 
肉体面でも、精神面でも、「たいへんな」としか描写できないような、まさしく波乱尽くしの人生を歩まれている方で、私のような片手間の副業セラピストが対応できるのか、尻尾を巻いて退散したほうが良いのではないか、と思わせるような事例でしたが、縁あって私のところへ申し込まれたということはこれはどうにかなるに違いないと踏んで、お受けしました。
 
このとき、「悪循環サイクル好循環サイクル」というブレインアップデートの秘技を用いました。これはブレインアップデートの田中真治さん発明の、めちゃくちゃパワフルな方法で、人の在り方を変えるならこれが一番オススメです。他でもない、家族別離の、胸が引き裂かれるような苦しみから一発で私自身を解放したのがこれです。この日も、インタビューに時間がかなりかかりましたけど、深いセッションになって解放を起こすことができ、たいへん喜んで頂けました。
 
そして、気が付きました。ああ、このタイミングでこれというのは、同じ方法を自分にももう一度やってみろ、ということだなと。
 
 
2018年にBUオンラインコーチングを受講していたとき、家族別離というテーマでこれのセルフセッションをしたら深い解放がバーンと起こりました。その後、肉体症状についてもやってみましょうという課題があり、歯周病についてやってみたところ、これが実にイマイチな結果に終わりました。この経験も、肉体面についてはどうにもならない、という観念に繋がっています。
 
ですのでいわば2年前のリベンジとして、再び「悪循環サイクル好循環サイクル」で歯周病を扱ってみることにしました。
 
まず現状分析をして、現在自分が入っている悪循環サイクル、悪循環のループがどういう風に形成されているかを書き出していきます。
 
とくに観念の部分が大事なので、そこだけ中身を紹介すると、以下の通り。
  • 自分:肉体については思い通りにならない(10)
  • 他人:他人は思い通りに動いてはくれない(10)
  • 世界:仮想現実世界は思い通りになるべきだ!!!(10)だが、そうならない。
括弧内の数字は、この観念がどれくらい強く感じられるかという自己申告の数値で、0は「ただの言葉、なんともなし真顔」、10は「絶対の宇宙真理ムキー」と感じられることを表します。いずれも10なので、私にとっては相当大きな課題、強い思い込みであるということを意味しています。
 
ちなみにある程度解放が進んでくると、10の数字を見ることはだんだん減っていくのでどんどん珍しくなり、ロールプレイングゲームで、レアキャラ、レアアイテムを見つけたような、やったぜ!感がちょっと出てきます。
 
悪循環サイクルの様子を具体的に書き出した後(ここはすんなりと進みました)、「自分のどのへんが宇宙の法則からずれているために悪循環サイクルが回っているのか」を考えるのですが、ここでやはり壁にぶち当たりました。
 
金曜日の夜にこれを始めて、ここで引っかかり、土曜日は朝から晩までこれについて考え、日曜日も朝から晩までこれについて考え、月曜日も朝から晩までこれについて考えた挙げ句、月曜日の晩になってやっと打開策が見えました。丸3日ですね。
 
 
その間、ハイヤーくんの言っていたように、ハイヤーくんのライトランゲージの音声も聞き返してみました。
 
ハイヤーくんの言っている自由、深さのある自由、というのは、何か。
 
真の自由を得れば、「三次元の物理的現象さえも捻じ曲げることができる」ということを、無限の自由、と言っているのか、と最初は思いました。ところが、よくよくハイヤーくんの言葉を見直すと、そういうことは一切仄めかしていません。
 
よくよく聞き返してみると、自由に深みを与えることができれば歯周病が治る、とも(治らない、とも)、一言も言っていないんですね。
 
ということは、どうやら深い自由=歯周病が治る、ということではないようです。読者の皆さんはどうでしょうか?がっかりしましたか?
 
私が引っかかったのは、ここです。
 
では「治らないのだ」と仮定して、その中で歯周病についてバランスを取ったとしても、それって結局、ハイヤーくんが最優先事項ではない、とはっきり言っていた、「歯周病(という制限のある状態)をどうポジティブに捉えるか」に戻ってしまうのではないか、というジレンマです。
 
「歯周病をどうポジティブに捉えるか、ではない」というところからスタートしたはずなのに、回り回って「歯周病(という制限のある状態)をどうポジティブに捉えるか」に戻ってしまう。困りましたね。
 
この禅問答に答えなど本当にあるのでしょうか???
 
 
 
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