防音に使う材料の使い方

DIY防音でも工事でも、『材料の使い方がわかっていないところが多い』

これは防音設計士の言葉です。

 

最近、防音設計士と防音専門の一級建築士と情報交換をしましたが、どちらも同じようなことを言っていました。

 

私はこの二人のもとで10年以上現場に出て(専属施工をして)いたので、修行を積んで現在のDIYに特化した防音の仕事をしています。

 

防音設計士は住宅防音が専門で独自の工法を持っており、木造戸建てでもマンションでも音漏れ対策と騒音対策が得意です。

 

一級建築士はビルなどのテナントやスタジオの防音をやっており、こちらも独自の工法を持っています。

そのほかに防音材の開発に関わったり騒音調査などもやっています。

 

私は大工職人でこの二人の設計を自分の手で形にしてきた人間なので、材料のことも分かっているし使い方(工法)も理解しています。

工事で培った技術と経験があってこそのDIY防音になっていますよ。

要するに二人のいいとこ取りをしてDIYに活かせるように変換(研究)をして、オリジナル製品の開発や対策方法の提案を行っているということです。

 

だから使う材料にも意味があり、工法(使い方)も材料に適したものになっています。

 

なので既製品のような技術もなく気休めの効果とは違うのです。

防音材だけではなくその他の材料も同じで、防音に活かす使い方もできれば無駄になる使い方もあるので安易な考えで防音対策はリスクが高くなります。

 

以前から何度も発信していますが、

防音は建物の構造や部屋の状況、目的に合わせて対策方法を決めるのが必要不可欠です。

できるだけ大きな効果を出すには無視できないところなので、その辺をよく検討して対策を進めていってください。

必要なもの必要、無駄なものは無駄です。

防音対策は失敗は成功のもととなる人は少なく、失敗は予算が尽き成功に至らない人のほうが多いです。(DIYも工事も同じ)

 

既製品は無駄が多く言葉のまやかしが大きいですよ。

失敗しないためにもいろいろと調べてまともな情報を集めるようにしてほしいと思っています。