※効果の感じ方には個人差があります。なんて言葉がありますよね。

それはまさにその通りなんですけど防音対策をして体感できないということは、自分にとって小さくしたい音がほとんど減っていないからだと思います。
部分的な防音だとそういうことも多々あります。
そんな場合でも機器で測定すると、小さくしたい音以外の音域では少なからず変化があり全く効果がないわけではないんです。(厳密に言えばの話で実際には効果はないも同然)
 
防音材ひとつひとつに性能があっても防音材の使いかた(他の材料との合わせかた)で効果が小さく出るのか大きく出るのか変わってきます。
 
その為、自分で防音対策をして効果を感じない人は、購入した商品が状況に合ったものではない、使い方、施工方法が間違っているなどが考えられます。
 
DIYで防音対策をするのに何を参考にするのかは業者以外となるとネットの記事になりますよね。
でも情報が多すぎるのでよく分からず迷ってしまうと、良さそうなことがたくさん書いてあるところの商品に決めたくなってしまいますよね。
しかしそこが失敗の道に入る第一歩になってしまうことが多いんです。
 
ネットの情報は防音に詳しくない人の誤情報が多く、嘘をついて商品を売っているところもあります。
防音の業界はDIYの分野になるとまともな専門業者はほとんど無いので為になる情報が少ないでんです。
 
そのため失敗しないようにするには、ネットの情報を簡単に鵜呑みにしないことです
 
例えば、
最高◯◯デシベル減少をそのまま受け取る人は失敗のリスクが高くなります。
売るほうは専門的な難しいことをそれらしく説明しているので意味がわからなくても良く感じてしまいますよね。
でも隅々まで良く見ると条件が付いていたり、その製品だけの効果じゃなかったりする場合もあるのです。
 
音域によってはそれほど減衰できない音でも最高◯◯デシベルと書いてあるとどんな音でも一緒に考えてしまいますよね。
低い音と高い音の減り方は一緒じゃないのにそのような紛らわしことを言って売っている業者もあります。
ズルイでしょ。
なのでどんな音も同じだけ減少するものはないと考えたほうがよいです。(実際に無いです。
 
そのほかにもズルイ手口はいろいろありますよ。
検証動画なども専門職からみれば子供騙しのようなものがたくさんあるので注意してください。
 
失敗しないためにはいろいろと調べることも出てきますが、難しいと思ったら専門業者を探して相談するのがいちばんいいです。
メールで質問するのなんて無料だし簡単ですからしちゃいましょう。
 
工事依頼でもDIYでも[どんな音に悩んでいるか][どういう目的で防音するのか]を話した時に、きちんと答えてくれるところが見つかるまで焦らず探すのが良いと思います。
 
特にマンションの天井からの騒音は難易度が超高なので工事でも大幅に減衰させるのが難しいです。
自分で(DIYで)防音するには多くの注意点があるので焦って通販で購入しないようにしましょう。
 
私は失敗した人の家に工事に伺っているのでいろいろ見てきましたが、中には悪徳と言っていい業者も多々ありました。
 
以上のようなことから私はどの製品も状況に合わせて変化(対応)できるように受注生産にします。
というか、防音材も全部受注生産なので在庫はほぼありません(笑)
 
納得して購入してもらえるのが一番大事だと思っているので質問してもらえるようなホームページの作りを考えているところです。
受注生産でキャンセルできなければ、考える時間も作れると思っています。
防音が難しい木造住宅の実測値データもあるので目安になると思いますよ。
 
経験から言わせてもらえば、せっかちや ものぐさな人ほど失敗しています。
それは職人でも同じです。
 
そういう人でも失敗しないように説明書などいろいろ考えているところです。