DIYで防音対策をするのに防音材をどのように組み合わせればよいのか?
防音材の組み合わせ方を調べてもピンとくる情報が少なく分からない人も多いと思います。
このへんを調べる人は防音材を揃えてDIY対策をしたい人で、基本の形(形式や構造)を知りたいということになると思います。
でもこの部分を正確に理解するのはかなり難しいです。
特にDIY防音は専門業者のやる工事のようにはいかないので、なるべく効果を下げないようにするための注意点も多いです。
どの程度の防音をしたいかにもよりますが、なるべく高い効果が出したいなら経験がものをいうところは明らかです。
遮音材と吸音材の両方を使うとか、どっちを先に使うかなど、そんなこと知ってもほとんど意味がなく、目的や状況により柔軟に対策(対応)する必要があります。
一応、基本はあります
ですが基本構造(組み合わせ方)は1つではありません。
目的や状況により使う防音材も変えたりするので決まった形はないと思ったほうがよいと思います。
要するにその場の状況に適した材料を上手く組み合わせて納めることをしなければ、効果は思うように伸びてくれないということです。
住宅防音とはそういうものなので、ネットで防音材の組み合わせ方だけを調べても自分にマッチする情報を得るのはなかなか難しいと思います。
基本の形(組み合わせ)とは、業者(技術者)が持つ基礎技術と私は考えています。
私にも防音施工の基本があり、そこを踏まえた上で状況に適した防音対策をする(提案をする)という感じです。
だからネットには数多くの情報があり、人や業者により言っていることに違いがあるのではないでしょうか。
その違いが技術の差(質)に関係なくはないと少しでも感じてもらえると情報の見え方も変わってくると思います。
当店の防音材の組み合わせ
当店の防音材の組み合わせ方は、目的(音漏れ対策/騒音対策)と建物と部屋の状況で数パターンの形があります。
天井/壁/床/窓/ドア/それぞれ数パターンの組み合わせ方があり、後から性能アップすることも可能です。
扱っている防音材はホームページ掲載の5種類で、遮音材が3種、吸音材が1種、制振材が1種です。
防音材でDIY対策する場合は写真の材料を目的と状況によって組み合わせを決めています。
防音パネルにもこの材料を使っています。
たかが5種類ですが対応の幅はかなり広く、どんな目的と状況でも使うことができます。
防音工事でもDIYでも防音材はこの材料以外は必要ないと言っていいくらい優れた製品です。
他の記事にも書いていますが、扱っている防音材の種類が多いほど怪しい(技術がない)業者になります。
この5種類の防音材を使った方法(組み合わせパターン)は私が15年以上かけて得たものでここでは公開できませんが、下記に自分にあった材料と組み合わせが見つけやすいようにポイントをまとめてみます。
ポイント
・目的と状況を踏まえてどの程度の防音をするのかしっかり決める。
まずは自分の住まいについてよく調べて、どのくらいの防音対策をするのか決めましょう。
ここがあやふやだと中途半端な対策になってしまうので、決まるまでは何も購入しないようにするのがよいと思います。
・防音材の使い方(効果の引き出し方)が分かっていない店(業者)で防音材を購入しないことです。
どんな商品かは分かっても使い方を教えてもらえない店で購入しても意味がありませませんよね。
これはネットのDIYショップやホームセンターなどの量販店のことです。
お店に私のような経験者がいれば話は別ですが、まず居ることはないので避けたほうが無難だと思います。
業者のレベルを測る(見極める)ことも大事になりますが、防音材を購入するなら専門店に限ります。
専門店で購入すれば必ず組み合わせ方が分かる(教えてもらえる)ので苦労することはありません。
どんな防音材なのかよく調べる。
一般建材よりも遮音性能が低いものを購入してもたかが知れているし、音を止めたいのに吸音系の商品を購入しても意味がないので、どんな防音材を選ぶにしろ勧められるにしろ1つ1つの材料がどんなものかよく確認をするようにしましょう。
・価格は最後に考える。
価格で防音材(対策方法)を決めるということは既にブレていることになるため、最初は気にしないほうが良いです。
いろんな業者に相談して自分のやりたい防音対策が実際どのくらいかかるのかを知ることが大事です。
妥協はいつでもできるのでいろいろ調べて知ってから比較をして、最後に価格で決める(もしくは見合わせる)のが良いと思います。
中途半端な対策になりそうと感じたり、イマイチ信用できないと思ったら、無理することなく見合わせるという選択をしましょう。
上記のことを踏まえていろんな商品(業者)と比較をして自分に合った材料と組み合わせを見つけてください。
良いところが見つからない時は当店に問い合わせしてもらえると嬉しいです。
目的と状況に合わせた対策案を出すので、防音材のチョイスや組み合わせについて心配することは何もありませんよ。
初心者でも少し高度な作業ができる説明書を無料で作成していますので、お気軽にご相談ください。
いずれ時間に余裕がある時に、天井、壁、床に分けて施工ポイントをまとめた記事を書きますので、その時は改めてお知らせしたいと思います。
・ホームページ
https://www.bouon-kobo-shin.com/