2019年11月1日(金)
〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸
▽22ー45:月が食べられる日【初回2019年11月1日(金)】
▽脚本:今井雅子
▽絵コンテ:西田章二
▽演出:菱川直樹
▽作画監督:渡辺はじめ
▽原画:広江克己・吉田光昭
▽動画:藤波正和・片岡絵里
・月光町とヘイアンチョウに、「月が食べられる日」がやってくる。月がはしっこからかじられたように欠(か)けていき、あたりがどんどん暗(くら)くなるという、めずらしいことが起(お)きる日だ。この日ヘイアンチョウでは、電書ボタル一族(いちぞく)に重要(じゅうよう)な役目(やくめ)があると、胸(むね)を張(は)る電ボ。月にかわって夜空を照(て)らすのでゴザイマスっ!ピカピカのおしりの光が役(やく)立つぜっ。(公式HPより
✏️おはなし
月が齧られたTシャツに身を包んだ人で溢れ、饅頭やパンまでもが同じ形。そんな月光町の様子を不思議に思うおじゃる丸。電ボいわく「月が食べられる日が近付いているのでございます」
「月が食べられる日」とは、月が齧られたように端から欠けていく日のこと。一生に一度巡り会うかどうかの大変珍しい日ゆえ、皆お祭り気分、と電ボ。ちょうどヘイアンチョウも同じ日が月が食べられる日らしい。
ここでなにかを思い出した電ボ。「月が食べられる日は電書ボタルが輝く日!われら電書ボタル一族が月に代わっておてらしするお役目にございます!」
幼い頃から電ボ一族に代々伝わる月が食べられる日の武勇伝を聞いて育ったという電ボ、いつかこの日が来たら活躍したいと願ってたらしく、まさにチャンス到来とばかりに燃える電ボ。
プリンタイムのおじゃる丸の前で尻を振る電ボ。しりトレ=お尻を鍛えて光を明るくするトレーニングとのこと。月が食べられる日に活躍するには厳しい試験があり、選抜メンバーに選ばれる為には光の強さは300ホタルクス以上、さらにその中で最も輝くホタルのみがセンターを務められるらしい。
センターは花形、センターになればおなご様方の注目の的、と邪念に満ちた電ボ。「おじゃそれが目当てかの…」呆れるおじゃる丸。その後も選抜試験に向けてトレーニングに励む電ボ
月が食べられる日、当日。月光町・月光銀座もスペシャル焼きにりんご飴と屋台が並び大にぎわい。電ボが選抜メンバーに選ばれたか気になるおじゃる丸、いざヘイアンチョウへ
ヘイアンチョウ。ウシと再会、喜ぶ2人。そのまま広場まで案内、池に到着した2人。周りには多くの妖精貴族達が。既に来ていた両親の元に駆け寄るおじゃる丸。いよいよ月が食べられる時間
徐々に欠けていく月、沸き上がる歓声。おじゃる丸はもちろん初めて、実は両親も初めて見るらしい。空が暗くなり、不安げな表情で両親の手を握るおじゃる丸
とその時。溢れんばかりの光の渦が空を乱舞。ここからが電書ボタル達の出番。それを見ながら、前回の月が食べられる日は「母のおじいさまおばあさまの時代」と話す母上。父上も代々聞かされていたらしく満足げな模様
電書ボタル達の中に電ボの姿を発見したおじゃる丸、無事選抜メンバーに選ばれた様子に安堵。さらになんとセンターにも抜擢という快挙。
おなご様方から歓声が挙げる中、「しりトレを頑張った甲斐あって、見事センターの座を射止めました!一夜明ければわたくし引っ張りだこのモテモテスターになっているはず!」と嬉しそうな電ボ
「いくぜ!電書ボタル一族!一世一代の晴れ舞台!われら一族の本気を見せてやるぜ!」 気合い十分で掛け声をあげるセンター電ボ。それに呼応して更に輝き出す電書ボタル一族
「おなご様方、電ボの晴れ姿とくとご覧くださいませ!」 おしりを振る電ボ、大歓声のおなご様方。「フフフ…ひときわ明るく輝く光、これぞスター。おなご様方の視線を独り占め!」と更に輝きを増すセンター電ボ、おなご様方の歓声もますますヒートアップ
「電ボ、おなご達に良いところを見せようと飛ばしすぎじゃの」となにやら心配顔のおじゃる丸。そんなおじゃる丸の不安は的中、突如おしりの光が消え、そのまま池へと落ちていく電ボ。「張り切りすぎて切れました…」というお話。
📝お前が欠けてどうする、というオチ。電ボ(一族)のお尻が乾電池式&電球(現在は尻ED)というのは既に描かれており、わりと有名な設定ですね。乾電池が切れたのか、尻EDが早くも寿命を迎えてしまったのかは不明ですが、一族の晴れ舞台より、おなご様方にモテたいという自分1人の欲望を優先した結果、1人燃え尽きてしまう電ボであった。
ところで、今回ヘイアンチョウで皆が集まっていた池、一見、月夜が池の様ですが、1000年前には月夜が池はまだ無かったはずなので(おじゃる丸の屋敷の庭でしたっけ)、違う池でしょうね。
📝追記:2020年2月21日(金)再放送時のEDイラスト追加
📷️以下画像