先日、3年ほど愛用していたトラックボールマウスに、盛大にコーヒーをこぼし壊してしまいました…。
というわけでこれを機にと思い、新たなトラックボールマウスを購入。
好評を博している人差し指トラックボール『ELECOM DEFT PRO』を買ってみました。

(画面右側が『DEFT PRO』)
トラックボールマウスはその独特の操作性から敬遠している方も多いと思います。
なので今回は「もしPCを用いてビジネスをしている方は、例外なくトラックボールで仕事をすべき」という主張をさせていただこうと思います。
あ、ゲーマーの方は『G PRO X SUPERLIGHT』で良いです。私も持っていますが間違いないので。
これ使ってうまくヴァロれない方は、もっと練習してください。
トラックボールマウスのメリット3選
トラックボールマウスには、大きく3つのメリットがあります。
- 腱鞘炎になりにくい
- 場所を取らない
- 画面をより広く使える
とくにPCメインで仕事をする方には、おすすめなポイントばかりです。
1.腱鞘炎になりにくい
トラックボールマウスを選ぶ1番の理由はやはり、腱鞘炎になりにくいことだと思います。
光学式マウスは肘から先をすべて使い操作するので、長時間使用すると利き手にしびれや痛みなどの不調をきたします。
とくに親指付け根の下と手首に力が偏るので、この辺が炎症を起こし痛みを生じるようです。
一方トラックボールマウスは可動域が指先に限定されるので、手首周辺に力が集中しません。
そのため光学式マウスに比べ、はるかに腱鞘炎になりにくいといえます。
2.場所を取らない
トラックボールマウスは通常のマウスに比べ、はるかに省スペースで利用可能です。
その理由はもちろん、配置が固定されるため。
マウス本体はその場から動かす必要がないので、パソコンとマウスを置く場所さえ確保すれば操作できます。
さらにマウスから発せられる音もクリック音のみなので、光学式マウスより静音性にも優れています。
これは「カフェやファミレスなどでちょっと仕事…」という場面で、最大のメリットといえますね。
3.画面をより広く使える
上のスペースの話と少し被りますが、トラックボールマウスは画面をより広く使えます。
操作がコロコロとボールを回すだけなので、光学式マウスのように可動が制限されません。
なので無意識に可動域が制限される光学式マウスと比較して、画面を広々と使用できます。
また慣れればですが、トラックボールは微妙な操作もしやすいのでこちらもおすすめポイントです。
トラックボールマウスのデメリット3選
いろいろと便利なトラックボールマウスですが、もちろんデメリットも存在します。
- 操作に慣れが必要
- 定期的なクリーニングが必要
- 少し価格が高め
トラックボールを敬遠する方は、これらの理由が多いと思います。
1.操作に慣れが必要
トラックボールマウスをうまく使うには、操作に慣れが必要です。
今まで使ったことがない方は、おそらく慣れるまでに1週間ほどはかかると思ってください。
メルカリなどで「1度使ったけど合わなかった」と出品しているのは、厳密には慣れるまで耐えられなかった方がほとんどでしょう。
なのでもし最初に「合わないかも」と感じても、とりあえず1週間は使ってみることをおすすめします。
2.定期的なクリーニングが必要
トラックボールマウスはボール可動部に汚れがたまるので、定期的なクリーニングが必須です。
これに関しては対処法が清掃しかないため、たとえ慣れていても煩わしい点といえるでしょう。
清掃はボールを取り出し、綿棒とアルコールを使ってセンサー部と支持部を中心に汚れを拭き取ります。
もしボールの滑りが悪くなってきたら、しっかりと清掃をしてください。
3.少し価格が高め
トラックボールマウスは光学式マウスと比較して、価格が全体的に高めです。
低価格帯で1番おすすめな『エレコム M-XT3DRBK-G』でも、Amazonで4,000円近くします。
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これより安いモデルや無名メーカー製のものは、有線接続だったり動作が安定しなかったりするのでおすすめできません。
トラックボールマウスは価格≒性能なので、いくら出せるかによってスペックが決まるといえます。
トラックボールマウスを買うときに重要なポイント3つ
トラックボールマウスを初めて買うときは、以下3つのポイントを抑えましょう。
- 「ELECOM」か「Logicool」のものを選ぶ
- ボールが赤いものを選ぶ
- 無線接続のものを選ぶ
それぞれポイントを簡単に説明しますね。
「ELECOM」か「Logicool」のものを選ぶ
まず絶対に守ってほしいポイントとして、メーカーはかならずELECOMかLogicoolにしましょう。
国内販売ではほぼこの2メーカーの寡占市場であり、品質も保証されています。
逆にいえば無名な中華メーカーのものは質が不安定なので、たとえ同機能でより低価格であってもあまりおすすめできません。
ボールが赤いものを選ぶ
トラックボールマウスは、基本的にボールが赤いもの(赤玉) のほうが操作精度が高いです。
これはボールの色によりセンサーの反応の良さが異なるため。
ただしボールは別売りで交換用のものが売っているので、たとえ黒いボールのモデルを買ってしまってもリカバリーは利きます。
とくにペリックス製のボールは反応が良く、高品質なためおすすめです。
トラックボールマウスを買う際は、かならず無線接続のものを選びましょう。
断言しますが、有線接続のものを選ぶと絶対に後悔します。絶対にです。
有線接続は「取り回しが良いこと」が特徴のトラックボールマウスから、そのメリットをなくすことになります。
ちなみにこのブログで紹介するものはみんな無線接続なので、安心していただければと思います。
おすすめのトラックボールマウス5選
ここまで読んでトラックボールマウスを買う決心が付いた方に、おすすめのアイテムを5つ紹介します。
- 『ELECOM M-XT3DRBK-G』
- 『ELECOM M-IT10BRBK』
- 『ELECOM M-DPT1MRBK(DEFT PRO)』
- 『Logicool M575GR』
- 『Logicool MX ERGO MXTB1d』
トラックボールマウスは「ELECOM」と「Logicool」の2強なので、基本的にはこの2つのメーカーのうちどちらかのものを購入しましょう。
1.『ELECOM M-XT3DRBK-G』

引用:Amazon.co.jp
「とりあえず1番おすすめでコスパ高いのを!」という方には『ELECOM M-XT3DRBK-G』がピッタリ。
シンプルな親指トラックボールで操作性も高く、重量も標準的で取り回しも良いです。
マウスボタンはホイール含めすべてカスタムできるので、作業用に特定のキーを割り当てたい方も安心。
トラックボールマウス入門に最適な逸品といえるでしょう。
ちなみにこの『M-XT3DRBK-G』によく似た『M-XT2DRBK』というマウスもあります。
ただこちらは古い型番であり価格も高く、今選ぶ理由はないため買わないようにしてください。
2.『ELECOM M-IT10BRBK』

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引用:Amazon.co.jp
通常のトラックボールより滑らかに動かせるものが欲しい…!という方には、『ELECOM M-IT10BRBK』がおすすめ。
2023年12月に出たばかりのこのモデルは、なんと支持部ユニットが取り替え可能。
別売りのベアリングユニットをセットすることで、人工ルビーより滑らかに使用できます。
もちろんボタンはカスタム可能なので、あらゆる作業シチュエーションで活躍してくれるでしょう。
こちらは赤玉モデルではないですが、評価も高いためおすすめさせていただきます。
3.『ELECOM M-DPT1MRBK(DEFT PRO)』

引用:Amazon.co.jp
個人的に、今回イチオシの人差し指トラックボールマウス『ELECOM M-DPT1MRBK(DEFT PRO)』です。
トラックボールマウスの中でも少しマニア向けの人差し指で操作するモデルであり、中々の存在感を誇るビジュアルですよね。
普通はクリックに使う人差し指でトラッキングするモデルなので、親指トラックよりさらに操作慣れが大変です。
最初のうちはドラッグ操作すらうまくできず、発狂しそうになるでしょう。
しかし慣れてくると、親指トラックボールマウスにはない以下のメリットが見えてきます。
- 親指より微妙な操作が可能
- 手首の可動がより減るため、疲れにくい
- カスタムボタンが多いので便利
価格もそこそこですがコスパは最強なため、ぜひおすすめしたい逸品です。
ちなみにDEFT PROのボールは代替品が販売されていないので、なくさないように気をつけましょう。
4.『Logicool M575GR』
引用:Amazon.co.jp
Logicool製のトラックボールマウスでもっともおすすめなのが、この『Logicool M575GR』となります。
「エルゴノミクス」という人間工学に基づいた形状をしており、内側へ丸め込むように手を当てて使用します。
これにより、より腱鞘炎などのリスクを低減。
またLogicool製品はカスタマイズ性に優れていて、ELECOMと比較しより細かくボタン割り当てが可能です。
『M-XT3DRBK-G』より値段は張りますが、こちらもトラックボールマウス初心者にぜひおすすめしたい商品となります。
5.『Logicool MX ERGO MXTB1d』
引用:Amazon.co.jp
予算に余裕があるなら、ぜひおすすめしたいのが『Logicool MX ERGO MXTB1d』です。
こちらはなんと傾斜角を調整する機能があり、より自然なポジショニングでマウスを握れます。
引用:Amazon.co.jp
さらに今回紹介した商品の中で唯一充電池を搭載していて、1分充電するだけで最大24時間の連続稼働が可能。
もちろんLogicool製品特有のカスタマイズ性は健在であり、より自身の作業に合った設定ができます。
さらに1度に2台のデバイスに接続できるので、いちいち接続し直さなくても中央のボタンを押すだけで切り替え可能です。
高機能な分お値段は中々ですが、ぜひ余裕があればおすすめしたいアイテムとなります。
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まとめ
トラックボールマウスは、PCでの長時間作業が多い方にはほんとうにおすすめです。
操作に慣れるまで1週間ほどかかりますが、あなたを肩こり・手首の痛みのトラブルから解放してくれることでしょう。
購入直後はやはり苦労すると思うので、まずは光学式マウスと併用して慣らし運転することをおすすめします。
1ヶ月もすればもう光学式マウスには戻れなくなるので、ぜひこれを機に試してみてくださいね。