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seek the Esprit.

アウェーからのブログ。
文系好きの理系大学生です。

ⅢCに取り掛かる前に、ⅠAⅡBを完成させたいと思い、最近はもっぱら数学の復習ばかりやっています。
ただ、さすがに他に何もやらないのはアレなので、英語と現文だけは、一応触れてます。
現文は、塾においてあった入試現代文へのアクセス を、英語は例の「鉄壁」を。
僕は熱心な林修 信者なんですが、アクセスは結構オススメです。簡単ですけど、基礎の確認のためには良問を揃えているのでは?(某Dさんとは違って・・・)

問題は「鉄壁」の方です。
数学の息抜きに、毎日1セクションずつ進めているんですが、そういえば、と思い「初見で意味が確実にはわからなかった語リスト」を作ろうと思い、合間合間に索引とにらめっこしていたんですが・・・・

・・・終わんねぇ。

まったく終わりません。かといって先に進んじゃうと初見じゃなくなっちゃいますし・・・
時間はまだあるんで何とかがんばろうっと。

たぶん、やる単語帳はこれで最後かな?
次は辞書暗記をやってみたいなー、なんて。
まぁとりあえず今のが終わってから終わってから。
「タテマエ」と「ホンネ」はよく日本人的な人間関係のあり方の代表として挙げられますね。
僕も中学校の時、漱石の「坊ちゃん」で「本音と建前」について読書感想文を書いて、なかなかほめられた記憶があります。

さて、現代文で今日やった、阿部謹也の「『教養』とは何か」という文章で、本音と建前について、「世間」と「社会」の対比を用いて、ちょっと興味を惹かれるようなことが書いてありました。

「従来(明治以前)の人との関わりとは、世間(個人よりも先に属する人間関係)であり、近代化の中で、『世間』という言葉がSocietyの訳語、『社会』に置き換えられるにつれ、『世間』は表舞台から姿を消していった。人々は世間をまるで無いもののように扱っているが、実際には私的生活の基礎たる『世間』は未だに私達の大部分を占めている。これが、近代化のもたらした最大の問題―政治、法制、教育、その他あらゆる面においての二重生活―を生み出したのである」

出題部を要約すると、おおよそこんな感じです。



これまで僕がイメージしていた「本音と建前」というのは、日本人が古来から性質として持つ、いわゆる「モンスーン型風土」に由来するようなものでした。
ところが、阿部謹也に言わせると、どうも本音と建前というのは、「近代化における欧米的思考と日本的思考のジレンマの結果」ということらしい。
確かに筋は通っているような気がしますが、果たしてどうなんでしょうね?
本音と建前という概念が生まれたのは、本当に明治以降なんでしょうか?

古文とかを読んでいる限り、たしかに「本音と建前」的な話は出てこない様な気はしますが、あのへんの文章というのは、やはり大部分が貴族の話。さらに、普段見るような文章は、その中でも更にピックアップされたものだし、あまり参考にはならないかもしれません。
一方、町人文化期は、あくまでイメージですが、江戸っ子は「ホンネ」のイメージです。また、結局朱子学が栄えていた時代には、「本音と建前」は許されなかったのでは、とも思います。
うーん、謎ですね。こういう禅問答にちかいものは、 また考えてみたくなります。
あくまでも「答えを出す」より「探る」という方に重点をおいて。


受験教科の中で、現段階で一番得意なものは英語。
正直、そのへんの受験生に負ける気はしません。
今年のセンターと東大の同日体験受験は、センター九割、東大二次はAライン超えてた(自慢)

東大の二次リスニングは最近興味があって調べてた「宇宙エレベーター」についての問題がでたし、その他も正直英検準1級のほうが難易度が高かった・・・と思います。(英検準1級は落ちたけど)

とまぁ、こうはいいつつも英語は得意なだけで好きかと言われれば微妙です。
僕の認識では、英語はただの『道具』。英語を使って外人に自分の意見を自由 に伝えたり、英語で書かれているものを理解するのは楽しいとは思うけれど、それは結局人とのコミュニケーションや、書かれていることが面白いんであって、英語が別に面白いわけじゃない。
つまり、『ものを作るのが好き』なんであって、『モノを作るのに使うドライバーが好き』なわけじゃないということ。もちろん、世の中にはいろんな『ドライバー』があって、そのドライバーを工夫したり、集めたいと思う人はいるんだろうけど。

ただ、別に嫌いじゃないですよ。特に好きじゃないってだけ。




ってわけで、今日は初めですし、「道具」の『道具』晒しでも。まぁつまり英語の参考書等等ですね。

(汚い机の上な上反射で見づらい・・・)

左から順に、
宮崎尊   宮崎の今すぐ書ける英作文 (自由英作文編)(和文英訳編) 
高橋雅人  必須英語構文255
原仙作    英文標準問題精講
小森清久  DateBase5500
鉄緑会   東大英単語熟語 鉄壁
桐原書店  Forest
桐原書店  即戦ゼミ3 英語頻出問題総演習

あと、写っていないもので、
ターゲット1900、ポレポレ、福崎のパラグラフリーディング もあるけど、これらの紹介はおいおいやっていきます。


今日の映画は「ガタカ」見る。
昨日ニュー・シネマ・パラダイス、今日はスーパー8を見ました

やっぱりニュー・シネマ・パラダイスは名作ですね。名作だからこそ、あまり多くは語らないでおきましょう。もし見てない人がいれば、ぜひ見ていただきたい!
鑑賞メーターの方にもちらっと書いたのですが、細かい演出に感心させられる映画です。
それでいて、全体としてもまとまった話で(当たり前か)、とても3時間も見ていたとは思わない程でした。
やはり、「毛糸」のシーンは感動モノです。
借りてみてね!


さて、スーパー8ですが、こちらも予想以上に楽しめました。
特にトリックとか、そういうものはなかったように思えますし、地球人に実験対象にされて憎悪を抱く宇宙人だとか、研究者が救おうとするだとか、偶然持って帰ったものが大変なものだったとか、わりかし宇宙人ストーリーでは王道的な話ではありますが、まぁそこがいいというか。
別段人にすすめる映画ではないですが、SFをいっぱい見てるだとか、スピルバーグの作品が好き、とかそういう人は見て楽しめるでしょう。何か考えるというよりは、これは楽しむ映画ですね!



さて、今週借りてきたのは・・・・
「スーパー8」「シャイニング」「英国王のスピーチ」「ガタカ」「ロード・オブ・ウォー」と・・・・「ラッキーナンバー9」です。
「ラッキーナンバー7」が借りたかったのに!まんまと騙されたよ!2多いよ!
見てみないとわからんですが、調べてみたら、意外に面白いらしいです!まぁちょっと期待。

どうして日本の配給会社はこういう紛らわしい名前つけるんだか・・・原題から真似してる「トランス・モーファー」とかはまぁいいとして、こういうマイナー映画をパクりタイトルにしてしまうと、逆に損してると思うんですけどね?
ブラッド・ダイヤモンド見ました。

BloodDiamond は「紛争ダイヤモンド」とも呼ばれ、紛争地域などで、「汚れた」過程で生産されたダイヤモンドのことです。
この映画はその中でも、シエラレオネで、密輸業者アーチャー、革命軍によって息子を誘拐され、強制労働としてダイヤモンド採掘をさせられているソロモン、ジャーナリストのマディーらを主人公に進んでいきます。


見終わった感想は、世の中どんなものが、どんな過程で作られているのかは、普通に暮らしているぶんにはまったくわかっていないんだな、という無知の実感でした。
ダイヤモンドを生産している過程であんな紛争や、インドでの少年労働が行われているとはこれまで想像もしていなかったことで、正直驚きです。
ダイヤモンドをほしいと思ったことはありませんが、やはりどことなく美の象徴?富の象徴?のようなイメージはありますよね。
そういったものの裏にも、少年兵の殺し合いや、革命軍・政府軍双方の残虐行為、命をかけた密輸といった、利権まみれの世界があるとはそのままではちょっと想像しづらいですよね。
やはり、知識は大事なのだなぁ・・・と再認識させられました。