台風直撃の３連休、
どんな風にお過ごしでしたか？
私はあまり外には出ず
家でゆっくり読書をしたり
久しぶりに映画を観たりしてました。
根が陰キャなのでそういう時間も必要です。
読んだ本の中に、
「天職」についての記述があって。
天職とは
「自分が好きなこと」と
「自分ができること」の
掛け合わせではなく、
それらに加えて
「自分がやらねば」という使命感を伴ったもの
と書かれていたんです。
ああ･･･ 本当にそうだなぁと。
天職って、英語ではcallingといいます。
calling、その人を呼んでいる主は、
英語圏では神様を指すわけですが
日本人的な表現に言い換えるなら、
天職とは、自分ではない誰か＝他人から
呼ばれる(求められる)こと、なんですよね。
だから、他人ありきなんです。
最近、セッションの中で、
その人の奥にあるアイデンティティを
見つけていくワークをよくするんですけど
それを深掘っていくときに、
人生をいろんな角度から
振り返ってもらうんです。
現時点でとっている行動とか、
能力とか、信念とか。
で、最終的に
アイデンティティに
行き着くわけですけど
このアイデンティティと天職には、
密接な関わりがあるなぁとよく感じます。
ほぼ、
アイデンティティ＝天職の核の部分
と言ってもいいくらいです。
ただ、思考で考えていても、
アイデンティティってなかなか出てきません。
なぜなら、その人の
顕在意識やエゴからしたら
アイデンティティって
意味がわからないことだったり
心理的に抵抗感が出ることだったり
いやいやそんなこと望んでないし！
と言いたくなるようなことだったり
するからです。
なんですけど
自分のアイデンティティや
天職がわかると
本当に不思議なくらい、
自分の人生の体験が、
アレもコレもすべてそこにつながっていた！！
というのが腑におちるので
もう鳥肌が立つんですよね。
関係ないと思っていた経験も、
ネガティブでしかないと思っていた体験も
すべてがそこ（天職）に
つながっているからです。
私は、天職とは、
諦めるものだ。とも思っています。
諦めるというのは、絶望の方ではなく
もう降参！って感じです。
だって顕在意識では
意味がわからないことだったり
心理的に抵抗感が出ることだったり
いやいやそんなこと望んでないし！
と言いたくなるようなことだったり
するわけですけど
でもやっぱり、
自分ではない誰かからは求められるし
意識してなくても、なぜかそっちの方面に行くし
気づけば、やってきた／やっていることだったりするし
そこには、どう抗ったって抗いようのない、
運命の流れのようなものを感じるからです。
その流れに抗うのをやめて、
「自分がやらねば」という使命感を持って
よし、やるか。と肚をくくるとき。
天職の道がひらけるんだと思います。
セッションをしていても、
その方が「あーーコレかぁ･･･」って
最終的に自分の運命や宿命を受け入れて
よし、やるか。と肚をくくった瞬間、
パチン！とエネルギーが切り替わるのが
わかるんですよね。
そして、表情も、雰囲気も、
その後にとる言動も
別人のように違うものになります。
人は誰しも
傷ついた体験や、思い出すのも辛いこと、
ネガティブにしか思えない経験を
多かれ少なかれしているものだと思いますが
自分のアイデンティティや
天職を受け入れることで初めて、
それらのネガティブ体験を、本当の意味で
ポジティブに昇華できるようになり
その結果、人生に感謝できるようになるのかな
と、私は思ってます。
（だからこそ、それが腑に落ちるまでは
無理に感謝しようとしなくていいし、
無理にポジティブ変換しなくていいし、
というかソレは無理があるんですね汗）
その人のアイデンティティや
天職を掘り上げていく過程は、
まさにパズルのピースを一つ一つ
合わせていくようなもの。
皆さん、神がかり的に
完璧に合わさっていくので
セッションしていて、
いつも本当に興味深いです。
ただ、これを一人でやる場合は、
顕在意識が邪魔をすることが多いので
一人じゃ掘り下げられない、
思考で考え出すような答えしか出ない
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高橋 佳那
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