地元再発見ランニング♪ ~呑海寺、春日神社~ | 歴史男子(半ちゃん)が語る日常と歴史ロマン記

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今日は暑かったですね(;^_^A

 

暑さ耐性に多少、自信がありますが、今日は暑かった(><;)

そして、いつもより長く咲き誇った桜を散らす嵐が来るそうな(><;)

 

今年の桜も見納めですし、記念すべき地元巡り100記事目のネタと決めていた場所へ走りました走る人(もちろん自分の脚で(笑))

 

 

本日ご紹介するのは、こちら↓

徳島市中心部から北へ約10kmに位置する、呑海寺と春日神社。

場所は、徳島阿波踊り空港にほど近い、松茂町中喜来という地になります。

 

すぐ側を徳島の主要国道である国道11号線が走っており、交通量はメチャクチャ多いのですが、どちらも境内はひっそりとしており、まるで俗世と切り離されたようで、落ち着く場所です。

 

二つ並んでいますが、どちらにも歴史があり、ブログ始めた時から続いていれば、絶対100記事目はここと決めていましたルンルン

 

魅力いっぱいの地元のお蔭で、楽しくランニングしながら、100記事目まで続きましたルンルン

 

徳島大好きです(≡^∇^≡)

 

では、記事に(笑)

 

 

まずは、春日神社(かすがじんじゃ)

神社脇の電柱に、遠くない未来に起こるとされている南海(東南海)地震で想定される津波浸水の目印があります。

 

ここはパッと見た感じでは、海から遠く離れているのですが、旧吉野川の支流がすぐ側を流れており、もし津波が押し寄せたら…

 

なぜ津波の話に触れるのかと言いますと…

 

境内に江戸時代末の安政地震の敬諭碑が残されており、この地で何が起きたのかが記されています。

 

敬諭碑によりますと、地震で家屋が倒壊。火災の発生。

そして、地盤の液状化現象。

津波による田畑の冠水。

 

悲惨な状況が詳細に記されており、当時を生きた方々の苦労が見て取れます。

 

鳴門市と松茂町は、隣接していますが、どちらもサツマイモの名産地なのです。

全国的に展開している『なると金時』は、この地の産物です。

 

年間通して、海風による塩害が多くあり、土が砂混じりであることを利用した生きる人の知恵。

サツマイモは、土が柔らかい方が生育が良いので。

 

でも液状化現象や地盤沈下は、避けて通れない定め。。。

 

約160年前の大災害の痕跡は、現代を生きる人へメッセージとして継がれています。

 

 

次は、呑海寺(どんかいじ)

ここに残る歴史は、まさに人です。

 

 

~三木宗桂(みき そうけい)~

戦国時代(1579年)に、羽柴秀吉と播磨国の三木城で対峙した別所一族。

秀吉の兵糧攻めに敗れ、当主である別所長治が自害することで降伏を許されましたが、殉死した家臣の列に三木宗桂の父であり、三木郡宿原城主である別所敦豊がいました。

 

別所家滅亡、二年の流浪を経験し、松茂町中喜来に移り住み、庄屋となります。

どういう経緯かは分かりませんが、元武士であり、経済にも通じた人物であったのでしょう。

 

しかし、長宗我部元親の阿波侵攻により、土地は荒れ。

しかも、先に記載したように、土地柄的に塩害を受ける始末。。。

 

戦の費用を賄うため、年貢は高騰し、逃散したり、餓死する百姓も。

 

しかし、三好家滅亡後に入国した蜂須賀家もまだ阿波の内情把握が出来ていない状態でした。

 

それでも、一刻の猶予も無い状況に、三木宗桂は民を締め付ける検地反対を唱え、役人が聞く耳を持たないと悟ると…

なんと藩主である蜂須賀家に直訴しました。

 

検地を拒み、藩主へ直訴を行うという行為は、長年続く武士の封建制度の根本を揺るがす事態でした。

 

それでも、宗桂の主張は、正当なものであったため、藩主(蜂須賀家)に聞き入れられましたが…

宗桂は死罪になり、墓をつくることも許されませんでした。

 

いつの世も矛盾は付き物ですが、この手の話には、常に権力が付き纏います。

 

上に立つ者が、今までの矛盾を廃する覚悟もなく、ただ過去の事例に従って、正しいと分かっていながら処分する…

 

歴史大好きですが、上に立つ者の力量がどれだけ大切であるか。

それが仕事でも分かる立場になったので、この手の話には苛立ちます。

どうにも出来ない過去の話ですが、間違っていることを正す覚悟のない大将に価値があるのか…

 

徳島の過去の事例話をこちらに。

〇仁宇谷百姓一揆 ~権力に抵抗した人々~

〇猫神様参り ~正義は必ず勝ち、悪は必ず滅びる~

 

藩主や役人にも立場があり、民の意見を全て聞いていては、どうにもならないことは察することが出来ますが…

だとしても、それが仕事であり、それが上に立つ者の役目。

 

取り返しの付かない処分を下したあとでは、どうにもならないのに、その時に対処の手を抜くのは悪党と同じ。

 

歴史は現代にも通ずる観念を教えてくれます。

 

自分の周囲だけは、過った観念を持たないように諭せる人間になりたいものです。

 

~三木宗桂 辞世の句~

『引く綱の強きは国のためならず 民の憂いを世々に残して』

 

※測量用の綱を引くこと(厳しい検地を行うこと)は、(長い目で見ると)徳島藩のためにならない、民衆の不安・動揺を後世に残すだけである

 

 

暗くなったので、最後は明るいネタでルンルン

同じく呑海寺には、うなぎ供養塔があります。

 

過去には『鮎供養』の碑を掲載しましたが、人間が生きるために命を犠牲にしている動物達に感謝をしないとですね。

 

うなぎって、美味しいよねルンルン

明るい話題というか、美味しい話題になっちゃっいました(;^_^A

 

こんな奴には、制裁が必要なので、うなぎではありませんが、罰は受けておりますあせる

 

魚釣りも大好きなので、出掛けますが、夜釣りで『ハモ』が釣れたことがあります。

ハモって、もの凄い鋭い歯を持っており、かつ反射的に触れようとするものに噛み付きます。

 

これに指を二本、ガブッうお座

何とか離してくれましたが、驚くほどの大量出血。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

ハモの歯は、太くて鋭いので、サバイバルナイフで切ったみたいあせる

 

とまあ、懲罰は受けているので、ご勘弁を(;^_^A

 

 

散りゆく桜と、咲き誇る梨の花ルンルン

季節の移ろいを伝えてくれます。

 

 

そんな本日のランニング結果。

距離:45.59km

タイム:3時間41分

 

最近、走る距離がヤバいので、本日は久しぶりに脚が痛みました(><;)

それでも痛む箇所を庇って、パワーバランスを変えて走る力量が備わってきたので、大ケガせずに練習出来ています。

 

現状に満足せずに、もっと精進したいですが…

明日は大雨予報なので、たまにはゆっくりと休ませようと思います。

 

まあ、仕事も想定外に忙しいですしあせる