共有(持分や分割など)  いろいろな記述式7問  主に平成23教材で作成 | 記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

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文章理解(国語)の問題を、作成・投稿しています。
なお、投稿の年月日および根拠教材の年代には、ご注意ください。

共有(持分や分割など)  いろいろな記述式7問  主に平成23教材で作成

 

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 持分の売却  正誤判別2問   平成21・23教材で作成
 
<事例> A、BおよびCが、甲土地を共有(持分は3分の1ずつ)している。
___ ____ ____ ____ ___ ___


 <×例題1>

Aは、Bや C の同意を得なくても、自己の持分を売却したり、

自己の持分に抵当権を設定することができる。

 

類題:平15宅 問4 肢1

 

  ヒント
●●者の●●●●になっても、直ちに●●●●●●れるわけではないので、妥当で●●
●●権の一形態である持分は、●●●●●●の原則どおり●●●●できるため、[  ]
自己の持分は、「●●●●ごと」とは異なり、●●者の●●なく●●●●るから、

 

 解答例   41字
共有者の1人が変更になっても、直ちにBやCが害されるわけではないので、妥当である。
所有権の一形態である持分は、民法206条の原則どおり自由に処分できるため、正しい。
自己の持分は、「甲土地丸ごと」とは異なり、他の共有者の同意なく売却できるから、

____ ____ ____ ____ ____


 <×例題2>
AがDに自己の持分を売却した場合、買主 D は、その旨の登記をしなければ、
Bや C に対して持分の取得を対抗することができない。

 

類題:平16宅 問3 肢3

 

 ヒント
●●者の●●から●●●●た者にとって、●●●●者は●●●●の「●●者」にあたり、

 

 解答例  45字
共有者の1人から持分を買った者にとって、他の共有者は民法177条の「第三者」にあたり、

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 共有物(使用など)  設問逆行2問   平成20~26教材で作成   

______ ______ _______

 

 <正解と解説>
できる(民法249条)。
そうでなければ、不便だったり不公平だったりするからである。
たとえば、住宅の場合は、トイレを使えないのは不便だし、
自動車の場合は、エンジンを使えないのでは意味がない。

 

類題:平20行政書士試験 問33 肢ウ

 

 ヒント
各共有者は、●●●●●●●●あれば、●●●●を使用することができるのか。
共有者の●●は、●●物の●●につき、その●●●●●●をすることができるか。
●●の建物やは、●●が少ない者でも、その●●に基づき、●●●●●できるのか?

 

 解答例  39字
各共有者は、自己の持分の範囲内であれば、共有物全体を使用することができるのか。
共有者の1人は、共有物の全部につき、その持分に応じた使用をすることができるか。
共有の建物や車は、持分が少ない者でも、その持分に基づき、丸ごと使用できるのか?
______ ______ _____ _____ ______

 

<正解と根拠条文> 各3分の1と推定される(民法250条)。
解説:はっきりしないときは、いちおう、均等ということになる。

 

類題:

 

 ヒント 

●●●している場合で、●●●●●●なときは、各●●者の●●は、どうなる

 

 解答例  40字
3人で共有している場合で、持分の割合が不明なときは、各共有者の持分は、どうなる?

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分割の請求は?  説明作成1問  平成23教材で作成

 

共有物の分割請求は、いつでもできるのか。 また、その例外は?

(民法256条1項を根拠に考えればOKです。)

 

類題:平15宅 問4 肢4 ・ 平19宅 問4 肢3

   平23宅 問3 肢1

 

 ヒント

原則として●●●●できるが、分割●●●●の●●(●●●●)をすることもできる。

分割●●●●●(●●を●●てはならない)をしたときを●き、●●●●請求できる。

境界標等や●分割の●●の●●内(●●●●間)以外は、●●●●分割を請求できる。

 

 解答例  39字
原則としていつでもできるが、分割しない旨の特約(5年以内)をすることもできる。

分割しない特約(5年を超えてはならない)をしたときを除き、いつでも請求できる。

境界標等や不分割の特約の期間内(最長5年間)以外は、いつでも分割を請求できる。

 

 備考(民法908条)

ちなみに、遺言で遺産分割が禁止(5年以内)されることもあります。

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民法258条1項  クロスワード穴埋め1問  2021年イーガブで作成

 

1235を解答してください(4は解答不要です)。

 

■■■■■1■2■3   

■■■■■□■□4□□□□□ 

■■■5□□□□□□ _______

■■■■■□■□■□ | 民法

■■■■■□■□■□ | 258条

4□□□□□■■■■ | 1項

 

4物の2について4者間に3が調わないときは、その2を5に1することができる。

 

類題:平 問 肢

 

 ヒント

4は、キョウユウ(共有)です。

 

 解答例  44字
1セイキュウ(請求)、2ブンカツ(分割)、3キョウギ(協議)、5サイバンショ(裁判所)。

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分割の方法  正誤判別1問  平成23教材で作成

 

<◯×例題>

A、BおよびCが共有している物を分割する場合、

それ自体を分割(現物分割)しなければならない。

 

参考条文:民法258条2項

参考判例:昭62.4.22(森林法事件として、憲法の財産権のところでも登場します)

類題:平18宅 問4 肢3 ・ 平23宅 問3 肢2

 

 ヒント

現物を分割すると●●が著しく●●するようなとき●●●●など●●●●、妥当で●●。

「Aが●●で●●を取得してBとCに●●の価格を●●する」などの方法●●●●●●。

価格の●●●を●●で●●したり、共有物を●●してその●金を分ける方法●●●、●。

 

 解答例  40字
現物を分割すると価格が著しく減少するようなときは、競売などもありえ、妥当でない。

「Aが単独で全部を取得してBとCに持分の価格を賠償する」などの方法もあり、誤り。

価格の過不足を金銭で調整したり、共有物を競売してその代金を分ける方法もあり、×。

 

 裁判所サイト

 

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