本日身内がこちらの電話の詐欺に引っかかって個人情報を取られましたので共有します。

 

「NTTファイナンス」をかたった不審なSMSや訪問及び自動音声による電話にご注意ください(2023年8月25日更新) | 新着情報 | NTTファイナンス株式会社 (ntt-finance.co.jp)

 

ぜひ皆さんもご注意ください。

 

■詐欺電話の流れ

1.14時頃にNTTを語る自動応答電話で、「こちらはNTTです。料金未払いのため電話が停止します。不明点があれば9番をおしてください。」というような電話がかかってくる。

 ⇒ 自動応答でNTTということと、電話が停止すると不安感をあおること、聞いている側にアクションをおこさせることで、NTTにつながると無意識に信じさせる効果があります。

 

2.番号を押すと、オペレーターにつながり本人確認のために名前と生年月日を聞かれる。今回の場合は契約者が電話に出た人と違ったため、契約者の名前と生年月日も聞かれました

 

今回はここで電話が切れましたが、電話番号、氏名、生年月日、世帯構成の情報が取られたことになります。

 

 

怪しいメッセージや電話であれば不信感を持ちますが、自動応答のメッセージで連絡があると、その不信感が少なく、なおかつ不安感や緊急感を煽る効果が強いと思います。

 

皆さんも十分にご注意ください。

 

なお、仮に個人情報を伝えてしまった場合は情報が悪用されて、今後詐欺の電話がかかってくるリスクが高いため、最寄りの警察署に相談の上、電話番号を変更することをお勧めします。

先日読んだ「世界一流エンジニアの思考法」に紹介されていた「超一流が実践する思考法を世界中から集めて1冊にまとめてみた」を読み始めました。

 

 

タイトルの通り、いろいろな学問や研究で使われている法則や思考法を集めた本なのですが、その第一章「選択の思考」では、物事を正しく判断するための様々な思考法が紹介されています。

 

まさにこの内容が、フェイクニュースや、陰謀論、また偏った情報があふれている現在のネットを見るのに、私が参考にしている思考法が網羅的に紹介されていたので、紹介したいと思います。

 

①根本的な帰属の誤り、確証性バイアスなどの認知バイアスに気を付ける

⇒ 特にネットでは自分が欲しい情報、自分の考えを補強する情報が提示され安い環境にあります。(フィルダーバブルやエコーチェンバー効果を前提にする。)

 本当にそうなのか、自分の意見と矛盾する情報やデータはないか、認知不協和で誤った見方をしていないか、反対の意見が正しくないかを常に意識、検証する必要があります。

 

②グレー思考を取り入れる

⇒ 世の中の出来事や判断は100%正しいということはありません。ある一面では相反するAとB両方の理論が成り立つ場合があります。

  どちらの可能性もあり得ることを常に念頭に置いて考え何かを断言している意見には十分に気を付けます

 

 

現在のような変化の激しい時代は、一見して、分かりやすい意見、直感的に正しいと思えるものを受け入れがちです。

 

判断を急がずにじっくり考え続けること、多面的に物事を見ることが必要な時代だと感じています。

 

今回は「世界一流エンジニアの思考法」を紹介します。

 

 

 

  評価(A~C)

B+

 

  概要

日本からアメリカのマイクロソフトに転職した著者が、一流のエンジニア達と一緒に仕事をする中で身に付けた、効率的に成果を出す「考え方」を紹介している本です。

 

第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう?―生産性の高さの秘密

⇒ 実は自分と比べてそこまで能力に差がないと感じる同僚たちが圧倒的な生産性を誇っている理由について書かれています。
第2章 アメリカで見つけたマインドセット―日本にいるときには気づかなかったこと

⇒ バグ調査やプログラム開発でアメリカの一流エンジニアがどのように取り組んでいるかが書かれています。
第3章 脳に余裕を生む情報整理・記憶術―ガチで才能のある同僚たちの極意

⇒ 膨大なシステムの理解や、新しい技術知識をどうやってマ難知恵イルカが書かれています。
第4章 コミュニケーションの極意―伝え方・聞き方・ディスカッション

⇒ 米マイクロソフトでのエンジニアたちのコミュニケーション術、著者の工夫が枯れています。
第5章 生産性を高めるチームビルディング―「サーバントリーダーシップ」「自己組織型チーム」へ

⇒ 主にチームリーダー、組織開発の仕方について書かれています。
第6章 仕事と人生の質を高める生活習慣術―「タイムボックス」制から身体づくりまで

⇒ 著者の仕事+私生活で充実度を高める取り組みが書かれています。
第7章 AI時代をどう生き残るか?―変化に即応する力と脱「批判文化」のすすめ

⇒ 生成AIによる多き間変革の時代に生き残る方法と、日本の批判文化への提言が書かれています。

 

  感想

最近は生成AIを勉強していますので、その参考なればと思って買ってみました。

 

私も15年程度現場にいたので、前半の内容は、現場で大手SIerの方とお仕事させていただく中で、自然に身についていたものが多く、頷きながら読んでいました。

 

後半は知識で知っていたり、なんとなく理解や共感できる内容が多かったです。

やはりアメリカの話なので、日本の現場では全てをまねするのは難しいと感じました。ただ、一部でも参考になると思います。

 

総じて、すぐに実践するのは難しいと思いますが、若手SEにはこれから参考になることが多いので、一読しておいて損はないと感じました。

 

逆にSEの方以外にはそれほど得るものはないと思いました。

 

余談ですが本で紹介されていたいかが面白そうなので早速注文しました。

 

 

  こんな方におすすめ

・若手SE、プログラマーの方

・SEとしてスキルをアップしたい方

・アメリカの一流エンジニアの思考法や行動を知りたい方

 

 

最近「プロンプト26の原則」という情報が公開されていましたので、実際に触っている経験を踏まえて解説します。

⇒ 元の記事はこちら

 GPT-4の回答を向上させる「プロンプト26の原則」、220以上の生成タスクが実行可能なマルチモーダルモデル「Unified-IO 2」など重要論文5本を解説(生成AIウィークリー)(テクノエッジ) - Yahoo!ニュース

 

1. 礼儀を省く:「お願いします」などの礼儀用語は不要。

⇒ あまり丁寧になりすぎると無駄だし混乱するのですが、前向きに話した方がよい結果が得られるという話もあります。(程よく丁寧がよいかと)


2. 対象者を明示:「専門家向け」など、返答を受け取る対象者をプロンプトに明示。
⇒ これは基本的に必要だと思います。対象者を示すことで、回答内容や粒度に影響します。詳細を求める場合は、「初心者でもわかるように」のような言い方がよいと思います。

 

3. 複雑なタスクの分割:複雑なタスクを簡単なプロンプトに分ける。

⇒ これもその通りだと思います。「AをやってBをしてください。」はうまくいかないことが多いので、「Aをやってください」→「Bをやってくださいと」と2回に分けた方が意図した回答が得られます。


4. 肯定的指示の使用:否定的な言葉ではなく肯定的な言葉を使用。
⇒ これは「○○しないでください」ではなく「○○してください」という言い方の方が伝わりやすいということです。(人間と同じです)。

 

5. 明確化のための指示:「簡単な言葉で説明して」「中学生にも分かるように説明して」など。
⇒ 2の解説と同じです。

 

6. 報酬の提示:「良い解答には報酬を出す」と示す。
⇒ 今回初めて聞きました・・・AIが学習した文章が報酬を示された場合に文章量が多い傾向があれば、そういうこともあるかもしれないと思いました。

 

7. 事例を提示:既存の事例を使用。

⇒ これもよく使ってうまくいくケースが多いです。ただし、示した事例をそのまま回答してくることもあります。


8. プロンプトのフォーマット:「###Instruction###」で始め、適宜「###Example###」や「###Question###」を含める。

⇒ 単純に「# 依頼事項」「# 前提条件」など命令を分類して説明するだけで、精度が上がります。


9. 明確なタスク指示:「あなたのタスクは」と指示。

⇒ アウトプットは明確に示した方が認識のずれはなくなります。


10. ペナルティの提示:「ペナルティあり」と伝える。

⇒ 7の解説と同じ理由と思われます。


11. 自然言語による回答指示:「自然言語で回答して」と指示。
⇒ いままで困ったことはありませんが、自然言語以外(プログラム?)での回答を解説してほしいときとかでしょうか。

 

12. 先導的な言葉の使用:「ステップバイステップで考えて」と指示。

⇒ これはかなり初期から言われているものです。複雑な命令の精度を上げたいときに効果的です。


13. 偏見の排除:「偏見を持たず、ステレオタイプに依存しない」と指示。

⇒ 使ったことはありませんが、いろいろなアイデアを欲しいときに指定するとよいと思いました。

 

14. ユーザーとの対話促進:問題解決までモデルに質問させる。

⇒ 以前あったのは「最高の結果を出すために質問があればどんどん質問してください。」という文言です。

  実際に質問がなかったので使わなくなりましたが、場合によって使ってもよいかもしれません。


15. テストを含む指導:テストを出してもらい、自分の理解度を試す。

⇒ 先生がよく使っているプロンプトです。受講者向けに問題を考えてもらうのにも使えます。


16. モデルへの役割割り当て:モデルに特定の役割を割り当てる。

⇒ 「あなたは○○です」という役割を与えることで、回答精度が上がります。


17. デリミターの使用:特定の区切り文字を使用。
⇒ 8の解説と同じです。

 

18. 繰り返しの使用:特定の単語やフレーズを複数回使用。

⇒ 「あれ」や「それ」「以前の方法」などが勘違いすることが多いので、同じ言葉を使って認識がずれないようにした方がよいです。それでもズレることがあるので、その場合は誤りを指定して「こういう指示だからこうしてください。」と補正します。


19. 思考の連鎖:中間ステップを生成し、事例を組み合わせる。
⇒ よくわかりませんが、手順を複数個に分けて、それを応用するという意味でしょうか。

 

20. 出力プライマーの使用:期待される出力の始まりでプロンプトを終える。
⇒ 例えば「# 依頼」「# 条件」「# 出力形式」と書いて、最後に「# 出力」として依頼し、以降をAIに書いてもらうイメージです。

 

21. 詳細なテキストの作成指示:「詳細に書いて」と指示。
⇒ AIの回答が粗いときや少ないときに効果的だと思います。

 

22. スタイル変更の防止:「スタイルを変更しない」と指示。

⇒ 使ったことはないですが、回答フォーマットをAIが勝手に変更しないようにする文章だと思いました。(勝手に変更することもあります。)


23. 複数ファイル対応のコーディングプロンプト:複数のファイルにまたがるコーディング作業の効率化のために、自動的に新しいファイルを作成し、生成されたコードを適切なファイルに挿入するスクリプトを作成することを提案。

⇒ プログラミング作成に関する文章だと思います。普通にやり取りする分には関係ないと思います。


24. 特定の言葉でテキストを続ける:「与えられた言葉で完成させて」と指示。
⇒ 指示の中に言葉の利用に関する条件がある場合に必要な命令だと思いました。

 

25. モデルの要件の明示:コンテンツを制作するためにモデルが守らなければならない要件を、キーワード、規定、ヒント、指示などの形で明示。

⇒ 8と同じです。


26. サンプルに基づくテキスト作成:提供されたサンプルに基づいて同じ言語で書くよう指示。

⇒ よく使う回答例を示す指示の仕方だと思います。

 

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ということで、AIの使い方をより詳しく知りたい方は以下のセミナーや動画もぜひご活用ください!

 

・Copilot入門講座のサマリ動画

 

 

 

 

 

もっと詳しく知りたい方は、ぜひセミナーをご活用ください!

 

・「Copilot入門講座」

MicrosoftチャットAIで業務効率化!今すぐ使える最新活用術 / 仕事術アドバイザー 杉本 (street-academy.com)

 

 

今年は諸事情でほとんどブログを更新できませんでしたが、そんな中でもAIに関する情報収集と実践は継続して取り組んでいます。

 

去年のChatGPTを皮切りに始まったAIの進化は革命的で、IT業界に20年以上いる自分としても、インターネットやWindows以来の大きな変化だと確信しています。

 

12月に公開された大手銀行のレポートでも触れられていましたが、この変化は電気の普及に近いもので、これから3・4年で仕事やプライベートの環境がAIによって大きく変わると思っています。

 

というこで、今年の冬休みのAIに関する宿題は以下です。

・AIに関連した情報の整理

・AIの新機能を試してみる

・AIを使った資料やサイトの改善

・AIのノウハウをセミナー資料への反映

・その他AIについてやってみたいことをできるだけ試してみる

 

正直スピードが速すぎてついていけてない状況ですが、少しずつでも経験をためて、AIを使いこなせるようになりたいと思いますグー

 

AIに興味をお持ちの方は、下記オンライン講座(1時間&1500円)で、最新情報とすぐに使える仕事でのAI活用法をお伝えしていますので、お気軽にご相談くださいニコニコ

 

MicrosoftチャットAI活用講座