今回は「世界一流エンジニアの思考法」を紹介します。

 

 

 

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  概要

日本からアメリカのマイクロソフトに転職した著者が、一流のエンジニア達と一緒に仕事をする中で身に付けた、効率的に成果を出す「考え方」を紹介している本です。

 

第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう?―生産性の高さの秘密

⇒ 実は自分と比べてそこまで能力に差がないと感じる同僚たちが圧倒的な生産性を誇っている理由について書かれています。
第2章 アメリカで見つけたマインドセット―日本にいるときには気づかなかったこと

⇒ バグ調査やプログラム開発でアメリカの一流エンジニアがどのように取り組んでいるかが書かれています。
第3章 脳に余裕を生む情報整理・記憶術―ガチで才能のある同僚たちの極意

⇒ 膨大なシステムの理解や、新しい技術知識をどうやってマ難知恵イルカが書かれています。
第4章 コミュニケーションの極意―伝え方・聞き方・ディスカッション

⇒ 米マイクロソフトでのエンジニアたちのコミュニケーション術、著者の工夫が枯れています。
第5章 生産性を高めるチームビルディング―「サーバントリーダーシップ」「自己組織型チーム」へ

⇒ 主にチームリーダー、組織開発の仕方について書かれています。
第6章 仕事と人生の質を高める生活習慣術―「タイムボックス」制から身体づくりまで

⇒ 著者の仕事+私生活で充実度を高める取り組みが書かれています。
第7章 AI時代をどう生き残るか?―変化に即応する力と脱「批判文化」のすすめ

⇒ 生成AIによる多き間変革の時代に生き残る方法と、日本の批判文化への提言が書かれています。

 

  感想

最近は生成AIを勉強していますので、その参考なればと思って買ってみました。

 

私も15年程度現場にいたので、前半の内容は、現場で大手SIerの方とお仕事させていただく中で、自然に身についていたものが多く、頷きながら読んでいました。

 

後半は知識で知っていたり、なんとなく理解や共感できる内容が多かったです。

やはりアメリカの話なので、日本の現場では全てをまねするのは難しいと感じました。ただ、一部でも参考になると思います。

 

総じて、すぐに実践するのは難しいと思いますが、若手SEにはこれから参考になることが多いので、一読しておいて損はないと感じました。

 

逆にSEの方以外にはそれほど得るものはないと思いました。

 

余談ですが本で紹介されていたいかが面白そうなので早速注文しました。

 

 

  こんな方におすすめ

・若手SE、プログラマーの方

・SEとしてスキルをアップしたい方

・アメリカの一流エンジニアの思考法や行動を知りたい方