【カウンセリングルーム「アンフィニ」/名古屋市中区】
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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^
さて、今回は「インパクト」について。
皆さんは、学校に行きましたか?
そこでよかったことは何ですか?
就職はいかがでしたか?
そこでよかったことは何ですか?
嫌だったことはなんですか?
話は変わりますが、
時代は様々な変化をしています。
例えば、昭和の団塊世代の高度成長期には、
20代くらいで結婚して、男性は働き、
女性は家事をして、今でいう不平等やハラスメントの理不尽もあったでしょう。
私は第二団塊世代ですが、
私の時代もまだまだその名残はある時代で、
今思い出しても、おかしな教師のおかしな理不尽はたくさんありました。
人々は、そういった時代を生きて、
「おかしいんじゃないか?」
「海外の文化と比べたら時代遅れだ!」
と、変化を求め声を発します。
その際に、ほぼ間違いなく、
"新しい変化の言葉のインパクトは強い"
ということが起きます。
例えば、、
「学校の制服は男女同じがよい!」
「夫婦別姓を認めたほうが良い!」
「管理職は男女同比率のほうが良い!」
こういった新しい風潮に声を発し、
それに頷くことが、どちらかといえばインパクトが強く、
少数派に寄り添っているような革新派に見えます。
多様性であるとか、個性の尊重、自由な生き方、
もちろん大事ではあるとは思います。
しかし、その類で。。
「学校なんて行かなくていい!」
「会社なんて無理せず辞めてしまえばいい!」
こういった風潮も"新しさ"ではあるとは思いますが、
その発言に「安直さ」や「承認されるため」や「自分の欲求の投影」をしている人は、
少なくないようにも思えます。
新しい発想や、斬新な意見は、
どんどん私たちの目に届くようにはなっていますが、
それはどちらかといえば、インパクトの強いものが優先されます。
また、残酷であったり、生死に関することもインパクトが強いです。
コメンテーターでテレビに出るような、不登校経験者などは、
どちらかといえば、少数派の成功者が多いですよね。
会社を早々に辞めて起業したようなコメンテーターも、
どちらかといえば、少数派です。
イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズのような、
発達障害かもしれないけど、大成功した人も、
極々稀な少数派です。
そういった少数派の成功者のような人の意見は強く、
少数派の不幸を感じているあるジャンルの人たちは、
救われたような気持ちになって、「それでいいんだ!」と思ってしまうかもしれません。
最近では、"メタバース登校"といった、
ブラウザでログインして、インターネット上でアバターによる登校が、
できるようなものもあります。
でも…そんなの意味があるんですか…?
ただの大人のビジネスチャンスになっているだけのような…。
新しい発想や、斬新な意見は、
どんどん私たちの目に届くようにはなっていますが、
時代はもっとゆるやかです。
不登校になって、フリースクールやリモートの学校に行っても、
今度、その先に待っているのは社会です。
就職して、上司と合わないとか理想と違うと辞職しても、
再度、その先に待っているのは社会です。
社会とは、ひとりでは成り立たない場です。
▶人とコミュニケーションを取れない。
▶気分にムラがある
▶ストレスに過度に弱い
▶興味が無いことに取り組めない
▶嫌ならもっと違う場を探せばいい
これらを「OK!」と軽々しく言ってしまうことは、
一見優しく見えますが、無責任で残酷ですよね。
昨年の、小・中学校における不登校児童生徒数は346,482人。
「仕方ないね。」
で、済む人数に私には見えません。
義務教育とはどんな場所なのか?
知識を得るだけの場所なのでしょうか?
変化することの否定ではありません。
ただし、どんな問題でも、多種多様なグラデーションがあるというのは真実。
それをひとまとめにして、インパクトのある言葉が出回ってしまう現代は、
慎重にならなければ、恐ろしいなと私は思います。
いつも有難うございます。
自分だけ?と思ったときはアンフィニへ!
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ご予約は052-253-5040まで!
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