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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^
さて、今回は「語る」について。
皆さんは、最近誰かと語り合いましたか?
語り合っていませんか?
【語る】…話す。特に、まとまった内容を順序だてて話して聞かせる。
【話す】とも同義語ですが、
何だか【語る】のほうが、切々として、
深く感じます。
テーブルを囲んで語り合う。
焚火を囲んで語り合う。
思い出の場所で語り合う。
こういったシチュエーションが似合った言葉です。
ちょっとくらい話すというのはある事でしょうけど、
語り合うというのは、現代では減りつつあることかもしれません。
ハードルが高く感じている人もいるでしょう。
「どうせわかってもらえない。」
「相手の話題にすり替えられちゃう。」
「否定されたくない。」
孔子の『論語』にこんな言葉があります。
「子曰く
与に言うべくして これを言わざれば人を失う。
与に言うべからずして これと言えば言を失う。
知者は人を失わず 亦た言を失わず。」
語り合うべき人と、ちゃんと語り合わないのは、
友を失うことになります。
語るに足りない人と、言葉を尽くして語るのは、
言葉を浪費することになります。
どちらも真理ですね。
言葉を大切にするということは、相手との関係を大切にすること。
ただし、全ての人と言葉で分かり合う事は難しいことです。
せめて語り合える人との対話は、
ちゃんと大切にできるようにしたいですよね。
感情が破城してから言葉をぶつけて、「わかってもらえない!」というのはエゴ。
日常での言葉の語り合いこそが、人と人のつながり。
言葉にしなければ、結局のところ伝わらないのです。
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