彼方に幸福があると思って、探しに行く人間たちは？

さて、今回は「足元」について。

皆さんは、幸せですか？

幸せはどこにあると思いますか？

飢餓や危険で、命を失うことが少なくなり、

法や人権などが整備されています。

多くの人が求めることが「幸せ」となっています。

勉強してお受験していい大学に入りたい。

素敵な人と結婚したい。

いい会社に入って出世したい。

お金を稼いで老後を安心して過ごしたい。

いつか海外に住んで楽しく過ごしたい。

これらは皆、幸せを望んでのことです。

「山のあなたの空遠く「幸」住むと人のいふ。
　噫、われひとゝ尋めゆきて、涙さしぐみ、かへりきぬ。
　山のあなたになほ遠く「幸」住むと人のいふ。」

ドイツの詩人カール・ブッセの詩です。

彼方に幸福があるというので、探しに行ってみたけれど、
見つけることができずに涙ぐみつつ帰ってきた。
山のはるか遠くに幸福が住んでいると人は言う。

そういった意味です。

先ほどの例のように、

共通しているのは、「未来」に幸せを見出していることです。

遠目なのです。

もちろん、先のことに備えて、

目標や課題を持つことは、生きる上で必要なことかもしれません。

しかし、「未来」ばかり見ていると、

今、手元にあるものに気づかないかもしれないということです。

挨拶を交わす相手がいるということ。

ありがとうを言えることがあること。

笑う時間があること。

約束する相手がいること。

心配してくれる人がいること。

これらのことは、幸せですよね。

それよりも「未来」のことばかりを見ていると、

「今」あるものに気づかなかったり、

「今」あるものに疎かになったりすることがあります。

「未来」につながっていない「今」はありません。

気づかなかったり、疎かにしている「今」があるなら、

今一度、自分の手元にあるものに意識を向けてみましょう。

いつも有難うございます。

未来に不安を抱えているときはアンフィニへ！

ご予約は052-253-5040まで！