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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^
さて、今回は「精神医学」について。
皆さんは、自分の間違いを認めるのはできますか?
それとも苦手ですか?
前回、心の世界のはじまりの重苦しいハナシでしたが、
今回もなかなか重苦しいハナシです。
精神医学はチンパンジーにやった脳外科の実験から、
精神外科という形になっていきました。
つまり、脳の一部を切り取ったりいじったりするのです。
精神外科を始めた、神経科医エガス・モニスは、
やがて1949年にノーベル生理学・医学賞を受賞することとなります。
それくらい精神外科は世界に広がりを見せました。
精神外科手術は、外科医と麻酔医、外科手術の設備が必要でした。
それを精神科医単独で行えるようにしたのが、
精神科医ウォルター・フリーマンの「ロボトミー」手術だったのです。
なんと、アメリカで精神疾患の患者、4万人が受けた手術です。
これがまたエグい手術で、
強い電気ショックを頭に繰り返し、昏睡状態で意識を失ったところに、
アイスピックのようなものを瞼の裏から差し込み、
脳まで到達させ、脳の一部をいじるのです。
この手術に手ごたえを感じたフリーマンは、
全米を渡り歩き、「ロボトミー」を広めました。
精神科医一人でできる手術は急速に広まりを見せました。
フリーマンは名声に酔いしれました。
中には、精神疾患から回復を感じたものもいましたが、
数多くの障害事例があったのです。
やがて、凶悪犯などに行われるようにもなっていきました。
記憶障害、感情障害、運動障害など日常生活が困難になってしまうことも。
でも、フリーマンは失敗事例に目を向けませんでした。
そして、失敗事例を研究する医師によって、
失敗事例から、脳の色々な機能が判明していくのです。
やがて、「ロボトミー」は、死亡事故を起こし、
悪魔の外科手術は終焉を迎えることになります。
そして現代のような、問診による診断方式になりました。
「失敗」を「失敗」と受け止め、
そこから学ぶことができたなら、
ものごとは成長を遂げることができます。
失敗とは成長の糧なのです。![]()
いつも有難うございます。

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